開発エンジニアとして経験を積んできた方の中には「次のステップとしてプロジェクトマネージャー（PM）に挑戦したい」と考えている方も多いのではないでしょうか？PMの仕事は、単なる進捗管理ではなく、開発チーム全体が円滑に機能する環境を整え、ビジネスの成功に貢献することです

PMに必要なスキルは多岐にわたりますが、今回は、日本教育クリエイトのPMポジションにおいて、大事にしているポイントを3つ に絞ってお伝えしていきたいと思います

1. 目的とゴールの明確化

プロジェクトを成功させるために、目的（Why）とゴール（What）を明確にしています。開発を進める中で「なぜこの機能を作るのか？」が曖昧なままだと、チームメンバーの認識がズレ、最終的に「使われないシステム」が生まれてしまうリスクがあります

実践のポイント

• プロジェクト開始時に、クライアントやステークホルダーとしっかりすり合わせを行う
• 要件定義の段階で、開発チームに目的を共有し、納得感を得る
• KPI（成功指標）を具体的に設定し、開発の軸を明確にする

「学生のスキル管理システム」を開発するプロジェクト では、単に「スキル情報を登録できる仕組みを作る」ではなく「学生が適切な進路を選べるよう、スキルの可視化を行い、マッチングの精度を高める」 という明確な目的を設定することで、開発の方向性がブレにくくしています

2. リスクと課題の管理

プロジェクトが順調に進むことは稀で、必ずどこかで問題が発生します。そのため、PMは「問題が起こったときにどう対処するか」を事前に考え、適切なリスク管理を行う必要があります

実践のポイント

• プロジェクトの初期段階でリスクを洗い出し、対応策を考える
• 課題管理表を作成し、影響度・対応期限を明確にする
• 定期的にチーム内でリスクを共有し、柔軟に計画を見直す

開発スケジュールの遅延は、よくあるリスクの一つです。この場合「重要な機能の優先度を見直し、納期に間に合わせる」 という対応策を事前に考えておくことで、慌てることなくプロジェクトを進めることができます。

3. チームマネジメントとコミュニケーション 🤝

PMの役割は、チームメンバーが最大限の力を発揮できる環境を作ることです。そのためには、適切なコミュニケーションを取りながら、チームのモチベーションを維持することが重要になります

実践のポイント

• タスクの割り振りは、個々のスキルやキャリア志向を考慮する
• 定期的に1on1を実施し、メンバーの困りごとをキャッチする
• なぜこのタスクが重要なのかを説明し、納得感を持ってもらう

開発エンジニアとしてタスクをこなすのとは違い、PMとしては「このタスクがなぜ重要なのか」「どのような価値を生むのか」をメンバーに伝え、納得して取り組んでもらうようにしています

まとめ：PMに必要なのは、技術力＋αの視点

PMの仕事は、単なるスケジュール管理ではなく「チームが成果を出せる環境を整えること」 です

✅ 目的とゴールを明確にし、プロジェクトの方向性をブレさせない
✅ リスクを事前に洗い出し、適切な対策を講じる
✅ チームメンバーと適切なコミュニケーションを取り、パフォーマンスを最大化する

これらを意識することで、プロジェクトの成功率は格段に上がります。開発エンジニアとしての技術力を活かしながら、日本教育クリエイトで、PMという新たなステージに挑戦してみませんか？ 😊