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「早く成長しておかないと、マジで大したことない人間になるって危機感が生まれたんです」
凄まじい勢いで進化し続けるAIを武器として活用しながらも、AIに頼りきらない「自分のパワー」を追い求め続ける23歳。毎週更新するクラフトバンクのメンバー紹介、第6弾の今回は、ストラテジックソリューションチームの菊地さんです!
第一志望だった有名メガベンチャーの内定を蹴ってクラフトバンクに新卒入社するという、挑戦的な意思決定のワケとは? すでに多くの社員から信頼を集める彼の考え方・捉え方を深掘りしました。
AIがあれば何でもできる時代に、できるようになりたいこと
自己紹介をお願いします!
菊地悠人と申します。出身は仙台で、北海道大学を卒業して新卒1年目です。ザ・ひとりっ子って感じで、伸び伸び自由に育ちました。クラフトバンクではストラテジックソリューションチームに所属して、業務効率化支援を担当しています。
進路について最初に考えたのは大学受験の時なんですが、正直どんな学部に行きたいか全然決まんなくて。勉強に集中したいタイミングで学部どうしようかって悩むのはストレスなので、入学してから学部を選べる「進学振り分け」のある北海道大学を選びました。
入学してからは、1年生の時に受けたPythonのプログラミング授業が面白くて。ちょうどコロナ禍でリモート化が進んでいる中だったので、漠然と「IT系の需要はこれから伸びそうだな」と思って情報系の学部に進みました。
でも正直、期待通りではなかったというか、学問自体に興味はあったのに、授業を受けるのはしんどいなって思い始めて……。プログラミングとかって授業じゃなくても独学できるのに、人からゆっくりと教えてもらうのって非効率じゃないですか(笑)。それで、大学2年生の7月ごろからインターンに力を入れ始めました。
そこから約2年くらいインターンで働いたんですが、就活の時期に一度休止しました。その後、第一志望のメガベンチャーからの内定をもらって戻ろうとした頃には、組織編成などでだいぶ状況が変わっていたんです。だったら、新卒入社までの数ヶ月を新しい環境で過ごそうかなと思って、別のインターンを探し始めました。
クラフトバンクとの出会いのきっかけは?
Wantedlyがきっかけですね。北海道営業チームの立ち上げに携われるという内容のスカウトでした。なんだか面白そうだなと思って、話を聞きたいと返事しました。
そのまま北海道チームに配属されるのかなと思ってたんですけど、面接するうちに僕の人種というか性格的に「北海道の営業をするより、マーケティングの方が合ってるんじゃないか」って話になったみたいで、マーケ配属に。僕が新卒で入る予定の会社はデータマーケティング系だったので、僕としても興味のある分野で嬉しかったです。
マーケチームに来てからは上司である田久保さんの「これ分析してほしい」「これ調べたい」「こういう資料欲しい」みたいなオーダーに応える役割でした。明確にやることが決まっている難度の高くない情報タスクを、ひたすら打ち返していく感じです。
AIを駆使して効率化した結果、田久保さんからはありがたいことに、「仕事を渡してから上がってくるまでのスピードが尋常じゃなく早い!」との評価をもらうことができました。
「メガベンチャー入社までの間のインターン」として参画したのに、どうしてクラフトバンクの新卒に?!
いや、本当そうですよね(笑)。僕としてももちろん、当初の内定先に入社することしか考えてなかったんですけど、意識が変化したきっかけは多分、「AIを使うと、大体なんでもできるなぁ」って思っちゃったことですかね。
やったことのない仕事を任せられた時にはAIに聞きながら仕事を進めるんですけど、チャッピー(ChatGPT)が本当になんでも教えてくれて。簡単な作業なら元々のスキルがなくても全然できちゃうんですよ。だからこそ複雑な仕事ができる人材になっておかないと、ほとんどの人がAIネイティブになった5年後、10年後に、マジで大したことない人間になるぞって危機感が生まれたんです。
じゃあ、そういう状況の中で選ぶファーストキャリアはどんなところがいいのか考えたときに、仕事のマニュアル化や細分化が行われている成熟した企業よりも、試行錯誤しながら紐解いていくような発展途上の企業がいいのかなと思うようになりました。
とはいえ内定先のメガベンチャーは、社長の持つビジョンへの憧れや同期との仲の良さも含めてすごく気に入った環境だったので、どちらを選ぶべきかずっと悩んで……。結局、その悩みは入社直前の3月まで引きずりました。最終的には田久保さんに「もう来るしかないっしょ!」と背中を押されて、クラフトバンクに決めたんです。
メガベンチャーの内定を蹴って創業4期目のベンチャーに行くって、一般的には挑戦的な選択だと思います。新人を鍛える体制が整ってるとは言いづらいフェーズの会社だし。でも体感的に、あえてキツい道を選んだときの方が最終的にいいことがあるよなと思っているので、後悔はしていません。
文脈を補い、仮説を立てて、先回り
入社してから、どんなことをしましたか?
最初の2ヶ月くらいは、研修に近いオンボーディング期間でした。営業にくっついて現場のお客さんや銀行の方にお会いしたり、クラフトバンクのやっている、建設業界の方をゲストにお招きするラジオ番組「デジタル建設ジャーナル」の収録現場に行ったり。とにかくいろんな接点を見に行きました。
インターン時代と入社直後はマーケティング配属だったので、僕らのミッションは営業に商談を持ってくることだったんです。だから実際の顧客接点を見学できたことで、予想していなかったような学びがたくさん得られました。
営業の際、商談する相手によって伝えるポイントや話の構成を変えている様子はすごく勉強になりましたし、自分たちのプロダクトを使っている建設会社の方々と飲みに行く機会もあって、理解が実感になっていく感じがしました。
今は何をしていますか?
