AI BPOサービスを展開し、急成長を遂げている株式会社ユーティル。その組織文化を象徴するのが、半期に一度、最も会社の行動指針(Value)を体現したメンバーに贈られる「Value賞」です。2025年、入社わずか9ヶ月という異例のスピードでこの栄誉ある賞を受賞したのが、制作部の清宮 蓮(きよみや れん)でした。
ユーティルでは以下のValueを掲げています。
勝ちにこだわる 「勝ち」とは、昨日の自分を超え、各々が持ち場で最高のバリューを発揮し続け、事業計画を達成し続けること。その総和が組織としての「勝ち」です。中小企業の海は果てしなく広く、計画を達成し成長し続けることで初めて中小企業に資する存在となり、社会へインパクトをもたらせると考えます。 全てのお客様に「感動」を提供する 私たちが目指すのは「満足」ではなく「感動」。数字の前に、お客さんが感動する瞬間を増やすことにコミットしましょう。そのために常識を超える提案と想像を超えるサービスを追求し、妥協なく品質を磨き続けましょう。
清宮は今回こうしたValueの何を意識し、どう体現することで受賞につながったのでしょうか?そして彼が描く「AI時代のWebディレクター」の未来像とは。今回はValue賞を受賞した清宮に、仕事への向き合い方や今後の展望、そしてユーティルで働く魅力について、じっくりとお話を伺いました。
清宮 蓮(きよみや れん) モノづくりへの憧れからデザイナーを志し、まずは営業スキルを身につけるためOA機器の法人営業としてキャリアをスタート。その後、子会社のWeb制作事業部へ異動し、Webディレクターとして約3年の経験を積む。その後、さらなる成長を目指し、転職を決意。2025年、ユーティルのビジョンと熱量に共感し入社。入社9ヶ月でValue賞を受賞し、Webディレクターとして制作部を牽引している。
Value賞は、「当たり前」の基準を高く持ち続けた結果
──まずはValue賞の受賞、おめでとうございます!入社からわずか9ヶ月での受賞となりましたが、率直なお気持ちを聞かせてください。
清宮:ありがとうございます。正直な気持ちとしては、もちろん嬉しいのですが、同時に「当たり前の結果かな」とも思っています。……いや、これだけ言うとすごく生意気に聞こえますよね(笑)。
でも、これは決して天狗になっているわけではなくて、入社当初から「絶対にValue賞を獲る」と決めていたからなんです。ユーティルに入社した時、僕はここで圧倒的な成果を出して、最短距離で成長すると心に誓っていました。だからこそ、受賞は目標であり、通過点でもありました。
評価していただいたポイントとしては、1つ目のValueである『勝ちにこだわる』という点にもつながるのですが、やはり定量的な「納品数」が一番大きかったと思います。AI BPO事業部は月間で100件を超える膨大な案件を扱っていますが、その中で僕は個人の目標数字を常に達成し続けました。多い月では一人で30〜40件ほどの案件を回していましたね。
それに加えて、当時チームをリードしていた上司のサポートに徹したことも評価されたのだと思います。当時はまだ少人数のチームだったので、「数でチームを引っ張るしかない」という覚悟がありました。自分が誰よりも動き、誰よりも成果を出すことで、チーム全体の基準を引き上げたかった。その姿勢が、結果としてValue賞という形で認められたのだと思います。
──「当たり前」と言い切れるだけの努力と準備があったわけですね。数字へのこだわりについて、もう少し詳しく教えてください。
清宮:実は、個人的には「自分が何件やったか」という個人の数字以上に、「会社の成長曲線をいかに急角度にできるか」を意識していました。
周りのメンバーが月15件や20件やっている中で、自分が30件、40件やるのは、単なる競争ではありません。せっかく営業チームが受注してきてくれた案件を、制作側が詰まらせてしまっては会社の成長が止まってしまう。だからこそ、「自分がやらなきゃ誰がやるんだ」という使命感がありました。
Webディレクターの仕事は、単にサイトを作って納品するだけではありません。会社の事業成長そのものを担っているという意識を持つことが、高いパフォーマンスを維持する秘訣だったのかもしれません。
「個の成果」から「チームの熱狂」へ。新たに見据えるロードマップとは?
