エンジニアとしてのキャリアを築く中で、SES、受託開発、自社開発という3つの働き方はそれぞれ異なる特徴があり、転職市場での評価にも影響を与えます。今回は、これらの働き方の特徴と、転職時にどのような強みや課題があるのか、採用担当がどのように評価するのかをお伝えしていこうと思います🐕
1. SES(システムエンジニアリングサービス)
特徴: SESは、クライアント先に常駐し、プロジェクト単位で開発に携わる働き方です。幅広いプロジェクトを経験できる一方で、環境によっては業務範囲が限定されることもあります
メリット
- 多様な技術スタックや開発環境に触れられる
- 適応力やコミュニケーション力が身につく
- 要件定義や設計など上流工程に携わる機会がある(経験を積める案件を選べば)
デメリット
- プロジェクトによっては開発よりも運用・保守が多い
- 自社のプロダクト開発経験がないため、自社開発企業への転職時に評価が分かれる
採用担当の視点:どのような案件に携わってきたかが重要です💡単に「Javaを使用して開発」ではなく「金融系の大規模システムのAPI開発」「ECサイトのバックエンド処理の高速化」など、具体的なプロジェクト内容と役割を明確にすることで評価されやすくなります✨
2. 受託開発
特徴: 受託開発は、クライアントの要望に応じてシステムを開発するスタイルです。設計から実装、テスト、納品まで関わることができるものの、クライアントの意向に左右されやすい点があります
メリット
- 上流工程(要件定義・基本設計)に携わる機会が多い
- クライアントとの折衝経験が積める
- チームでの開発経験を積める
デメリット
- 納期優先の開発が多く、技術的な挑戦が難しい場合がある
- 特定の業界やクライアントに依存した経験が多くなる
採用担当の視点:どの業界のどのシステムを開発してきたかがポイントになります💡例えば「物流業向けの在庫管理システムを開発し、業務効率化を実現」といった具体的な成果を伝えることで、より高い評価を得やすくなります✨
3. 自社開発
特徴: 自社で企画・開発・運用を行うスタイルです。長期的な視点でプロダクトを成長させる経験ができるため、開発以外にもビジネス的な視点が求められます
メリット
- 仕様策定やアーキテクチャ設計などの経験ができる
- 継続的な改善や技術選定の機会がある
- ユーザーのフィードバックをもとに開発を進められる
デメリット
- 技術の幅が狭くなる可能性がある(特定の技術に固定される)
- 他の開発手法に慣れていないと、転職時に適応が必要になる
採用担当の視点:プロダクトの成長にどう関わったかが評価のポイントになります💡単に開発しただけではなく「チームで技術選定を行い、パフォーマンスを向上」「データベースのチューニングを行い、クエリ速度を50%改善」といった成果をアピールすると、より高く評価されます✨
まとめ:転職戦略──どの経験をどう活かすか?
エンジニアの転職市場では「どの分野でどのような経験を積んできたか」が重要です✨SES、受託開発、自社開発のいずれにおいても、経験を具体的に伝えられるかどうかが採用担当の評価を左右します
- SESの方は、単なる常駐エンジニアではなく「特定の業界・システムの知見を持つ」ことを伝える
- 受託開発の方は、どのような業界・クライアントの課題を解決してきたかをアピールする
- 自社開発の方は、プロダクトの成長にどう貢献したのかを示す
どの働き方にもメリットとデメリットがあります。重要なのは、それをどう伝え、今後のキャリアにどうつなげるかです。採用担当は「このエンジニアが自社でどんな活躍ができるのか」を見極めようとしていますので、自身の経験を整理し、適切にアピールすることで、より良いキャリアを築いていきましょう✨
日本教育クリエイトは、全事業行っていて様々なフェーズでサービス展開しているのと、単純な待機時間は発生させないので、どのようなスキルセットの方でも有用なポジションにつくことができます😊