今はストラテジックソリューションチームで、エンタープライズ領域向けに業務効率化やDXの支援をしています。
僕がやっている案件は大きく2つに分かれるんですが、1つはDXの前に現状の課題を洗い出して整理する仕事です。日々の業務フローや使用しているツールを踏まえて、あるべき姿や解決策などをPowerPointでまとめてお伝えしています。
もう1つはお困りの業務が効率化するようにExcelマクロなどを作り込んで提供する仕事。最初に任せてもらった仕事がまさにマクロを作る仕事だったんですが、基本的にはお客さんとのやり取りを含め最初から最後まで自分で行ったので、喜んでいただけた時はすごく嬉しかったです。
最初にいただく要望は大抵ふわっとしているので、やっぱり言語化できていないお困りとかご希望があると思っていて。お客さんに言われたことをそのままやっても仕方ないので、多分ここで困っているだろうな〜みたいな文脈を補ってサポートできるように意識しています。
実際の仕事で、当初要望としていただいていなかった部分も工夫し提案して「これは便利だ!」とご満足いただけたのは手応えがありました。
もちろん、補ったつもりで見当違いということもあるんですが、別に間違ってもいいかなと思ってて。間違っていたとしても、お客さんと話した時に「違うよ」と教えてもらえたら新しい情報が得られますから。しっかり想像して、仮説を持って話を進めて、確認しながら方向転換していくことが大事かなと思ってます。
入社半年経って、どんな変化を感じていますか?
日々勉強という感じで、いっぱい変化を感じているんですけど……。でも自分の中で一番でかいのは、時間で働いている感覚がなくなったことですかね。バイトやインターンの時と違って、今は担当しているお客さんへの責任を感じていますし、良いものを納品して喜んでもらうことで報酬をもらっている感覚があります。
あとは、自分で決める場面が増えました。振り返ると以前はまず「どうしたらいいですか?」とオープンクエスチョンをすることが多かったんですけど、それって「どうしたらいいかを考える」っていう大事な作業を人任せにしてるんですよね。
要件定義含めて自分で考える仕事を通じて、自分なりの解や仮説を持って「こうしたいんですけど、どうですか」とクローズドクエスチョンできる姿勢が染みついた気がします。これはお客さんに対する姿勢とも同じですね。
120%に挑み続けて、自分のパワーを上げる!
急成長するクラフトバンクを見て、今何を思いますか?
まだ業務が細分化されていないカオスな環境を求めてクラフトバンクに入社しましたが、人がどんどん増えてきて、どんな人でも成果を出せるような仕組みが整いつつある気がしています。
でも僕の所属してるストラテジックソリューションは立ち上げたばかりの新しいチームなので、あまり影響ないですね。ただ順次整ってくるとは思うので、それまでに手も頭もしっかり動かして、ある程度のプロジェクトを任せてもらえるような立場になっていきたいです。
とにかく、自分のパワーを上げていきたくて。持論として、ある程度仕事で結果を出せる人間になれば仕事が面白くなるし、面白がって結果を出していたら報酬がついてきて、生活水準が上がってプライベートも充実していくイメージを持ってるんです。僕がお世話になっている田久保さんも石田さんもそういう「全て良し」な人に見えているので、僕も早くそうなりたいです。
クラフトバンクはどんな学生にマッチする環境でしょうか?
自分で道を作っていくのが好きな人には向いているかもしれません。教えてもらおう、用意してもらおう、って考えでいると厳しそう。「仕組みがないなら自分で作ればいいや」とか「知らないけど調べればいいや」みたいなマインドで、できないことに向き合い続けられる人にとってマッチする会社だと思います。
さっき、自分なりの解や仮説を用意して働いているとか言いましたけど、やっぱり間違えることも多くて、日々大量にダメ出しされるんですよ。そうすると「うわ、またできなかった」ってしんどく思ったり、落ち込むこともあります。
でも逆に「うん、いい感じだね。あとは巻き取るね」とか言われても、なんの成長にも繋がらないじゃないですか。自分のできないこと、知らないことが発見できたって捉えると自分にとってプラスでしかないので、ダメ出ししてもらえるのはありがたくて、良いストレスです。
同じ理由で、僕は今の自分が100%達成できる仕事は、なるべくやりたくないんです。常に自分の実力の120%くらいの仕事を任せてくれるクラフトバンクは、自分に合った環境だなって思います。
最後に、就活生へメッセージをお願いします
就活をする中でいろんな大学生に出会いましたが、「裁量の大きい会社に行きたい」って言う人がめちゃくちゃ多かった印象です。でも今振り返ると、自分にとってその「裁量」がどんなものなのか、具体的に何を求めているのか、言語化できていない人も多かったかも。
一言で裁量と言っても「自分の意見が通る」とか「早くから出世できる」とか「大きな額を動かせる」とかいろんな考え方があるかなと思うのですが、「新卒から自分の頭で考えて仕事を進める」という意味で裁量の大きな環境を求めているなら、クラフトバンクに入るのはいい選択かなと思います。
もし僕と同じようにストレッチゾーンを求めている人がいたら、ぜひ一緒に切磋琢磨しましょう! 待ってます。
(執筆・撮影:青柳ゆみか https://x.com/aopan_na )