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こんにちは。
ENECHANGE株式会社の中村です。
今回は、東京都の要請を受けて全社で導入されたテレワークの状況とウィズコロナ時代のENECHANGEの働き方についてご紹介します。
東京都の要請を受け、全従業員がテレワークへ
ビフォアコロナのENECHANGEは、毎日チームごとに実施する朝会、隔週で行われる全社会、懇親会や1on1など、同僚との対面コミュニケーションを大事にし、週5回出社がスタンダードだったのですが、3月25日の東京都の外出自粛要請を受け、3月26日午後から全社的にテレワークを導入、原則出社禁止という体制に移行しました。
現状を把握し、迅速に課題を解消
2020年1月末、「新型コロナ対策チーム」を発足。
初期は感染拡大を防止するための社内ルール、感染の可能性があった場合のエスカレーションフローなどの策定および周知などをメインに行っていましたが、現在はこれまでとは異なる環境であっても、みんなが安心して働けるよう、また高い生産性を維持できるよう、課題の解消にむけて主導的に取り組んでいます。
リモート準備手当て(2万円)の支給、Wi-Fiのレンタル
下記は、特別リモート期間が2週間が経過した4月上旬に「生産性を高めづらくなっている要因」のアンケート結果です。
東京都の要請を受け、急遽開始されたテレワークということもあり、机や椅子、通信環境などの自宅の業務環境が整っていないという回答が最多となったことを踏まえ、業務環境を整える支援策として、全従業員に2万円の「リモートワーク準備手当て」の支給、希望者にはWi-Fiのレンタルの貸し出し(会社が費用を負担)を決定、実施しました。
下記は「リモートワーク準備手当て」の活用方法の結果です。
テレワークでも生産性が維持、向上しているという評価
テレワーク導入以降、自身の生産性について定期的に調査をしているのですが、テレワーク期間の経過とともに、「生産性が少し落ちた」という回答が減少し、「出社時と変わらない」「生産性が向上した」と回答する割合が増加しています。
この評価の背景を聞いたところ、「テレワーク準備手当て」によって環境が整いつつあることのほかに、各々がテレワークをするうえでの工夫をしていることがわかりました。
毎日の目標や進捗管理ができるよう、カレンダーに予定としてその日行う業務内容を箇条書きに表記し、他のひとが予定内容を閲覧できるようにしている
わからないことなど、zoomでこまめに会話をする
優先順位を都度確認する
要件を明確にして、手戻りが発生しないように作業前の精査をしっかりとする
休憩をしっかりとる
時間を決めて日を浴びたり、少し体を動かすようにしている
アンケート結果はつど共有をしているのですが、テレワーク時以外でも有用な知見を得ることができたのは、テレワーク導入での収穫のひとつと感じます。
ウィズコロナ時代、ENECHANGEの働き方とは
5月11日、ENECHANGEグループは「ウィズコロナ時代の新しい働き方革命宣言」を発表しました。
「ウィズコロナ時代におけるENECHANGEグループの働き方改革宣言」
1. テレワーク制度を恒久的に導入し、働き方の選択制度を設けます
全社員週2日テレワークを原則とし、最大週5日のテレワークも選択可能とする制度を全社員に恒久的に提供します。柔軟な働き方ができる選択制度を採用することで採用力の向上や離職率の低下にも繋げます。また、情報セキュリティ強化への対策を積極的に行い、テレワークに伴う情報リスクに対処します。
2. オフィススペースを縮小します
一度に出社する人数が減少すること、大規模な社内集会はオンライン開催に原則移行することからオフィスを縮小し、削減される原資は、社員の生産性向上(モニター・椅子などのテレワーク環境整備)のために還元します。
3. ハンコ文化を取りやめ、契約書や請求書は電子契約へ移行します
政府の指針に先駆け、お客様との取引に必要な契約書や請求書のすべてを原則電子契約へ移行します。押印による出社が必要な社員をなくしていき、ペーパーレス化を目指します。
4. コミュニケーション手当を新しく導入し「出社を楽しく」します
テレワークでは直接的なコミュニケーションが取りづらくなることが想定される中、社員同士で情報交換できる場を積極的に設けることで(ランチに対する手当など)、テレワークに伴う新たなストレス対策、リフレッシュ効果による集中力や生産性の向上に繋げます。
わたしたちは「積極的に変わることを選ぶ」
「ウィズコロナ時代におけるENECHANGEグループの働き方改革宣言」発表にあたり、CEO城口のコメントをご紹介します。
当社として、テレワークへの準備はしていたものの、新型コロナウイルスの急拡大を受けて、急遽全社テレワークを導入することになり、当初は不安・戸惑いもありました。それから1カ月を経て生産性の向上がみられ、業績への好影響も見られることから、むしろピンチをチャンスに捉え、これを機会に働き方を率先して改革することこそが、ウィズコロナ時代を勝ち抜く方法なのではないか?と考えるようになりました。思い返せば、3・11の時に、「このままじゃいけない。変わらないと」と強く思い、私は英国留学に踏み切り、それがいまのENECHANGE に繋がっています。このコロナを、「一時の嵐として過ぎ去るまで耐える」のか、「これを新時代の夜明けとみて積極的に変わる」のか、で未来が大きく変わるかもしれません。当社は、積極的に「変わることを選ぶ」ことを決め、ウィズコロナ宣言を発表します。
一連の取り組みのなかで感じたENECHANGEらしさ
わたしたちのMissionは「エネルギーの未来をつくる」ですが、「エネルギーの未来をつくるには、まずぼくらみんながしっかりと安心して働ける環境づくりがベースになる」と城口は言います。
わたしは、国や東京都からの要請、および従業員への一連対応に対し、「Be Open(従業員の声を聞き、情報を適宜共有する)」「Go Agile(課題を明らかにし素早く解消にあたる)」「Impact Driven(新しい時代の夜明けとみて積極的に変わるという意思決定)」という、ENECHANGEの3つのValueが体現されているのを実感し、取り組みの中にENECHANGEらしさを感じました。
ビフォアコロナから大切にしていることはウィズコロナ時代に合わせてチューニングをし、続ける。今後、テレワークが日常となることで新たにうまれる課題には、ENECHANGEらしく取り組んでいきたいと思っています。
追記
2020年7月より、下記2つの手当てが導入されています。
ランチ手当て
コミュニケーションの推進を目的とし、ひと月上限3,000円のランチ手当て(1回1,500円×2回)の支給しています。
在宅勤務手当て
通勤定期代の支給を2020年6月末で停止(出社日数に応じて交通費を精算)し、ひと月5,000円の在宅勤務手当を支給しています。