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「こんなにも社会について楽しく教えてくれるなんてすごい!」と先生に憧れ教師を目指した彼女が、地域と出会い、これから先の自身の未来を作る場所としてFoundingBaseを選んだ理由。

古野 菜奈美(Furuno Nanami)/Contents Director / 平生team
1997年生まれ。福岡県嘉穂郡出身。教員免許取得のため福岡県立大学に入学するも、地域活性化のサークル活動に夢中になる。筑豊発祥炭坑節を通した魅力発信のサークル活動の影響で「地域」というキーワードをもとに、「コープさが生活協同組合」へ2019年新卒入協。トラックでの個人宅配業務を経て、営業へ異動。地域の魅力を発信していくまちづくりにより深く関わりたいと思い、2022年6月FoundingBase入社。山口県平生町にて関係人口創出事業に携わる。

先生に憧れ先生になろうとした学生時代

中学1年生の一学期の社会科の期末テストで一位をとったことがきっかけで、社会科が大好きになりました。
「こんなに社会を楽しく教えれるなんて先生すごい!私も先生みたいになる!」と、先生になることを志します。

ただ私は空気が読めないタイプの子で、正直に言いすぎたり冗談も真に受けてしまったりして少し浮く存在でした。
嫌がらせもあり私が納得できず苦しいときは、先生たちはよく話を聞いてくれていました。ですが、先生たちの言葉に表面上は頷いても「なんでそんな事言うん?」って心のなかでいつも反論してました。

だからこそなのか「社会の授業を楽しく教えるだけじゃなくて、生徒の支えになる先生になりたい」という想いを強くしたのを覚えています。

高校生活は素敵な先生たちとの出会いがたくさんあり、先生になることに夢中の私にとって幸せな三年間でした!
残念なことに(今思えばラッキー笑)、中学の時から決めていた志望校は前期試験で落ちてしまいます。
後期試験で、教員免許を取れて学費が安い&先生のお墨付きということで決めた福岡県立大学に合格し、晴れて大学生になります。

筑豊の魅力発信に魅了された学生生活

教員になるぞ!と入った大学で夢中になったのは、「地域活性化」でした。
筑豊発祥の炭坑節を現代風にPOPにアレンジして踊るサークルに入り、町のイベントやお祭りで踊って筑豊をPRする活動に専念。

社会人との合同サークルだったので、このサークルの繋がりから他の地域活性化活動にも関わりました。地元筑豊にこんなにキラキラした大人がいることに本当に衝撃を受けました!

仕事じゃないのに全力でやって、心から楽しんでこの町が好きだ!ということが滲み出ている大人たちに魅了されました。このときから「キラキラした大人」が私のなりたい姿となります。

サークル活動の中で「地元の人ほど魅力を知らない。自分の地域に自信を持って欲しい」と強く思うようになります。
しかし福岡の筑豊にしか住んだことのない私が筑豊の魅力を語ってもいけない気がして、すごく葛藤していました。

元々抱いていた先生への道も、社会を経験したこともないのに社会について語る先生にはなりたくないと思い、一旦保留にし就職の道へ進みました。
大学三年生に参加したふるさとワーキングホリデーがきっかけで佐賀県の「コープさが生活協同組合」に入協します。

テコンドーがあったから続けられた社会人

先生の夢から地域活性化に夢中になった私でしたが、社会人になってからは会社の先輩に勧められ始めた「テコンドー」にハマります。
テコンドーは誰も知り合いのいない、初めての一人暮らしをする私にとって日々を充実させるものであり、心の拠り所でもありました。

テコンドーの先輩たちはいつも私の欠点を見透かしたように、突き刺さる言葉を投げてきました。
「人生一度しかないからしたいことをしなきゃ」
「他責にするな自責で考えろ」
「悩むな。まず行動してやってみろ」

先輩に何かを言われやってみるたびに、不貞腐れながらも取り組んで意外にも楽しくてハマるということを何度も繰り返し、たくさんの経験を積みます。(農業用倉庫をフィットネスジムにDIYしたのは一番楽しかったです。)

本業のコープはというと、正直トラックでの個人宅配業務は二週間で飽きてました笑。キラキラした大人になるため楽しく働きたかった私は、地域の人と楽しく過しつつ業務成績を伸ばすという目標をいくつか立てました。

その目標達成のため毎月広報チラシを作っておすすめ商品やわたしの小話を書いていました。「毎月家族みんなで楽しみにしているよー。」との声や成績として良い反応が返ってきたりして嬉しかったです。
実際に私が配達するから生協に加入してくださる方も居て、異動の時会えない人からもお礼の置き手紙をいただくこともできて楽しすぎる業務でした。

仕事も楽しくテコンドーも充実していましたが、ほぼ毎日言われていた「人生一度しかないからしたいことしなきゃ」の言葉の影響で、奨学金を払い終えた私は本当にしたいことはなにか考え転職を決意しました。

人の言葉ではなく自分でどう生きるかを考える

自分はつぎ何をしようかと考えたとき、地元の人たちに「自分のまちってこんなに素敵だよね」って伝えていく活動に参加して生きていきたい、と思いました。

中途半端にしたくないなと思い転職先を決める前に辞める期日を決めます。猪突猛進なんです笑。
地域活動にもたくさん参加し、色んな人と会って話し、転職活動も業界を絞らず「地域活性化」をいうところは見まくり、地域おこし協力隊を調べ、NPOを探して、探しまくってFoundingBaseに出会います。

FoundingBaseの面接でコープで楽しく働くために工夫した話をしたときに、「平凡を非凡に努める」というFoundingBaseのValueのうちの一つを実行出来ていると言われました。
学生の頃からなにか真面目に真剣にしようとすると嘲笑されることが多かったから、やってきたことは良かったんだと思えて本当に泣きそうになるほど嬉しかったです。

実際に見学にも行かせていただきましたが、言語化が苦手な私の話を聞いても笑わないで考えてくれ、自分をUpdateさせるために一緒に考えてくれる。こんな人たちと働きたい。そう思ってFoundingBaseに入社を決めました。

いま私は山口県の平生町で「関係人口創出」事業に携わっています。
瀬戸内の温暖な気候は人柄をも暖かくしてくれるのか、移住者の私を本当に優しく受け入れて下さって、もう何年も住んでいたかな?と思うくらい穏やかに過ごしています。
地方だと余所者として拒絶されたらどうしようと悩んでいた時間がバカみたいでした。

これから魅力を伝えていくにあたって、自分一人でこの町が素敵だ!と言っても時間がかかると思っています。
私が町の人に地元の魅力を伝える、町の人が誰かに伝える、またその友達が...という連鎖が続くように、まずは私自身もっと平生の魅力を体感して、言葉に想いをのせて素直に伝えられるようにもっと平生町の人たちに関わっていきたいと思います!

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