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地方の長期インターンで成長する人に共通する5つの行動パターンとは?

人口1万人の過疎地、宮崎県都農町でまちづくり会社を経営するイツノマ。そんな辺境の地の零細ベンチャーに、ここ3年で30人以上の大学生たちが長期インターンで来ています。都心のインターンみたく、就活のためでもなく、ガクチカレベルでもなく、休学してまで長期にわたって来る学生たち。それだけで、個人的にはすごいことだと思います。これからの時代、地方まちづくり分野で活躍できる人の要件は「アウェイに飛び込んでやりきる力」だと思ってるので、イツノマでインターンするだけで称賛!!そんな学生たちと日々一緒に過ごす中で、目に見えて成長する人の行動パターンに共通項があるなぁと感じてます。もちろん、地方・過疎地のま...

PUBLIC LIFE DESIGN _公共の暮らしに、選択肢を。

出発点はヤン・ゲール都農町で起業する直前、2020年2月デンマークで、リスペクトする建築家、ヤン・ゲール事務所を訪ねました。彼らの哲学はシンプルで力強い。「Life Between Buildings」(建物の間にある人の営み=公共空間での人間活動)」「都市の良し悪しは、そこでの人々の活動によって決まる」「都市を歩行者と自転車のためのものにしなければならない」この考え方に強く感化され、イツノマを立ち上げる際、「PUBLIC LIFE DESIGN」というビジョンを掲げました。都農町での最初の挑戦移住した都農町で、最初の仕事が100周年を迎える町のグランドデザイン。公共をテーマにした仕事で...

「正解のない時代」の地域と学校の未来、子どもたちが主役の「実践的探究」のススメ

7月24日、宮崎県教育庁(中部事務所)主催の「地域と学校の未来創造ミーティング」にて、県内の教職員の皆様にお話させていただく貴重な機会をいただきました。テーマは「子どもが参画する地域づくり・学校づくり」。ぼくらが都農町で5年間取り組んできた、小中高の総合学習と地域クラブでの実践を元に、これからの宮崎に求められる教育について提案させていただきました。1.都農町での「まちづくり×教育」実践事例ぼくらが、都農町・高鍋町で手がけてきた小中高での具体的な取り組みを簡単にご紹介します。これらはすべて、子どもたちが「自分ごと」として地域に関わり、リアルな社会に触れることを目的としています。①つの未来学...

「やりたいこと」からはじめなくても、「やりたいこと」に出会える6つの成長パターン

「やりたいこと」が見つからない。就職活動を控えた大学生や、社会に出て数年が経った20代の多くの人が、この言葉にできない焦りや不安を抱えているのではないでしょうか。ぼくらのところに、大学を休学してインターン生でやってくる大学生や20代社会人からもよく相談を受けます。でも、安心してください。長年、地方のまちづくりや人事・キャリア教育を実践してきたぼく自身の経験から言えるのは、はじめから明確な「やりたいこと」を持っている人なんて、実はそれほど多くないということです。むしろ、目の前の「やるべきこと」に必死で取り組むうちに「できること」が増え、その先に思いがけない形で「やりたいこと」と出会う。そん...

イノベーションよりリノベーション、改善より改革を。地方のまちづくりで起こしたい「変化のデザイン」

いつか何か“すごい”ことを生み出したい!そんな思いを持ちながらも、気づけばぼくは、地方で地道に、でも確実に“既にあるもの”に手を加えたり変化を起こす仕事をしてきました。■ イノベーションよりリノベーション「イノベーション」って響きは、やっぱりカッコいいですよね。ゼロからイチを生み出す。まっさらな発想で世界を変える。でも地方の過疎地に身をおいてると、“ゼロの状態から生み出す”ってあまりピンとこないのが正直なところ。むしろ、「これ、やったほうがいいよね」と言われ続けているのに、結局やれてないもの、いつのまにか忘れられた資源、「もったいない」が積み重なって、誰も手をつけられなくなったものをどう...

