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ディップの選考では、就活生と会社のマッチングをはかるため会社の「フィロソフィー」への共感を大切にしています。とはいえ、言葉だけではイメージすることが難しい…という学生さんも多いはず。そんな就活生の皆さんに、リアルなエピソードを通じて「フィロソフィーを体現する」とはどういうことなのかを理解してもらいたい!という思いから社員インタビューを実施。
今回は、ファウンダーズスピリット⑥「自らがdipを創る」を体現する若手社員、人事総務本部 新卒採用戦略推進室の田中 雄登(タナカ ユウト)さんにお話を伺いました。
紆余曲折して人事のポジションに。選考で交わした熱い想い
清水:本日はよろしくお願いいたします。簡単に自己紹介をお願いいたします。
田中:2021年新卒入社の田中雄登と申します。現在は「企画コース」「コーポレートコース」の採用を担当しています。趣味は「放浪」と「日光浴」で、知らない場所を散歩したり、実家の縁側でペットの猫ちゃんとお昼寝する時間が尊いです。縁側でのお昼寝も好きですが、漫画(特に週刊少年ジャンプの作品)を読んでいる時間も好きです。ちなみに好きな食べ物は馬刺し、好きな飲み物は牛乳なので、牧場や草原と非常に相性が良いですね。こんな感じでマイペースな人間なので牛や猫とは仲良くなれる気がします。
清水:田中さんは、入社1年目から現在まで新卒採用のお仕事をされていますよね。入社までの経緯をお聞かせいただけますか?
田中:実は途中まで、メディアプロデュース職(以下MP)で選考に進んでいたんです。最終面接前の人事面談の際に、僕の話を聞いた片沼さんが、「人事に向いていそうだから面接を受けてみない?」と提案してくださり選考を受けることになりました。最終面接では最高人事責任者(CHO)の鬼頭さんと社会課題や理想の組織についてお互いの意見を交わしたのですが、組織のトップとこんな話ができる会社はディップだけだったので、「自分の想いを実現できる環境は絶対にココしかない!ディップで人事として組織や社会をつくりたい!」と感じて入社を決めました。
清水:田中さんが社会の中で実現したいことを叶えるためのアクションを起こすには、人事という職種が最適なポジションだったということですね。
田中:僕のビジョンと人事という職種がマッチしていたこと、そして組織の中で新しいものを創る素質が「自らがdipを創る」というディップのフィロソフィーにマッチしていたこと。この2つが人事として採用されるという結果につながっていったんじゃないかなと思います。
一人ひとりの「夢とアイデアと情熱」で会社は創られる
清水:田中さんにとって「自らがdipを創る」というフィロソフィーを体現するとはどのようなことだと感じますか?
田中:陳腐な言葉になってしまうかもしれないですが、「当事者意識」を持って業務に取り組むことじゃないでしょうか。今回のテーマの「自らがdipを創る」という点でいうと、僕が入社してすぐ冨田社長がしてくださったお話の中の「dipを創っていくという言葉の中には、育てていく文化と、創っていく文化がある」というフレーズが印象に残っています。「自らがdipを創る」という言葉には、自分自身が新しい価値を生み出していくことだけではなくて、「夢とアイデアと情熱」を持った人材をディップに採用して育てていくことを通じて、間接的に会社の可能性を広げていく要素も含まれています。そんな2つの文化を持った組織の中で、一人ひとりが当事者意識を持って社会に何ができるかを考え、成長を持って還元していく。その過程で、本来持っている個人の可能性を広げていくことが「フィロソフィーの体現」につながっていくと思います。
清水:一人ひとりの取り組みによって自然と体現されるものなのですね。
田中:そうですね。何かこう、「みんなで体現しようぜ」と頑張って体現してるんじゃなくて、元々ディップのフィロソフィーに通じる要素を持っている人が集まり、その要素を持ったメンバーの「夢とアイデアと情熱」と「行動」の積み重ねでディップという会社は創られていくのだと思います。
清水:以前のインタビューでもお話されていたように、人事という枠を超えて様々なお仕事に取り組まれている田中さんですが、一つ一つの業務に向き合う上で意識していることや大切にしていることはありますか?