── 前回のインタビュー から数ヶ月経ち、チームも組織も大きく拡大しました。ご自身の役割も変化してきているのではないでしょうか?
清宮:そうですね。2025年12月からマネージャーに昇格することになり、すでに役割は大きく変わりました。以前はとにかく自分の納品数と品質がメインでしたが、今は「チーム作り」と「未来へのロードマップを描くこと」に重きを置いています。
社員も増え、チームとしての規模が大きくなる中で、一体感をどう生み出すかが課題です。Webディレクターという職種は、どうしても目の前の案件対応に追われがちになります。納期、品質、顧客対応……日々やるべきことは山積みです。
でも、僕たちが目指しているのは、単なる制作代行ではありません。「AIを活用して生産性を高める」という大きなミッションがあります。忙しい業務の中でも、その本来の目的や、もっと先の未来にあるビジョンをメンバーに忘れさせないこと。全員のモチベーションを維持し、同じ方向を向いて走れるようにすること。それが今の僕の最大の役割だと思っています。
──「未来へのロードマップ」という言葉がありましたが、具体的にどのような未来をメンバーに共有しているのでしょうか?
清宮:これは個人的な話にもなるのですが、僕は「近い将来、起業する」と決めています。これは面接の時から会社には伝えていました。
ユーティルに入社したのも、ここから会社が急成長していく「スタートアップの熱量」を肌で感じ、自分でその成長を牽引する経験をしたかったからです。起業するための修行の場として、これ以上の環境はないと思いました。
その上で、今のチームには「僕たちは単なる制作部隊ではない」と伝えています。今後は制作チームが中心となって、新しい事業やプロダクトを生み出していきます。既存の案件対応ももちろん大切ですが、業務比率としては1割程度になってもいいから、この新規事業開発こそが僕らのメインミッションだとメンバーには伝えています。
時には人を頼ることで、チームの成長は加速する
──月100件を超える案件を回しながら、新規事業にも取り組むとなると、リソースの管理が難しそうです。顧客満足と業務効率のバランスはどのように取っているのですか?
清宮:大切なのは「スピード」と「人を頼ること」です。以前の僕は、何でも自分で抱え込んでしまうタイプでした。でも、それではチームとしての限界がすぐに来てしまいます。
だから今は、意識的に「ちょっとこれ無理です」「代わりにお願いできますか」と、弱音も含めて素直に言える環境を作ることを意識しています。
顧客満足度に関しても、ただ時間をかければ良いものができるわけではありません。むしろスピード感を持って対応することが、お客さまの信頼に繋がることも多いです。そして何より、お客さまのビジネスを本気で理解し、「事業を伸ばす」という視点で提案すること。これができれば、多少の効率化を図っても満足度は落ちません。むしろ上がります。
──メンバー育成やナレッジ共有の面で工夫されていることはありますか?
清宮:「変に気を遣わない」ことですね(笑)。今はチームを牽引する立場ですが、あえてフランクな喋り方をしたり、軽い発言をしたりしています。もちろんTPOはわきまえますが、社内では「上司だから」という壁を作りたくないんです。
誰もが意見を言いやすい空気、失敗を恐れずに相談できる空気を作ることが、結果としてチームのパフォーマンスを最大化すると信じています。仕事は人生の半分以上の時間を占めるものですから、楽しまないと損じゃないですか。僕自身が一番仕事を楽しみ、その姿を見せることで、チーム全体にポジティブな空気を伝染させていきたいんです。
事業成長に向けたパートナーへ。AIが代替できないWebディレクターの本質
──AI時代における理想のWebディレクター像とはどのようなものでしょうか?
