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ライフステージに合わせた働き方が可能 ロールモデルとなる先輩にも出会えた

テレビ局報道局所属 ディレクター垣谷理恵さん(38歳)

報道やバラエティ、ドラマ、音楽など、さまざまなジャンルで時代の最先端を発信し続けるテレビ業界。刺激と学びに満ちた業界ですが、それゆえに「忙しい」というイメージもあり、長くキャリアを積み重ねることに難しさを感じる人もいるかもしれません。しかし実際は、多様な職種で成り立つ業界だからこそ働き方も多彩であり、自分らしいキャリアを築くことが可能な業界でもあります。今回は、結婚というライフステージの大きな転換点を機にクリーク・アンド・リバー社に転職し、家庭と両立しながらテレビ局でディレクターとして活躍する垣谷理恵さんを紹介します。

■現在までの足取りを教えてください

新卒で人材サービス会社に就職し、営業職として働きました。しかし学生時代から憧れていたテレビ業界への思いを諦めきれず、1年で退職。在京キー局系列の番組制作会社に入社しました。その会社では5分枠のミニ番組や朝の情報番組などに携わり、その後スキルアップのため別の制作会社へ転職。ニュース番組やバラエティ番組などさまざまな番組制作に携わりました。(2社で)AD経験を積み、やがてディレクターに。その後も、色んな番組を経験したことで、ディレクターとしての「引き出し」を増やすことができました。

気持ちに変化が訪れたのは、30代になってからです。それまでは夢中で仕事に邁進してきたのですが、ふと先のことを考えるようになりました。すると、何だか行き詰まりのようなものを感じるようになったのです。このまま働き続ける人生でいいのかと。

ちょうどその頃、結婚に伴って夫の職場である大阪に引っ越すことになりました。そこで、テレビ業界から離れて主婦になることにしました。大阪に移って主婦として半年ほどが経つと、「もういいや」と思っていたテレビの仕事への思いが再びわき上がってきました。とはいえ、かつてのようにディレクターとして最前線で働くことはさすがに難しい。そこで、事務職など、テレビ業界の中でマイペースで働けそうな仕事を探しました。このとき出会ったのがクリーク・アンド・リバー社です。テレビ業界の仕事を検索したところ、事務職はもちろんのこと、ケーブルテレビ局やコンテンツプロデューサー職など、いろんな仕事がクリーク・アンド・リバー社で募集されていました。「こんなにも仕事がある会社なら、私にもピッタリな仕事がきっと見つかるはず」と考え、面談を受けることにしました。そしていくつも紹介してもらった中で、もう1度自分でテレビ制作がしたいという思いと条件面から、今の仕事を選びました。

■現在の仕事内容は?

平日の夕方に放送されているニュース番組でディレクターを務めています。チームが取材してきたVTR素材などを元に、構成を立てて原稿を作成、編集マンに指示を出しながらVTRを作り放送するというのが基本的な流れです。企画を出したり、自分がクルーと取材に出たりすることもあります。

これまでに携わったテーマは、行政ネタや物価高、コロナなど、多岐にわたります。社会の変化を見つめながら視聴者が気になっているテーマ、共感できるテーマを見つけ出し、わかりやすい情報として整理して届けるところがこの仕事のおもしろさであり、難しさでもあります。

東京で仕事をしていた私にとって、関西のテレビ局は「やってみなはれ」の精神が根付いているように思えてとても心地いいです。チャレンジングな企画も、上司たちは「おもしろそうだ。やってみよう」と言って背中を押してくれる自由度を感じます。

逆に難しいと思ったのは街頭インタビューです。関西では、街頭インタビューにさえ「オチ」が求められることも。これは東京では経験したことがありませんでした。「オチ」のあるコメントを撮るべく、四苦八苦しながら街でインタビューをしています。

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■仕事と家庭を両立されています。工夫などはありますか?

