【2024年1Qベストナレッジ賞】マネージャーが言語化した、メンバーの全てのモヤモヤを確実に力に変える2つのメソッド | 株式会社emology
こんにちは!emologyの小田です♪今日のテーマは「2024年1Qベストナレッジ賞」です。マネージャーの岡部が受賞したのですが、その内容をお伝えします!※岡部を知らない方は下記の記事もご覧くだ...
https://www.wantedly.com/companies/company_771445/post_articles/976139
こんにちは!小田です!
今回の記事は、マネージャー岡部のしくじり先生動画の紹介となっています!
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【しくじり先生とは?】
「失敗こそ成功の糧」と言われるように、emologyではチャレンジする文化を大切にしています。
素晴らしい成果を上げ、表彰され、リーダーとして活躍しているメンバーも、
過去には多くの失敗を経験し、その中から学びを得て行動を変えることで今の姿があります。
そんな成長のカギを握る「失敗経験」にフォーカスし、失敗から得た学びを教訓として共有することで、
各人の成長速度を上げることを目的とした新企画が「しくじり先生」です。
※この企画が非常に好評だったことから、現在では四半期ごとに「ベストナレッジ賞」を設け、
最も優れたナレッジを発表してくれた人を表彰する定番コンテンツとなりました。
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この記事を読み進める前に、岡部についての記事が初めての方は、是非先に下の記事(2024年1Qのベストナレッジ賞の記事)を読んでからこちらの記事も読んでいただきたいです!
上の記事から分かる通り、今では社内メンバーを引っ張るマネージャーの岡部。でも岡部は、「今でこそ営業組織をマネジメントする立場になりましたが、僕のスタートはレベル1どころか、レベル-10からの始まりだった」と話します。そんな岡部が経験してきた具体的なしくじりをいくつか紹介します!
■どん底からのスタート。「入社すらできないかも」事件
新卒で入社した大手企業を辞めようとしていた29歳の頃、大学時代に自分の人生に大きな影響を与えてくれた先輩だったなりさん(代表の荒井)に転職の相談をしました。その中で「本気で人生を変えたいなら、うちで(emology創業前に取締役をしていた企業)頑張る?」と声をかけてもらったんです。
でも、ここでいきなり大きな壁にぶつかります。
内定を出す前に、人事メンバーとの面接があったのですが、そのときの僕は「本気で頑張ります!」と気合い満点で乗り込んでたのに、面接でめちゃくちゃビビり散らかしてしまいました。笑顔も少なく、受け答えもオドオド。結果、面接後になりさんから電話で「元哉の入社が反対されている」と告げられました。
「現職にはもう辞めるって言っちゃったのに…」「ここ落ちたら人生終わるかも」と、本気で思いました。
まずはすぐさま変えられる笑顔づくりに関して猛練習の日々。毎朝鏡の前で笑顔の練習、動画を見て元CAの笑顔の作り方を研究、自撮りで表情チェック…。最終的に導き出したのは「アヒル口からの"イー”が一番自然に笑える」という自分なりの結論でした(笑)
そんな努力の後、会社のトップ4人(代表、取締役2人、執行役員)の面接に挑み、なんとか内定を勝ち取ることができました。今振り返ると、あのときの僕は今のemologyの選考では間違いなく落とされていたと思います。
■「何か喋ろうよ」――営業での無言事件
そんな努力の末に掴み取った入社の後も、しくじりは続きます。
初めて自分がメインで担当した新規商談。訪問先のエントランスで「お世話になります」、入室時に「失礼します」、着席して「失礼します」。ここまでは良かったのですが、その後まさかの“無言”。
話しかけることができず、先方から話を振っていただく形になってしまいました。商談の主導権を完全に手放し、数分でなりさんに巻き取られて終了。
帰り道で最初に言われたフィードバックが「何か喋ろうよ」。営業としてどころかただの会話の最低ラインすら超えられていなかったんです。
そして、もうひとつ忘れられないのが「号泣事件」です。
emologyに入社後に、営業チームの立ち上げ、A社でのクレーム対応、定例準備、Qの振り返り、戦略発表…タスクが重なりに重なって、気づけば心が完全にアップアップの状態に。提案しても弾かれ、締切は迫り、プラスの解釈もできない。毎日が苦しくて、ついにある朝、涙が止まらなくなってしまいました。
Slackでなりさんに「1日休ませてください」と連絡したら、すぐに電話がかかってきて「今日、うちで一緒に仕事しよう」と。なりさんの家で一緒に作業して、「これは一緒にやろう」「これは一旦置こう」と、ひとつひとつ整理しながら一緒に乗り越えてもらいました。