地方の駅が、高校生と小さなまちづくりムーブメントを起こすプラットフォームに!

地方の小さな町にとって、駅の存在って微妙じゃないですか?車社会が前提で、利用しているのは高校生ぐらい。宮崎県の人口19,000人の町にある高鍋駅1日の乗車客数は734人!おそらく大半が高校生。高鍋町がJR九州から駅舎を買取り、改装しているときに、たまたま高鍋町とご縁ができました。提案したのが、高鍋町に2つある高校、高鍋高校、高鍋農業高校の高校生たちと駅の企画・運営を担っていくこと。まずは駅で毎月、高校生主催マルシェ『月市』をはじめることに。4月20日(日)が第1回、初日でした。当日は、雨にも負けず、早朝より高校生とDIYでつくった屋台8台を設置。雰囲気を演出するのれんを屋根から吊り下げ。...

キャリアの8割は偶然!地方に移住して6年目で実感する計画的偶発性理論

キャリアの8割は偶然の出来事で決まる。5つの行動特性を持てば計画的に偶然を呼び込める。クランボルツ教授が提唱する計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、20年以上経営・人事に携わる中で一番共感し、腹落ちしているキャリア理論です。要約するとこんな感じ。クランボルツ教授がビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、8割が偶然の出来事によるものだったことをきっかけに提唱、予期せぬ偶然の出来事がキャリアを左右する理論。目的意識ややりたいことに固執して目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねないよう、5つの行動特性の必要性が示される。就活中の...

都農町に移住&起業して満5年、まちづくりの振り返りとこれからのこと

ちょうど5年前の今日、都農町に移住してきました。都農町で満5年。まちづくり10個の振り返りと、これからのことを考えました。1.まちづくりの振り返り❶グランドデザイン都農町に移住する1年前から関わってた仕事。2020年、都農町100周年を機に、これからのまちづくりを、町民がパッと見てわかる理想の姿としてデザイン。レゴを活用して、250名近い町民のみなさんと20回以上のワークショップを重ねたアウトプットの一部は、「つの未来マップ」として町内に掲示。明日からできるアクションとして100個提案したアイデアを「つの未来ブック」として全世帯に配布。小学生から高齢者まで、リアルな町民の声をたくさん聞け...

地方で生き残るための戦い方は、【需要を創る>競争に勝つ】

「地方で働くって都心と比べてどんな感じなんですか?」「地方で生き残るためにどんなスキルが必要でしょう?」インターンの大学生とかによく聞かれます。たしかに、イメージはわきにくいですよね。地方といってもピンキリ、福岡と都農町ではまったく別物。「東京と福岡」より「福岡と都農町」の方が差はデカい。ぼくもそうでしたが、東京の仕事のやり方、地方に持ち込んでもまずうまくはいきません。いろいろ理由はあるのでしょうが、ぼくなりに感じているのは都心は需要は多いけど競合が多い→生き残るために必要なのは「競争に勝つ力」地方は需要は少ないが競合はない→生き残るために必要なのは「需要を創る力」ぼくは20年以上、都心...

「地方創生顧問・アドバイザー事業」で東京の企業と地方の現場をつなげる架け橋に

地方創生はバラマキ?地方創生交付金、実際に使われず予算が余ってるとも。もちろん、うまく活用されている事例はあり、人口1万人の過疎地、宮崎県都農町でまちづくりを実践する者として、地方創生強化の方針や方向性には大賛成です。1.地方創生現場のプレイヤー不足地方創生の問題は、補助金が出たとしても、地方で実際に動ける現場プレイヤーが不足か不在、あるいは体力・財力のある東京の企業と地方の現場プレイヤーのマッチングの仕組みが不十分なことにあるのではないでしょうか。補助金申請や計画書作成のサポートはリモートでもほぼ完結できるため、東京にいながら出張で対応できるコンサルタントは一定数、いらっしゃいますが、...

地方でクリエイティブな生き方を実現させるためには?