まずなんと言っても大きいのが夫の理解です。「お互い、無理をしすぎないでおこう」というスタンスでいてくれます。おかげで、疲れた時や仕事が忙しいときなどは出来合いの惣菜などで簡単に夕食を済ますこともできています。テレビ局は仕事が忙しくて、家庭との両立は難しいというイメージがあるかもしれません。ところが少なくとも私の職場では、ワークライフバランスへの理解がとても進んでいると感じています。同じ職場には女性がたくさん所属していて、子育て中のママさんもいます。急な用事や家の都合で取材に行けないこともあるのですが、そんなときは、対応できるメンバーが交代してくれます。一人に仕事を依存させすぎない「ワークシェア」の考え方が浸透している気がします。

コロナ禍によるリモートワークの普及は、テレビ局の仕事にも変化をもたらしました。私の知り合いには、地方の地元に住みながら必要な時だけ東京のテレビ局や制作会社に行くという働き方をしているテレビマンがいます。担当する業務によっては、完全にリモートで作業して成果物を納品することも可能となってきた今、「テレビの仕事と家庭との両立は難しい」というイメージは、これからどんどん変わっていくのではないでしょうか。

■クリーク・アンド・リバー社に所属しながらテレビ局で働くメリットは?

選択肢が多いことです。選択肢とはまず、職種や仕事内容が挙げられます。私も事務職で探していたところからクリーク・アンド・リバー社に出会い、結果、ディレクターという今の仕事を選びました。

働き方に関する選択肢も多いです。家庭との兼ね合いなどで、「残業はしたくない」「泊まりの仕事はできない」など、十人十色でさまざまな希望があると思います。それらの条件にマッチするであろう仕事がクリーク・アンド・リバー社にはあり、提案してもらうことができます。私の場合は、半年ぶりの仕事復帰だったことや、結婚生活とのペース配分が分からなかったので、最初は「10時~19時の仕事で」という希望を出していました。実際、この条件で仕事をスタートし、現場に慣れて1年程経過し、欲も出てきた段階で「必要に応じて残業もあり」という条件に変えてもらいました。

私が現在所属している職場には、クリーク・アンド・リバー社の社員が10人あまりいます。同じ会社のメンバーがそばにいてくれることは、やはり心強いです。その中には、私よりも年上で、テレビ業界でずっと長いキャリアを積んできた女性もいます。東京にいたころの私は、テレビ業界で働き続ける自分をイメージすることができませんでした。でも今は、将来の自分を重ね合わせられるような人たちと一緒に働くことができています。「私もこうなりたい」「こうなれるように頑張ろう」と思える存在に出会えたことは、クリーク・アンド・リバー社に入社した一番の財産かもしれません。

クリーク・アンド・リバー社のエージェントの存在も心強いです。人間関係など職場で悩み事があったときなどは、エージェントに相談に乗ってもらっています。職場の上司などに直接伝えにくいことも、エージェントが橋渡ししてくれることでスムーズに解決に至ったこともあります。

■SNSをはじめとして、映像に関する仕事の場が広がっています。そのような中で、テレビ局で働く魅力とは何でしょうか?

視聴者に届けるためにチャネルこそ異なりますが、「取材して編集し、わかりやすい情報にする」という、制作のプロセスや成果物についてはネットもテレビも同じだと言えます。ただ、その過程における技術やノウハウは、業界としての歴史が長い分、テレビの方が豊富かもしれません。また、「テレビならば」と言って取材をOKにしてもらえる場面もあります。これもやはり、長い歴史で築いたテレビならではの信頼の賜物です。フェアな視点に立ち、偏りのない情報を伝えるというスタンスも、テレビは強く意識している点だと言えるでしょう。

これらのことを考えると、映像の仕事を学ぶ上で、テレビ業界は非常に効果的な場所だと言えます。まずはテレビでキャリアをスタートさせて、自分の興味や志向とのマッチングを見極めながらテレビのまま進むか、ネットへシフトしていくかを考えてもいいと思います。

■今後の展望は?

いわゆる「普通に生活している人」であっても、キラリと輝く瞬間を持っているものです。そういった場面に焦点を当てたドキュメンタリーのような映像も撮っていきたいです。もちろんディレクターとしては、視聴率は気になるところです。自分は「表現者」なので、どんな伝え方や見せ方をしたら視聴者に満足してもらえるのかを常に考えながら、より良い番組作りをしていきたいです。その上で、取材相手の方にも「取材してもらえて良かった」と思ってもらえる映像を作りたいです。視聴者、取材相手、そして私たち番組制作者の全てがハッピーになる「三方良し」を目指したいですね。


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