1
/
5

3年で辞めようと思って入社した会社が13年も続いている話

みなさんこんにちは。株式会社FLINTERSの荒井です。

FLINTERS (旧社名 セプテーニ・オリジナル)は来年2024年の1月6日で丸10年を迎えます。
これを記念してみんなでブログを書こう!10周年を盛り上げよう!自分たちをアウトプットしていこう!ということで、全社員で取り組む10周年記念FLINTERSブログリレーという企画を行っています。

今日でブログリレーも22日目。10周年の2024年1月6日まであと111日続きます。FLINTERS全社員のブログ記事を通じて FLINTERSという会社の性格なども知ってもらえたらと思います。


10年。僕はこの会社に新卒で入社して13年経つ(※計算が合わないわけは後述します)のですが、改めて振り返ってみると早かったような。長かったような。

最近入社したメンバーや、面接官を務めていても「なんで10年以上も同じ会社で働けているの?」と聞かれることが増えてきたので、入社エントリや退職エントリはよくあると思いますが、今回は継続エントリとしてブログにしようと思います。

FLINTERSのこれまでの歩み

FLINTERSは来年で10周年。僕はこの会社に新卒で入社。現在14年目。
計算が合わないのは、FLINTERSには前身があるからなんです。

まずは僕が入社してからの流れを簡単にまとめます。

2010年:株式会社セプテーニに入社。自社開発部署のアドテクノロジー部が発足
  • これがFLINTERSの前身。広告代理店のイチ開発部署からのスタートでした。
    • ちょうどシステム開発を内製化しようというタイミングで、半年前に部署が立ち上がっていました。
    • 確か新卒配属1人目。部署も正社員は5-6人の小さな部署。
    • 良くも悪くも営業職の強い広告代理店の開発部署といった状況で、ガラケーからスマートフォンへの変革の中で広告の計測ツールを中心に開発をしていました。
    • アドテクがどんどん流行っていった時代でしたが、ちょっとそこでは戦えてなかった感覚がありました。
2013年:ベトナムのハノイにオフショア拠点として、セプテーニ・テクノロジー(現社名:FLINTERS VIETNAM)を設立
  • なかなか内製開発組織を拡大できず、ベトナムに活路を見出そうと進出しました。
    • ソーシャルゲームが流行っていて、日本のエンジニアがソシャゲ会社に流れ、採用が難しかった時代。
    • ハノイオフィスも3人から始まって、1年で50人。今や200名弱の大規模組織になっています。
    • 僕も設立時に赴任していて、1年半ほどベトナムに住んでいました。
    • 道端で知らない人とお茶するチャダー文化に驚きながら、発展途上国の猛烈な勢いを肌で感じていました。
2014年:開発部門を子会社に切り出し、セプテーニ・オリジナル設立
  • セプテーニグループの事業を技術で成功に導くスペシャリスト集団と銘打って、技術スキルの強化を推進。
  • 最初の数年で、開発言語Scala, 設計手法DDD, コードレビュー, スクラム開発など、開発環境やプロセス・手法が続々と整えられ、開発会社らしくなってきたタイミングでした。
    • DDD合宿として新規プロダクト立ち上げ時に夜通しコンテキストマップを作ったり、ドメインの命名が難しくてウンウン悩んでいた記憶があります。
    • Facebook, TwitterなどSNSの普及に合わせて、ソーシャル・インフィード広告ツールを開発していました。
  • その後2016年ごろからは、アドバイザーを招聘しスクラムに本気で取り組んだ時期もありました。
    • 開発チームの価値はなにか、開発を通して提供する成果はなにかを、スクラムという開発プロセスを通して向き合っていました。
    • 毎週月曜日はセレモニー(スクラムのイベント全部入り)の日として1日中30人チーム全員でMTGしたり、激しい議論も通して各自の価値観のすり合わせが行われた時期だった気もします。
    • 僕も会社から支援を受けて、Certified Scrum Product Owner®の資格取得に行かせてもらったりしました。
    • このころからはデータ基盤や、データを活用したAIプロダクトなど、データエンジニアリングを駆使した開発が増えてきていました。
2021年:セプテーニ・オリジナルからFLINTERSに社名変更。事業方針もアップデート
  • グループ外のお客様にも貢献していく、データエンジニアリングにも注力していくこととしました。
  • ミッションとビジョンも再設定し、自分たちの再定義も行いました。
    • ミッション:未来につながる火を灯そう
    • ビジョン:データ活用でユーザー体験を豊かにする
  • その後、2021年8月に子会社FLINTERS BASEを設立し、2022年に電通グループ入りとイベントが立て続きますが、こちらのブログでも触れられていたのでこちらでは割愛します。
FLINTERS 2023 ここまでとこれから - FLINTERS Engineer's Blog
FLINTERS (旧社名 セプテーニ・オリジナル)は来年2024年の1月6日で丸10年を迎えます。 いや〜、めでたい! そこで全社員でブログを書いてみようという10周年企画が持ち上がりまして、133日間ブログを書くことになりました。 ブログ記事を通じて FLINTERS の技術面だけでなく会社のことも知ってもらえると嬉しいです。
https://blog.flinters.co.jp/entry/2023/09/09/120000
ブログ始めました / FLINTERS BASE - FLINTERS BASE BLOG
はじめまして!FLINTERS BASE代表取締役の関 航一郎と申します。 我々FLINTERS BASEは、電通及びセプテーニグループのソフトウェアエンジニアリング企業です。 2021年8月の設立から半年が経ち、徐々に落ち着いてたきたところで、この度ブログを開始することにしました。 ...とそれだけだと味気ないので、せっかくなのでトップバッターとして少しだけ会社紹介しようと思います。
https://blog.flinters-base.co.jp/entry/2022/02/22/085429

