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フルリモートの期間を経て、WILLCOが選ぶリモートワークのスタイルとは?


こんにちは!WILLCO広報部 です。

2020年4月7日に発令された緊急事態宣言から一年ほどすぎ、皆様の職場では現在どのような働き方をされていますでしょうか?

弊社でもリモートワークのメリットやデメリット、業務内容による向き不向きが議論され、今後どういった対応をしていくべきか話し合われるようになりました。

今回の記事では、弊社の社員・インターン生がフルリモートを経て"今"何を感じるのか、リモートワークのメリットとデメリットについて議論していきたいと思います。

また、後半では士業のリモートワークの普及状況などについても言及していきますので、興味がある方は最後まで読んでいただけると嬉しいです!

前提としてですが、弊社では現在以下のようなワークスタイルで働いています。

【現在の勤務状況】

・エージェントは週3日の出社
・出社を禁止しているわけではないので、チームや個人によっては週5日出社してもOK
・エンジニアは週2日の出社
・体調不良、濃厚接触があった場合は在宅勤務

ちょっといつ頃になるかは分かりませんが...

【コロナ終息後】

・エージェントも週1日はリモートを残す
・開発チームのリモート日数は、チームで相談して決めて良いが週2,3日

とこのようになっています。


1.インターン生にとってのメリット・デメリット

フルリモートになった直後に入社をしたインターン生の竹下くん。

去年の5月にインタビューを受けてくれた際は、その時の状況について少し触れましたが、1年経った今どんなメリットとデメリットを感じているのでしょうか。

(去年の記事です↓↓↓)

『インターンか社員かだなんてお客様にとっては関係ない!』WILLCOで頑張る2人の学生にインタビューしてみた | 株式会社WILLCO
△インタビューの様子 こんにちは!株式会社WILLCO 広報担当の上原です。 今回は、2人のインターン生にご協力いただき、WILLCOで学んだことや将来の話など「インターン生の実態」を聞きました! エントリーNo.1は、2019年の春からWILLCOで働いている鶴田さん(通称:鶴子ちゃん)No.2は、先月入社したばかりの竹下さん(通称:竹ちゃん)です! ...
https://www.wantedly.com/companies/company_8278032/post_articles/237511

メリット1:隙間時間を有効活用出来る

私は授業と授業の合間や、就活でオフィスに出社できない時は在宅で仕事をしています!
弊社の勤怠システムは、1分単位で給与申請が可能で、大学生でも時間を見つけて時短勤務をすることができます。
実際にサークル・バイト・インターンを掛け持ちしている学生もいるので、なかなか時間が作れない学生でも働ける仕組みになっていて、かなりありがたいです。

メリット2:コロナ禍でも「学生時代頑張った事」が作れる

多くのバイトや部活がコロナウイルスの影響で制限されていると思います。
それにより、『学生時代に頑張ったこと』が思い浮かばない人も増えたんじゃないでしょうか。
弊社では、研修から実際の業務までリモートで行う事が可能なので、成長出来る場を提供することが出来ます。
2020年度の4月から入社してリモートで研修を受けましたが、画面共有ツールやチャットツールのお陰で、いち早くスキルを取得できました。

――――確かに...コロナでバイトや部活などの学内での活動が制限されるようになって、就活とかでアピールしにくくなった人もいると思います。最近だと、大学1、2年生の時からインターンや短期留学などのように学外に目を向けて頑張る学生も増えてきたそうです!


デメリット1:オンライン上だと気を使ってしまう

特に入社直後は、社員さんに聞かないとわからないことがたくさんあるので、何度もメッセージをしたり、電話をして情報を補填しなければなりません。
チャットツールの活用や、zoomでのミーティングで業務自体は問題ありませんでしたが、対面で会ったことのない方が多かったので、初めはかなり緊張しました。
WILLCOのみなさんは「いつでも聞いていいよ」と声掛けしてくださったので、比較的自分から声をかけやすかったですが、流石になんの配慮もなしに聞けないのでデメリットにさせていただきました。笑

デメリット2:モチベーションの維持

私の場合、前職のインターンで出社することがオンオフのスイッチになっていました。
そのため、自宅だと仕事モードに入るまでが遅く、モチベーションの維持やプライベートとの切り替えが難しかったです。
そこで、出勤している人が参加する全体のzoom画面を常にパソコンで開きながら、一緒に仕事している人が見えるように工夫していました。

――――オンオフの切り替えは慣れたら大丈夫じゃないかな?と個人的には思いますが、竹下くんのように出社のスタイルに慣れている人はスイッチの切り替えで苦労するかもしれません。
初めの頃は、どんなにみんなが優しくても気疲れしてしまいますよね...。オンライン上だと相手の反応が分かりにくいため、その点でも配慮して疲れてしまうかもですね。

2.社員にとってのメリット・デメリット

社員代表で、LEGAL JOB BOARD「司法書士チーム」のあきさんに聞いてみました!


