完全リモートでブランドの未来を創る|ブランドグロースディレクター募集・ブランドグロースディレクターとは
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こんにちは、ワードロジー株式会社 代表の大串匠太郎です。
今回、当社では「ブランドグロースディレクター」という新しいポジションを募集することになりました。
えっ何それ?と思った方もいるかもしれません。
それもそのはず。これはワードロジー株式会社が新たに設けた役割だからです。
この募集記事では、ブランドグロースディレクターとは何か、またなぜそのような役職が必要なのかをお伝えします!
ブランドグロースディレクターとは
そもそも、ブランドグロースディレクターとはなにか。私たちは以下のように定義しています。
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ブランドグロースディレクター
- クライアントの事業価値・ブランド価値を中長期的に高めるため、戦略設計から日々の実行・改善までを一貫して担う役割。
- ウェブやSNS、広告など多様なチャネルを横断し、課題発見・データ分析・クリエイティブ制作を統合しながら成長のサイクルを構築します。
- 「つくって終わり」ではなく、成果が生まれるまで伴走するパートナーとして、ブランドの認知・信頼・成果を総合的に引き上げるポジションです。
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わかるような、わからないような……という感じかもしれません。
一言でいうと、お客様の事業価値向上において、広報・広告面で伴走するディレクター、というイメージです。
そもそも、ディレクターとは
そもそもディレクターとはなにか。調べると、制作現場の責任者としてプロジェクト全体を統括する役職とあります。
企画の方向性を定め、スタッフに指示を出してスケジュールや品質を管理し、プロジェクトを成功に導く役割を担っており、必要があれば自分自身でも手を動かしながらプロジェクトを進めます。
このディレクターに「ウェブ」がつくとウェブディレクター、「クリエイティブ」がつくとクリエイティブディレクターになり、それぞれ「ウェブ制作プロジェクトにおいて責任を持つ役割」「クリエイティブ制作全体について責任を持つ役割」といったニュアンスが含まれるようになります。
そのため、ある程度制作分野に対する知識と経験を持つ人がディレクター職につくことが望ましいとされています。
では、ブランドグロースディレクターとは?
では、ブランドグロースディレクターとはなんでしょうか。ブランドグロース、すなわちブランドの成長に責任を持つ役割だと私たちは考えています。
なぜこのような役職が生まれるに至ったのでしょうか。
SNSとAIの発展で、制作会社に求められる役割が変わっている
背景には、ずばりSNSとAIの登場にあります。
SNSが登場する以前、企業が情報発信をする手段は限られていました。
(営業を除いた)マーケティングといった側面で考えると、ざっと以下のような手法が挙げられると思います。
- 広告媒体を使う(マス広告、電車・バス内広告、地域の情報誌、街の看板 等々)
- 紙のDMやチラシを作り、配布する
- プレスリリースを使う
- メディアに取り上げてもらう
- ホームページでお知らせを更新する
- ブログ(オウンドメディア)を使う
- メルマガ
これらは効果がありますし、今でも十分に有用な手段ですが、情報の流れとして「一方通行」という特徴があります。
つまり、企業→企業、企業→個人と「→(矢印の流れ)」が一方通行なのです。マーケティングとは元来そういうものでした。
しかし、SNSの登場でこの流れが変わります。
SNSが可能にしたもの
SNSのすごさは、「1人につき1アカウント、自分専用の媒体を持つことができ」「媒体同士でコミュニケーションが取れる」点にあります。
facebookの登場時、「自分のウェブサイトを簡単に持てる」といった評価を聞いたことがありますが、ウェブサイトを持てる以上に「ユーザー同士で交流できる」点に真価があったように思います。
企業はSNSを通じて、必要な情報を、必要な人に届けられるようになりました。そして情報の閲覧者から、レスポンスをもらうことができるようになりました。
一方通行だった矢印が、企業↔︎企業、企業↔︎個人と「↔︎(双方向)」になったのです。
これにより、情報の行き来が爆発的に増え、求められるクリエイティブの量も飛躍的に増えました。
AIの登場により変化したこと
そして、生成AIが登場しました。このストーリーを書いている前日、Gemini3がSNS上で話題になりましたが、文章クオリティ、画像のクオリティが飛躍的に向上し、実務ベースでもそのまま使えるのではないかと言われています。
AIの精度は向上する一方です。消費電力やサーバー負荷の問題を抜けば、この進化の流れを止めることはできないでしょう。
- 双方向のコミュニケーションがSNSで可能になり
- コミュニケーションに必要なコンテンツ(文章、音声、画像、動画、なんならウェブサイトも)がAIで作れてしまう
そんな時代が、今、やってきました。
そのような時代に、人間が果たすべき役割とは何になるのでしょうか。
人間だからできることって?