ウェルビーイングとクリエイティブ。「地方」はウェルビーイング?「地方」こそクリエイティブ!よく言われることでもありますが、実際に「地方」で生まれ育ち働く人たちを対象に、ウェルビーイングとクリエイティブについて、スキルとマインド両面からインプットして、アウトプットする講座のお手伝いをしてきました。場所は「福井」7年ぶり?ぐらいの福井は、すっかり「恐竜のまち」に1.若者や女性のスキルアップ今回、ぼくがお手伝いさせてもらった講座は、福井県で、テクノロジー創作の機会提供や、学んだことを活かした地域活動を行っている『一般社団法人あわらテクノロジー協議会』が福井県から委託を受けた事業「CREATIV...

地方のまちづくりをじっくり話せて、町内外の人がつながれるホステルづくり。

観光地でも出張地でもない、人口1万人の過疎地、宮崎県都農町で経営しているHOSTEL ALA。まずは経営を成り立たせること最優先で取り組んできたこの3年今週は、ほぼ毎日、合宿や視察研修、ゲスト交流会。HOSTEL ALAのコンセプト「まちづくりの合宿所」に少しずつ近づけている手応えを。というのも、ぼくらが理想とする地方のまちづくりは、その地域に住んで、毎日暮らしながら、地域の人と一緒につくりあげていくもの。そうすると、視野は狭くなりがちで、出会える人や情報にも限りが出てくるもの。といって、メディアで見る成功事例や東京の情報を見聞きしても、1万人の過疎地への翻訳はむずかしい。そんなことで、...

地方移住でいちばん大切な「健康」のために毎日続けられる4つのルーティン

地方移住、特に単身移住者にとって、「いちばん大切なことは?」と聞かれたら迷わず「健康」と即答します。理由は3つ①アウェイな環境のストレス②頼れる人が少ない③医療機関の選択肢が少ない5年間、地方移住生活を送ってきて実感する、健康維持のためにできることは当たり前の4つ①睡眠(よく寝る)②食事(3食規則正しく)③入浴(浴槽につかる)④運動(毎日続くこと)最近、仕事で一緒になった人やインターンの大学生から「なんでそんな元気なんですか?」「いつもポジティブでいる秘訣は?」と聞かれたら、いつも4つを呪文のようにとなえてます。。これから地方に移住を考えてる人、新卒で働き始める人の参考になれば。ぼくは健...

2025まちづくり、やりたいことBEST5

あけましておめでとうございます!都農町に移住して6年目を迎えました。昨年は売上の8割を失い、創業以来、もっとも厳しく辛い一年に。事業、組織ともに経営者としての不出来を痛感。でも、だめな時ほど、我が身を振り返り、成長するチャンス。こんな状況で仕事の機会を下さった恩人たちに感謝するとともに、恩送りができるよう悩み苦しむ起業家、経営者の役に立てる人になれるよう、がんばります。今年のおみくじで『他人のために尽くしなさい』って強調されてたし。いい歳して、そろそろ「利己」から「利他」に行動を変えていけるよう努力します。厳しい環境を一緒に楽しく?サバイバルしてくれた頼もしいイツノマメンバーと一緒に「ま...

経済産業省「キャリア教育アワード」優秀賞を受賞しました。

都農町で4年間実施している都農中学校の総合学習プログラム「つの未来学」が経済産業省「第14回キャリア教育アワード」中小企業の部で優秀賞を受賞しました!ふとしたことから公募の情報を知って、締切間近であわてて応募して、、【キャリア教育アワード】産業界によるキャリア教育の取組を奨励・普及・促進するため、平成22年度に創設した表彰制度です。また、平成23年度より最も優れた取組を行う企業・団体等には経済産業大臣賞を授与しています。今年度は、審査委員会による厳正な審査の結果、経済産業大臣賞3件(うち1件大賞)、優秀賞8件、奨励賞3件が選出されました。大企業の部、中小企業の部、コーディネーターの部と3...