13年も続けられている理由

FLINTERSの今までの歩みを知ってもらえたと思うので、最後になんで13年も?に答えようと思います。

本当はタイトルの通り、新卒の会社は3年働いたらやめようと思って入社していました。が、もう14年目。社内でもかなりの古株となってしまっていました。


理由1:外部環境の変化が激しい。それが楽しい。

13年も働いていますが、本当に同じ会社で働き続けてる?って思うほど、ビジネスの環境は大きく代わり続けてきたな。きっとこれからも変わり続けるんだろうなと思っています。

デジタルマーケティングをメインに据えているので、世の中の変化や人々のインターネットとの接点の変化に非常に影響を受けます。

入社したときはガラケーが全盛だったところから、すぐにスマートフォンへの移行期を迎えます。使うサービスもFacebook, Twitter, LINEなどのソーシャル系のサービスや、YouTube, TikTokなどの動画系のサービスなど次々と出てきたこれらすべてが仕事に関わってくるので、新しいデバイスやサービスへのアンテナを貼り続ける必要があります。
最近でいうとDXというバズワードやChatGPTなどの生成AIなど。これらも今の事業や業務とも結びついていて、社内でも関心の高いものたちです。

利用者として楽しむのはもちろん、それを活用してどのようにマーケティングが行われるのか、どのように人々の業務に取り入れられているのか、どのように裏側ではシステム連携が行われるのかなど、デジタルマーケ自体が好きわけではないと思うんですけど、新しいものを追うのが好きなんだと思います。
開発チームとしても新しいものを調べたり理解すること自体が仕事になってくるので、新しいものが好きな人はきっと好奇心が満たされます。


理由2:変化を味方に自分たちを変える。自分たちで変える

外部環境の変化が激しいと、それに対応するために会社の方針や組織が変わり続けます。マーケットやお客さんが変わっているのに自分たちだけ昔のままだと、おいていかれるので。FLINTERSでは代替半年から1年くらいのスパンで大きめの組織変更がおきます。早いときは3ヶ月に1回見直したりもします。

これはもちろんトップダウン的に決めることもありますが、日々の業務をしながら今の会社のルールがなにか合わなくなってきていると感じた違和感を発信することで、ボトムアップで変わることもあります。

こういった環境の変化をどう捉えて、どう変えるか、変えたいかを考えながらアジャストさせていける機会がたくさんあるというのもやりがいに繋がっていると思います。

「批判より提案、そして行動を」というFLINTERSの行動規範がありまして、なんか問題点に気づいたら声をあげて変えようよ。変えちゃっていいんだよというスタンスはすごく好きなポイントです。

FLINTERS 行動規範 ※現在この行動規範も見直しプロセスの進行中です。


理由3:裁量の広さが心地よい

裁量が広いっていうと仕事がきついって捉えられるんじゃない?って声を聞いたことがあります。でも僕のイメージだと裁量が広いって言葉はポジティブな要素しかないと感じているので、ちょっと言葉にしてみます。

もちろん重い責任だけ持たされるときついですし、責任や目的はないけどただ自由なだけだとなんか虚しいって感じることもあるかもしれないですよね。
裁量が広いというのは、今の自分のスキルに見合った責任があり、そのために自由にできる範囲が広いというイメージをしています。

  • 今の自分のスキルに見合った責任があると、今のスキルを拡張しやすい。成長実感を感じる
  • 責任に対して自由にできる範囲が広いと、創意工夫がしやすい。自分ごととして責任を果たせる

今の自分 - 責任 - 自由のバランスで見たときにちょっと自由強めだなと感じられるのが裁量が広いってことで、これが心地よい状態なんだと思っています。

MUST(SHOULD) - WANT - CANのベン図に(無理やり)当てはめるとこんな感じ。(自己制作クオリティ)

なんなら休みの使い方も裁量広いですよ(笑)

FLINTERSの夏休みが充実しすぎてる件について。 | 会社紹介/福利厚生
こんにちは、会田です🌷急に寒くなり、季節が冬にむかってる気がしますね⛄️1年のやり残しがないように、悔いがないように、残り3ヶ月頑張っていきたいところですねっ今回の記事は前回と同様にFLINTE...
https://www.wantedly.com/companies/flinters/post_articles/543030


もちろん13年も続けてれば何回も転職活動をしたことはありますけど、それでもやっぱり今の会社のほうがいいなって思えたのはこの辺が大きかったんじゃないかなと思います。(他にもいっぱい魅力的なところはありますよ!)

さいごに

FLINTERSの10周年を機に僕自身の今までをつらつらと振り返ってみました。

一言でいってしまうと飽きがこないってのが一番の理由なのかなって思います(笑)。日々新しい変化に新しい考え方に新しいプロジェクトに出会えるおかげで刺激はたっぷりですし、考えること行動することがやめられない止まらないのが楽しいのかなって思いました。


さて、そんなFLINTERSですがまだまだ変化が続きます。この10月にもまた組織戦略を大きく変更し、新しい目標に向かっていくことになります。

社名が変わってまだ3年。第二創業期のまっただ中にいるFLINTERSにもし興味をもっていただける方がいたら、一度お話できたら嬉しいです。


明日以降のブログリレーもぜひお楽しみに!



株式会社FLINTERS's job postings
10 Likes
10 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社FLINTERS
If this story triggered your interest, have a chat with the team?