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そんな数々のしくじりを経験した岡部。自身を振り返り、それらのしくじりに共通した大きな「しくじり」があることに気付きます。
それは、
「やるべきことをやれば、結果はあとからついてくる」と思い込んでいたことでした。
「やるべきことをやったのに契約につながらなかった」
「やるべきことをやったのに人が辞めてしまった」
「やるべきことをやったのに、利益が出なかった」
岡部は、そうした結果を「仕方のないこと」として受け入れていました。
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そんな岡部の考え方が、180度変わる出来事がありました。
2023年11月22日の夜。
一人のメンバーAさんの退職に対して、共にマネージャーを務める神が号泣していました。
Aさんは「コーダーとして成長したい」とemologyに入社しましたが、唯一の教育担当だったBさんが退職し、Aさんが求めていた「専門的知見のある人に教わりながら成長するという環境」が難しくなってしまいました。
岡部はその状況で辞めてしまうということを「仕方ない」と受け止めていました。それは、自分にはどうしようもないことだと思っていたからです。
けれど、神は違いました。
目の前で悔し涙を流しながら、「なんとしてでも、一緒に仕事がしたかった」と語っていました。
その姿を見たとき、岡部は衝撃を受けました。
岡部のWillは、「人の幸せに貢献できる人間になること」。
それをビジネスの中で体現するには、会社に、メンバーに、クライアントに、利益をもたらすという形で“他者貢献”を証明するしかありません。
”やるべきことをやる”だけでは意味がなく、その先にある”勝利(=利益をもたらすという形で他者貢献を証明する)”までやり切らなければ意味がないと気づいたのです。
① 影響の輪を大きくすること
「影響の輪」は著書「7つの習慣」(スティーブン・R・コヴィー 著)に出てくる言葉です。
自分の持つさまざまな関心ごとである「関心の輪」の中に、自分が影響・コントロールできる「影響の輪」があります。つまり、関心の輪の中には、「関心はあるが、変えられない・影響できないこと」と「関心があり且つ変えられる・影響できるもの」に分けられます。
(※図はhttps://www.hr-doctor.com/news/management/management-skill/management_7habit_principle-3から引用)
岡部はこれまで、影響の輪の外側にあることに関心を向けてもヤキモキするだけだから、自分が影響できることにだけ集中しようとしてきたと語りました。
つまり、関心の輪を狭くすることで、関心の輪と影響の輪の溝を埋めようとしてきました。
ただ、一見すると影響の輪の外側を、内側の話かのように熱く向き合う神の姿を見て
「関心の輪を狭くすることではなく、影響の輪を大きくすることで関心の輪と影響の輪の溝を埋めていくべき」なのだと認識しました。
影響の輪を広げて、関心の輪も広げていく。それこそが発揮できる価値を大きくしていくということなのだと。
今までは当たり前に「自分には関係ない」「できない」「どうせ変えられない」と思っていた、
会社の経営、メンバーの悩み、顧客の未来──それらすべてを「自分こそが変えてやる」というマインドセットに変わりました。
② 相手を“動かす”ことを意識すること
ただ伝えるのではなく、「相手の感情・行動・選択が変わるように動かす」。
そして、結果が出るまでやり切ること。それが、他者貢献であり、利益につながると信じています。
岡部が経験したしくじりの数々、そして、そこからの学びはいかがでしたでしょうか?
ゼロどころかマイナスからのスタートだった岡部が伝えたいのは、
ということです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
この記事は、「今の仕事頑張ってるつもりだけど、ほんとになりたい自分にいまいち近づけてない」方に届いてほしくて書きました。
岡部の変化は、特別な才能やスキルがあったからこそ起きたものではありません。
「くすぶっていた自分を終わらせたい」
「自分自身を、ちゃんと認められるようになりたい」
その強い想いが、岡部を変えました。
このテキストでは岡部の発表のほんの一部のご紹介でしたが、
動画では発表の全編を公開していますので、ここに載せきれなかった岡部の葛藤や変化も含めて、
過去の岡部と同じように「今の仕事頑張ってるつもりだけど、ほんとになりたい自分にいまいち近づけてない・・」という方には、ぜひ動画をご覧いただきたいです!