メリット:1人のタスク管理がしやすい

お家での作業だと、集中しやすいっていうのももちろんあると思う。
会社で働いていると、かかってきた電話を取らないといけなかったりして集中が途切れてしまうので、1人で行う仕事はかなりしやすい環境!
在宅だと自分にとって必要な電話しか来ないため、タスク管理がしやすくなったね。

デメリット:細かいコミュニケーションが取りにくい

対面だと聞きやすいちょっとしたことも、メッセージだと少し気を使ってしまう。
ミーティングはzoomとLINEなどを駆使してやってたけど、オンラインだと度々伝わりにくいこともあったな。
その頃入社した社員さんとかには、「チャットとかでいつでも相談していいよ」って常々言ってたけど、頼りにくかったんじゃないかな〜って思う。
対面だと、手が空いてそうな空気感が伝わりやすいので、声をかけていいタイミングがわかるけどZoom越しだとそこまでは伝わらない。


【リモートワークにおける感想】

――――フルリモートの率直な感想をお聞かせください!

ほぼ全ての業務がリモートでも可能だったので、特別不便だったとかはなかった。
チームメンバーも、ある程度対面での信頼があったので、やりにくさを感じることはなかったと思う。
実際に、一年以上リモートで働いてうまくいっていたから、これからはリモートの良いところと対面のいいところをうまく使いこなせていけたらいいな。


――――なるほど。家のネット環境など、他のメンバーで問題のある方はいらっしゃいませんでしたか?

たまにwi-fiの調子が悪いこともあったけど、働く環境は会社と限りなく近いので問題なかった。
家に机や椅子がない人には、車で自宅まで配送してくれたり、モニターを会社用と在宅用で用意してくれたりしたので、かなり手厚く整えてもらった!
大企業とかだとできないことだから、本当に助かりました。

――――かなり手厚い!!WILLCOでしかできないサポートですね。

3.士業のリモートワーク普及率について

弊社のサービスであるLEGAL JOB BOARDは、士業専門の転職サイトです。

顧客である法律系の業界はどれくらいリモートワークが普及しているでしょうか。

各担当のエージェントに実態を聞いてみました。

職種によってかなりばらつきがあるみたいです...!


■司法書士

そこまで普及している感じは見受けられない。考えられる理由として、

①お客さんとの兼ね合いで、現地での打ち合わせや不動産決済の立会など外出が伴う業務が多い
②機密情報を扱っているので、事務所以外で作業をするのが困難
この2点が大きな要因。

ただ、時間をずらしての出勤や、上記二つに該当しない業務を扱っている人、タイミング的に出勤しなくてもできる業務を扱っている人は週に数回リモートワークを行っている。


■弁理士(知財)

正確な情報はないけど、現在掲載している弁理士の求人数のみに絞ると36.4%で、法人数にしたら、15~20%ぐらいの普及率といったところ。
※弁理士の全国で掲載している求人数:220件(同一の法人含む)のうち、在宅可能求人:80件(同一の法人含む)

職場によっては、すんなりと、むしろ積極的にリモートに移行しているところもある。
業界全体だと2〜3割くらいで、一般企業より少し少ないくらい。


■弁護士

①企業法務系法律事務所では、企業側がリモートを推進していることもあり、大きな法律事務所を中心としてリモートがある程度普及している。大手や外資、準大手はほとんどリモート。
とはいえ、規模感の小さな事務所は出社メインでやっているケースがちらほら。

②一方、個人の事件が中心となる法律事務所では、依頼者との対面での面談がまだ中心となるため、規模感を問わず基本出社がメイン。地方出張については減った模様。


■法務部

世の中全般的にリモートが盛んなので、当然法務もリモートで働いている人は多い。

最近はクラウドサインのような、電子契約サービスがより広がりを見せているので、法務のリモートワークはさらにポピュラーとなると思われる。
大きい企業はフルリモートしている会社も多いが、週に半分ほどリモートしている、というパターンがおそらく最も多い。


■土地家屋調査士/測量士

測量、境界の立会など、司法書士以上に現場に赴いての作業が多いため、リモートワークが困難。

しかし、図面作成など事務作業に特化した一部の人はリモートワークに切り替えている側面もある。
大多数は司法書士同様、出社している時間をずらしたりしている。

緊急事態宣言や自粛を通して、働く環境や出社に対する価値観が社会全体で大きく変わってきました。

さまざまな議論がなされてきましたが、出社をすることが『悪』で、リモートが『善』ではありません。

大切なのは、どちらも選べる自由と制度を会社が提供することだと人事の方がおっしゃっていて、本当にその通りだと思います。

リモートワークにも欠点があり、実際にSlackが行った企業内の調査では、リモートワークへ移行した後に社員の帰属意識が下がったというデータ*もありました。

今回インタビューを受けてくださったお二方が主張していたように、モチベーションの低下やコミュニケーションの難しさも大きな問題です。

オンラインの利便性と対面の良さを組み合わせながら、理想の働き方を求めていきたいですね。

※参照:"Moving beyond remote: Workplace transformation in the wake of Covid-19."(2020) https://slack.com/intl/ja-jp/blog/collaboration/workplace-transformation-in-the-wake-of-covid-19.




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