こんにちは、フーディソンの広報です。
これまでWantedlyでは、主に「魚ポチ」や「sakana bacca」の事業やメンバーについての紹介をしてきました。今回は、スーパー・小売店・飲食店などに人材紹介を行う「フード人材バンク」について紹介したいと思います。同事業のリーダーを務める平田さんと、メンバーの難波さんにお話を伺いました。
編集部:フード人材バンクの事業概要を教えてください。
難波さん:フード人材バンクは、食にまつわる仕事を探している応募者様(カスタマー)とその受け入れ先となるお取引先をマッチングする人材紹介サービスです。
例えば、応募者の方でいうと「飲食店の店長になりたい方」や「料理人になりたい方」、「魚を捌けるスキルを活かしたい方」などがご相談にいらっしゃいます。もともと飲食店で働かれていた経験者の方も多く、最近ではコロナ禍で飲食業界から一時離れてしまっていた方が「やはり飲食業界で働きたい」と戻ってくる方も多くいらっしゃいます。お取引先となる企業様側は、生鮮食品を扱うスーパーや卸売企業様、飲食店様などが契約をしてくださっています。
編集部:ありがとうございます!どのような経緯で事業がスタートしたのでしょうか?
平田さん:皆さんご存知の通り、フーディソンは「世界の食をもっと楽しく」をミッションに、創業以来「魚ポチ」や「sakana bacca」を運営してきました。その過程で、仲卸の会社さんやスーパーさんから「魚を捌ける切り手はいないか?」「お肉が切れる人はいないか?」とご相談をいただくようになったんです。お困りごとがあるならばと、2017年に人材紹介を行う「フード人材バンク」の事業がスタートしました。もともとは水産業界のご紹介が多かったのですが、現在では飲食業界のお取引も多くなってきていますね。
編集部:お客様の声から事業がスタートされたのですね。フード人材バンクの体制を教えてください。
平田さん:フード人材バンクのメンバーは26名在籍しており(2023年5月現在)、全メンバーが受け入れ先となるお取引先企業様の開拓と応募者様へのコンサルティングのどちらも行っています。役割が全員同じということですね。その中で、東日本エリアの生鮮事業担当チーム、西日本エリアの生鮮事業担当チーム、全国の飲食事業チームと3つにチームが分かれています。
私はリーダーの役割も担っており、マーケティングや広告宣伝系の業務も担当しています。もちろん、メンバーのマネジメントや自社の採用活動も行っています。直近では飲食事業の採用市場活発化にともない、フード人材バンクのメンバーも増えてきました。
編集部:業界特化型の人材紹介サービスということで、フード人材バンクに入社される方への研修などはどのように行っていますか?
平田さん:入社後は、3ヶ月間をオンボーディング期間としており、その期間で座学の研修と実務を先輩と一緒に対応してもらうことで徐々に現場の業務を覚えていくスタイルをとっています。
編集部:難波さんは未経験での入社だったと思いますが、入社直後はどうでしたか?
難波さん:そうですね、未経験だったこともあり、研修期間をしっかり設けてもらえるのは大変助かりました。先輩とさまざまなケースをロープレし、応募者様へのヒアリングの仕方を重点的に教えていただくことができました。
ただ、実際に応募者様が叶えたいことをキャッチアップするのはとても難しかったですね。業界は特化していますが、もちろん普通の人材紹介事業と本質は何も変わりません。応募者の方が「なぜ転職したいのか」の“WHY”を奥底までヒアリングし、隠れている繊細な転職動機を見つけ出す必要があります。転職のきっかけには「給与が低い」や「休暇が少ない」などがよくありますが、実はその背景には「お子さんが生まれるので、もっと子どもとの時間を作れるようにしたい」「今は家族を優先したい」という気持ちが込められていることがあります。そこを捉えているかいないかで、ご提案が変わるので、全ての気持ちを理解するのはできませんが、応募者様と絶対にズレてはいけない軸を見つけ出すようにしています。
平田さん:また、うちは成約を目的にするのではなく、入社後にその方がイキイキと長く働けるように応募者様と企業様のバリューやカルチャーなどがちゃんと一致するかも大事に見ています。過去、一度成約した方から「会社が倒産してしまったが、平田さんのおかげで転職のやり方がわかった。今度は自分でできそう。その節はありがとう。」とお礼のご連絡をいただいたことがあります。わざわざお礼だけのご連絡をいただけるなんて、人生の岐路をサポートできたのかなと実感しましたね。自分が介在した価値があったのかなと、とても嬉しかったです。
編集部:とても素敵なエピソードですね!平田さんは、フーディソン自体の採用もご担当されていますよね。その時に気をつけていることはありますか?