少し視点を変えて、人間ができて、AIができないことを考えてみました。
個人的に色々考えたのが、こちらになります。
- 新しいものを生み出すこと
- 行動すること/行動につなげること
(提案、改善策の実行、フィジカルが伴うもの) - 人をやる気にさせること/人を巻き込んで動かすこと
- 状況・環境(クライアントの状況、市場環境、人的資源など)を総合的に考えて意思決定すること
- 提案したものをニーズやフィードバックに応じて、求められている通り、もしくは求められている以上に調整(チューニング)すること
私は、AIは「アイディアを与えてくれるもの」であり、「思考の土台」を超えることはないのかなと思います(たぶん)。
AIでレポートや提案を作っても、微妙なニュアンスの修正などを含めて、一文字も変えずクライアントに提案することはおそらくできません。
ましてや、AIが意思決定をして、組織をやる気にさせて行動に繋げることはできません。
こういった「AIにできず、人間にしかできない領域」を自覚し、専門分野に習熟し、リーダーシップを発揮してい行動していく人材が、より求められていくのではないかと考えています。
ブランドグロースディレクターに戻って…
前置きが長くなってしまいました。
突きつめると、ブランドグロースディレクターとは、AIなどのテクノロジーも活かしながら、適切な意思決定をし、それを行動に結びつける役割を担う職種です。
AIが当たり前になる時代には、AIでモノを作れることは付加価値になりません。
むしろ「AIでバナーやウェブサイトを作ってみたけどイマイチ効果が出ないんだよね」から、案件がスタートすると思っています。
そういった案件に対して、本質的な課題を捉えて、クライアントの状況を理解し、目標を決めて、事業を伸ばす算段を広報・広告的側面から考える役割が重要になっていくと思います。
そういった従来の枠に捉われないディレクター職を、ブランドグロースディレクターと呼びたいと考えました。
ウェブディレクターやマーケター経験者だからできる!
とはいえ、あらゆる情報発信手段を熟知して、AIも熟知して、ビジネスにも精通して……では、求められる範囲が膨大になってしまいます。
私は、ウェブディレクターやマーケターとして活躍し、今後より成長したい人が、こういった仕事を担当できるのではないかと思っています。
経験よりむしろ重要なのは、クライアントに貢献したい気持ち、そして自分自身がより成長したいという意欲が大切になってきます。
ぜひそういった思いのある方と一緒に働きたいと思っています。
リモートワーク可の仕事です!
当社では、今のところ、全社員がリモートワークを実現しています(出社の方が効率が良い人は出社もOK)。成果を出すために場所は問わないと考えています。
クライアントへの訪問や、たまにリアルのコミュニケーションもありますが、オンラインMTGを中心としたコミュニケーションが主になります。
メンバーの中には子育てをしながら働いているメンバーもいます。自分のペースで働きたい、そして仕事人として成長したい人にとって、働きやすい環境だと思います。
長くなってしまいましたが、ぜひ興味のある方は、一度お話できたら嬉しいです!
今後ともよろしくお願いします。