清宮:極論を言えば、「Webディレクターという職種をなくしたい」と思っています。
今のWebディレクターの仕事は、進行管理や資料作成など、AIで代替できる部分がたくさんあります。僕たちが目指すべきは、そういった作業屋としてのディレクターではなく、お客さまの事業に深く入り込む「コンサルタント」や「ビジネスパートナー」のような存在です。
一番AIを理解し、自分たち自身がAIを活用した制作プロセスを体現する。そして、そのノウハウをお客さまに教え、お客さま自身がAIを使って事業を加速できるようにする。そこまで導けるのが、これからのWebディレクターだと思います。
──「自分たちの仕事をなくす」というのは逆説的で面白いですね。
清宮:そうですね。将来的には、お客さまが自分たちで簡単にWebサイトを作り、運用できる世界が来るはずです。その方がビジネスのスピードも上がるし、コストも下がります。僕たちがいつまでも制作を請け負っているようでは、本当の意味でお客さまのためになりません。
だからこそ、僕たちは「作る」ことから「事業を伸ばす」ことへ価値提供の軸足を移していく必要があります。専門的な技術知識がなくても、AIを使えば形にできる時代です。だからこそ、人間にしかできない「ビジネスへの理解」や「熱量」を持ったディレクターが求められるようになるはずです。
──2つ目の『全てのお客様に「感動」を提供する』というValueにもつながると思うのですが、実際にお客様の「事業を伸ばす」ことや、「感動を提供する」という視点で手応えを感じたエピソードはありますか?
清宮:新潟で造園業を営むお客さまの事例が印象に残っています。お庭の管理や伐採を行っている会社さんなのですが、「跡継ぎがいなくて空き家の庭が荒れている問題を解決したい」という強い想いを持っていました。
当初はWebサイト制作の依頼だけだったのですが、お話を聞く中で「これは本気で集客しないと意味がない」と感じました。そこでサイトを作るだけでなく、Web広告の運用も提案しました。
地方の造園業ということもあり、最初は「広告費なんてかけられない」と不安がられていました。でも、ターゲットを限定すれば見込みがあることを熱意を持ってお伝えし、まずは月5万円からでも初めて自供を伸ばしましょうと提案しました。
結果、わずか数万円の広告費で3件の問い合わせが発生したんです。お客さまから「本当に問い合わせが来た!」と喜びの電話をいただいた時は、とても嬉しかったですね。
単に綺麗なサイトを作って終わりではなく、お客さまのビジネス課題に向き合い、リスクを共有しながら提案し、結果を出す。これこそが僕たちがやるべき仕事ですし、一番やりがいを感じる瞬間です。
熱意を持った仲間と、業界の常識を覆したい
──どんな人と一緒に働きたいですか?または、どんな人がユーティルに向いていると思いますか?
清宮:とにかく「やる気に満ち溢れている人」ですね。エネルギーが余っていて、それをどこにぶつければいいか分からないような人。事業を伸ばしていく経験がしたい人、将来起業をしてみたいという野心を持っている人が一番向いていると思います。
スキルや経験は二の次です。それよりも、「業界の常識を覆したい」という熱い想いを持っている人と一緒に働きたいです。
──そんな当社のWebディレクターに興味を持っている方へ、ユーティルで働く魅力を伝えるとしたら?
清宮:当社のWebディレクターは、事業の中核を担っています。僕たちは今、新しい事業を作り、それをお客さまに提供し、世の中に広めていくフェーズにいます。
その最前線に立ち、自分たちの手で事業を急成長させていくプロセスを経験できるのは、他では味わえない魅力です。成長したい人、将来起業したい人にとっては、これ以上に良い環境はないと断言できます。
──最後に読者の方へ、メッセージをお願いします。
清宮:ユーティルに来ていただければ、絶対に後悔はさせません。圧倒的なスピードで成長できるし、何より仕事が楽しいと思えるはずです。もし合わなかったら……その時は僕が責任を持ってフォローします(笑)。
今の環境にモヤモヤしている人、「もっとやれるはずだ」と燻っている人は、ぜひ一度お話ししましょう。僕たちと一緒に、Web制作の未来、そして自分自身の未来を切り拓いていきましょう!
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