感染症対策IoTソリューション「SensorCorpus IC」の開発支援 | 開発事例 | 株式会社Fusic(フュージック)| 福岡よりシステム開発によるソリューションを
感染症対策IoTソリューション「SensorCorpus IC」の開発支援
https://fusic.co.jp/works/40
採用インターンの土橋です。
今回はFusicの『部門長インタビュー』ということで
先進技術部門の部門長である濱野にインタビューを行いました!
「先進技術部門」って何?
どんなことをしているの?
など部門にフォーカスした内容になっています!
また「チーム全体のため」「メンバーそれぞれのため」と日頃から考えている濱野。
そんな彼の本心も聞き出しているので、ぜひご覧ください。
インタビュイープロフィール
■濱野 泰明 (https://fusic.co.jp/members/41)
福岡県北九州市出身。大学院では機械工学を学び、2016年3月に新卒としてFusicへ入社。最初の1年間はWeb エンジニアとして、その後は機械学習エンジニア兼Webエンジニアとして活躍。2022年に先進技術部門の部門長に就任。
2017年にFusicとして機械学習に取り組み始め、2019年に先進技術部門が立ち上がりました。そのため、社内の部門としては歴がまだ浅い部門です。IoTチーム、機械学習チーム、先端技術チームの3つから成り立っています。お客様の課題や要望に合わせたシステムの受託開発や、新たな技術領域に積極的に挑戦しています。
IoTチームが5人、機械学習チームが6人、先端技術チームが8人、そして部門長の私を合わせて20人とFusicのなかでは一番規模が大きい部門です!
IoTチームは、IoTのバックエンドシステムの開発やIoTデバイスのプロトタイプ開発を行っています。パートナーであるSORACOM(株式会社ソラコム)様とプロジェクトを進めることも多いです。Fusicのオフィスには、会議室の使用状況やオフィスの開閉を教えてくれるIoTシステムがあり、これらはIoTチームによって制作・運用されています。
◆IoTチームの開発事例はこちら!
『株式会社インフォコーパス様と感染症対策サービスの開発』
『TOYO TIRE株式会社様とタイヤセンシングアプリケーションの開発』
機械学習チームは、機械学習モデルの開発や推論環境の構築、学習機構の構築など、機械学習に関わる様々な案件に取り組んでいます。画像処理・自然言語処理・音声合成などさまざまなドメインの問題に対して、適切な前処理やモデルを選択し、精度向上を試みます。
最近では音声合成技術を利用し、『秘密結社 鷹の爪』のキャラクターである吉田くんの音声合成モデルを開発したり、81歳の高齢者を想定した『サヨ子コーパス』という音声コーパス(*)を公開したりしました。
(*)音声の研究開発に使われる音声や発話を集めたデータセット(集合体)のこと
AI吉田くんがYouTubeに登場しているので、ご覧ください!
◆機械学習チームの開発事例はこちら!
『ヨクト株式会社様とヨガポーズの推定システムの開発』
先端技術チームは、2023年7月に生まれた新しいチームで、衛星画像解析やGIS情報を利用したソリューションの開発、3Dシミュレーション周りの技術探索を行っています。Fusicの技術の新しい柱を見つけるべく、日々邁進しています。
◆先端技術チームの取り組み事例はこちら!
『非常用設備の3D空間上で訓練可能なデモンストレーションシステムを開発』
株式会社Fusicとマップボックス・ジャパン合同会社がパートナー契約を締結。「フィールド×IT」による革新的な地図情報サービス開発と提供を目指す。
1番の特徴は会社のいろんな人を巻き込んで仕事するところですかね。
Fusicではお客様にリピートしていただくことや、パートナー企業様からの紹介でプロジェクトが始まることが多いです。しかし、先進技術部門は2019年に新設された部門ですので、お客様と接点を持つために展示会に参加するなどの「新規顧客開拓」も行なっています。
展示会へ出展するときは、営業チームをはじめFusicのいろんなメンバーを巻き込んで参加します。そこでは過去の成功事例の紹介や、お客様の課題に対する解決策の提案を行い、初めてFusicを知ってくださった方との接点を築きます。 このようにお客様との最初の接点を作るために活動しているのは、この部門ならではの特徴です。
展示会の様子はこちら↓
やはり広く色々なことができることが特徴ですね。 これを、Fusicでは技術結合力と呼んでいます。
AIにフォーカスするとAIの最先端を行く会社がありますし、IoTにフォーカスするとIoTデバイスを作ることができる会社も多く存在します。このように各分野にはスペシャリストがたくさんいますが、複数の技術を繋ぎ合わせて使いやすいシステムを作ることができるのが、Fusicの強みだと考えています。
例えば機械学習チームの場合、モデルの開発からAPIの作成、それらを活用したWebシステムの構築まで一気通貫で行うことができます。システムを使うお客様視点までも考慮し開発ができるというのが、このチームの強みですかね。
部門全体を「いかに短い時間で大きな成果を出すか」という観点から見て、時間の使い方や組織の状態など、さまざまな要素を常に最適な状態に保つことを心がけています。
例えば、メンバー同士を繋ぐアンテナを常に張り巡らせています。1on1などでメンバーとコミュニケーションを取っていると、それぞれの目標ややりたいことが重複していることに気付きます。そういったメンバーを繋げて力を束ねたり、困っていることに対して障壁を取り除いたりできるように常に心がけています。
実際のプロジェクトを通して、『技術と社会の架け橋』を体現するチームです。技術について常に最先端を追うのは難しいですが、少なくとも最先端の人の背中が見えるようにキャッチアップを続けています。
一方で、世の中の多くの人は最先端の技術を知らないので、最先端の技術を使いこなすお手伝いも重要です。その技術がお客様にとって武器になり、さらなるビジネスチャンスに繋がる可能性も秘めているからです。
今お客様に、「ChatGPTというAIがあって、これを使うと仕事が早くなる可能性がありますよ。」と言っても、みんな既に知っています。でも、「RAG(*)を使うと仕事が早くなる可能性がありますよ。」と言ってもピンとこない人も多いですよね。どこまでが一般的でどこからが説明が必要な領域なのかを把握しつつ、「RAGを使うとたくさんのドキュメントを読んでシステムが答えを返してくれるようになります。論文やマニュアルと会話出来るイメージです。」などとわかりやすい言葉でご紹介しています。
(*)大規模言語モデル(LLM)に外部情報の検索を組み合わせて、テキストの回答精度を向上させる技術
もし直接開発に繋がらなくても、提案できることがあれば『技術と社会の架け橋』として伝えていきたいと思っています。このマインドはFusicの中でも、特に先進技術部門のメンバーには持っていてほしいですね。
以上、濱野のインタビューをご覧いただきました!
「メンバーがやりたいことを叶えてあげたい」と考え、チームメンバーとの1on1の時間をとても大事にしている濱野。そんな濱野率いる先進技術部門はさらに、拡大を目指していきます!
興味がある方は、「話を聞きにいきたい」ボタンから覗いてみてください