平田さん:フード人材バンクで応募者様に対応する時と同じことを意識しています。
今在籍しているメンバーは、アパレル出身や不動産、化粧品出身など未経験者が多くいるのですが、採用する際はその方の経験やスキルももちろん大事ですが、フーディソンの方向と目線が合っているかやバリューフィットを重点的にみています。そのおかげで入社後の離職率も極めて低いです。
弊社は上司だからが偉いという風潮もないので、社長も社員の席の隣に座っていますし、ボトムアップの意見を尊重する場面が多いです。嘘偽りなく、風通しがよくアットホームな会社だと思いますね。
編集部:私も皆さんとたくさんお話していますが、本当にみなさん柔和な方が多く、でも意志もあり、イキイキ働かれている印象があります!では、フード人材バンクでのキャリアステップを教えてください。
平田さん:成長のラダーは「メンバー」「サブリーダー」「リーダー」と明確にステップアップできるようになっています。そのあとは「マネジャー」「事業責任者」となっていきます。日々1on1をしながら一人一人のペースでステップを踏んでもらっています。
編集部:難波さんは今後のキャリアについてどう思われていますか?
難波さん:社長の山本さんは、「早く行きたいなら1人で行け、遠くに行きたいならみんなで行け」とよくみんなに対して言ってくれるのですが、私もその言葉にとても共感していて、一人一人の限界を超えてまだ見ぬ景色を見たいなと思っています。なので私もいずれはメンバーからサブリーダーになり、リーダーになっていきたいと考えています。組織やチームがより大きな力を発揮できるように、個人単体ではなく、チームビルディングなどにも携わりたいです。
平田さん:とても嬉しいですね。そのためにも、私としては事業をしっかりスケールさせていきたいと思っています。コロナ禍が落ち着いてから、生鮮事業だけではなく飲食店事業にも力を入れ始めましたが、そこは大手の人材紹介会社のシェアが大きく、フード人材バンクは後発になります。ただ、1店舗のみで採用枠も1枠という企業様が約20〜30万件あるといわれており、そこに対しては魚ポチの経験や実績が活きると確信しており、大手さんとの大きな違いになるのではないかと思っています。
編集部:それでは最後にお二人は、どのような人と一緒に働きたいですか?
難波さん:平田さんのお話とも重なりますが、心からフーディソンバリューに共感してくれる人と働きたいです。大きなミッションに向かって新事業やサービスを増やしていくタイミングでもあるので、一緒に会社を作っていくことを面白い、とワクワクしてくれる方がいいですね。
平田さん:まさに、難波さんが言ってくれた通りなのですが(笑)、営業スキルももちろん重要ですが、経験豊富な先輩社員が横にいて細やかにフォローしていきますので、スキルは入社後にしっかり身につけていただければ大丈夫です。
やっぱり大事にしたいのはフーディソンバリューですね。私たち既存メンバーも本気でバリューに向き合っているからこそ、それに共感して一緒に高みを目指していただける方、ぜひフーディソンへ来てほしいです!より多くの応募者様に寄り添い、幸せの数を増やしていきましょう!
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