田中:僕が意識していることは、大きく分けて3つあります。1つ目は、「どんな仕事も自分で意義を見出して楽しく取り組み成果で返す」こと。会社で働いていると、気が向かないタスクを任されることもあります。そんな時に「仕方ないからやるか」という姿勢で臨むのではなくて、その仕事の意義を自分で考えて自分なりに工夫しながら取り組んで、逆に「もっとこういうやり方どうです?」と提案しながら取り組むことを大事にしています。仕事の大小に関わらず、主体的な姿勢で取り組む事によって、「また田中くんに任せたい」「田中に任せたら何とかしてくれる」という信頼を得ることができるし、その信頼が積み重なって、任せてもらえる機会や仕事の難易度の幅が広がっていくと思います。
2つ目は「小さなことでもいいから自分なりに課題を発見して、問題提起して、解決する」こと。入社歴が浅いと、エース級の社員やマネジャーと比較すると仕事量が少ないですよね。だからといって、そういった社員に追い付けないわけでもなくて、むしろ成長過程にあるこの会社では追いつくチャンスはいっぱいあると思っています。優秀な社員や既に機会に恵まれている社員は、その組織の中でも最重要課題に対応しています。ただ組織も会社も成長しているので、次々と小さな課題は出てくる。だからこそ、自分で課題を見つけてその原因を追究して、問題提起して解決することができれば、自分のレベルアップにもつながるし、周囲の信頼にもつながってくると思います。
3つ目は、「既存のツールは全て使い果たし、使ってみた感想や気付きを共有する」こと。社内には「バイトルkids」「情熱教室」「Schoo」「ナレッジマート」など、自分で学習することができる機会が多くあります。そういった機会に積極的に参加して、その時の気付きや学びをチームや組織と共有する。ここで重要なのは、「この人は既に社内の機会をいろいろと活用しながら学んでいる」という認知を得ること。そのような認知があることによって、新しい学習機会が生まれた時に「じゃあ田中さんを推薦してみるか」となりやすいですよね。実際に去年の社員総会のVTR制作に推薦されて携わっていたり、大学院に行かせてもらえたのもここにつながっている気がします。
ディップの組織力強化に向けた改革を。今後のビジョンと求める人材
清水:今後、ディップに入社してくださる方に期待することはなんですか?
田中:シンプルに「夢とアイデアと情熱」を持っていてほしいです。これまでお伝えしたように、ディップのフィロソフィーは体現しなさいと言われて体現されているのではなくて、潜在的に自分なりの興味関心や意思を持っていて、アクションとして形にすることで自然と体現されているんだと思います。また、そういう人が増えていくことによってその火種がさらに大きくなっていきます。だからこそ、当事者意識を持って実際にアクションを起こしてる人たちに入ってきてほしいなと思います。
清水:今後ディップで挑戦していきたいことやビジョンはありますか?
田中:まずは、「オールリクルーティング」という組織風土を社内に浸透させていきたいです。これまでの採用は人事や一部の社員が担っていました。ですが、学生の将来を本当の意味で考えるなら限られたメンバーだけでなく、幅広い領域の社員と話をする機会があったほうがいいと思っています。多角的な視点から会社を知ることで、ミスマッチを防ぎ、将来のイメージを具体的に示してあげたいです。また、採用に携わることは社員や組織にとっても大切なことだと感じています。採用の仕事を通じて、自分が働く意義を考え続けることによって、モチベーションの向上や未来の人材を育てていく責任・覚悟を得ることができると考えています。このように、「オールリクルーティング」という組織風土を当たり前にしていくことで、社内の採用に対する意識改革を行い、ディップという会社をより強い組織へと成長させていきたいです。
清水:最後に学生の皆さんにメッセージをお願いいたします。
田中:自分の人生に対して責任を持って向き合ってください。今皆さんは、選考に向けて自己分析を行っていると思います。この自己分析にどんな視点を持って取り組めるかが重要で。これから、一人の社会人として人生を歩んでいくときに、自分の人生に責任を持って意思決定していかなければいけないし、それが家族や同僚、社会に影響を及ぼす可能性もあります。そんな意思決定を、周りの流れや就活の風潮に流されてしてしまうのは、自分のためにも周りのためにもならないんじゃないかなと思います。だからこそ、就活をゴールにするのではなくて、自分で正しい意思決定をして、他人を巻き込んで社会を動かすスタート地点に立つための自己分析をしてほしい。そこで得た気づきが、これからの未来で訪れる意思決定の場面で、自分の人生に責任を持った正しい選択をするためのブレない軸につながっていくんじゃないかなと思います。