ーーー恒例の(?)インタビュー第2弾です!今回は、八百鮮九条店で最年少店長を務める安井さんです!よろしくお願いいたします!
まずは、自己紹介をお願いします!
八百鮮九条店の安井です。
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【安井拓巳】
1997年6月生まれ 大阪府出身
農業高校卒業後、農家に就農、転職を決意しネットから八百鮮を見つけ、19歳の時に入社。
八百鮮では九条店の店長兼青果仕入れ担当。最年少店長。
好きな野菜はごぼう、芽キャベツ
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入社四年目で19歳からやってるので22歳です!小さいときから外で遊ぶのが好きで、小学生~高校生までずっとサッカーをしていました。
ーーーサッカー少年だったんですね!八百鮮に入社したきっかけはなんだったんですか?
もともと高校卒業後に農家の方で働いてたのですが、そこが自分に合わなくてやめたんです。でも、自分にあるものは野菜しかなかったので、野菜関連の仕事をネットで探していると八百鮮を見つけて。すぐ面接を受けて19歳の夏くらいに入社しました!
前職につくまでの流れとしては、農業高校出身なのでその流れで農業やりたいなーって思って笑 で、農家に行ったはいいけど、本当に修行みたいな感じでした。気が合わなかったですね。自分の問題でもあったのかもしれないですけど…当時18歳だったので、キャパもなかったのかなと思います。昔からの文化があるのか、新参者には厳しく、当たりが強いように感じました。地方の独特な感じですね、よそ者のくせにみたいな笑
ーーーそれは…かなり大変でしたね…転職先については、八百鮮以外にはどこを見てたんですか?
業界としては農業系しか見てなかったですね。結局、自分のこれまでの短い人生において社会に通用するような、そういうものは何だろうと考えた時に、やっぱり農業じゃないかなと。高校三年間それなりに学校に通って勉強して…それは人とはちょっと違うことやから、そこが強みかなっていう思いが自分の中にはありました。大人にも負けへん武器だとはちょっと思ってましたね笑
ーーー確かにそれは強みですね!農業高校って普段はどういうことをするんですか?
普通の勉強もしますけど、野菜を一から育てたりとかもしますね。学校の中に畑があって、実習みたいなのをよくします。作った野菜は持って帰るのも全然いいですし笑…後は文化祭で売りました。僕らの高校の文化祭はバザーみたいな感じでしたね。専攻は三つぐらいあって、動物育てるとこと、野菜とか果物とか育てたりするとこ、あとは新しい食品の加工とか製造を学ぶ人たちもいましたね。
その中で野菜を選んだ理由は……勉強しなくていいと思ったからですね笑 でも、普通の高校行っても面白くないだろうなとは思ってました。
ーーーそうなんですね!では、安井さんご自身は面白いことに惹かれるタイプなんでしょうか?何かを始める時のきっかけってどういうことが多いんですか?
そうですね。1回自分で味わってみないと気が済まない感じです。
何かを始めるときのきっかけとして多いのは、やってることに飽きた、とかですね笑 飽き性なので新しいことをするのは好きです!
だから、仕事以外でも色々いっぱいかじりましたね笑
スポーツはだいたいやりましたし…学生時代は部活でサッカーとかもやってました。スケボーやってみたり、ダンスやってみたり、ドラムやってみたり、一眼レフで写真撮ってたり、バイク乗ったり…と幅広く楽しんでます。
ーーーめちゃめちゃ多才ですね笑
野菜を売るのがもはやエンタメに!?売りの流儀って?
ーーーところで話は変わるのですが、店長って普段どういうお仕事するんですか?安井さんの1日を教えてください!
普段はそうですね、まず毎朝6時前くらいに中央市場に仕入れに行って、だいたい7時半くらいにお店に戻ってきて、そこから10時オープンに向けてお店の準備をします。そこから営業が10時から始まって休憩とかも回しながら18時閉店で、片付けを含めると18時半くらいにはいつも終わります。といっても売ってるうちに売り場が空いてきて、片付けながら売るって感じなので閉店後の片づけは結構早く終わりますね。
僕が野菜を売る時のスタンスとしてはやるときはやるって感じです。10円引きとか50円引きとかっていう風にやるんじゃなくて、やるならいきなり半額にしたりとか結構攻めますね笑
売り方や工夫は、スタッフ同士、担当者同士で毎日市場で会った時とかに話したりして、良いところは吸収して試して実践していくことが多いです。
ーーー今まででいろんな施策をされてきたと思うんですけど、うまくいったものってどんなものがありますか?
心に残ってるのは、ロマネスコブロッコリーっていう野菜があるんですけど、あれを何十ケースか仕入れた時に意地で全部売ったみたいなことはありましたね笑
仕入れで値段の交渉したりとか、この値段やったら全部売れるかなとか、色々考えての挑戦でした笑
お客さんたちは笑ってましたね、みんな笑 5度見ぐらいしてました…ある種エンタメですね!
ーーーじゃあ逆にこれは失敗したなぁみたいなのはありますか?
結構あるんですけど、100ケースとか勢いで買ったときに残っちゃって、 次の日になんぼでもいいわって言って売っちゃうみたいなことはありますね。
ーーーあはは!そこは難しいところですよね笑
若きリーダーが考える、チームとライバルについて
ーーーお店のメンバーとはどういう関係ですか?
八百鮮は全体的に、みんなで同じ方向に向かってる感じがします。社長が持ってる理念をもとに、みんなでどういう行動していこうかっていうのは考えられていると思いますね。同じ仕事をみんなでやるので仲もいいですよ。準備するにしろ片付けるしろ、自分は今何をすべきかを考えて動ける人は多いですね!
その中で、リーダーとして意識していることは人のことを考えて仕事することです。例えば、物の置き場所とか、片付けの段取りとか、人に対してのものの頼み方とか。めちゃ細かいですけど(笑)一緒に長いこと働いてるんで、この人はこういうタイプやろなとかを考えてどう言ったらどう伝わるかを考えてますね。
その分、ちょっとしたことに気づいてくれた時は嬉しいですね。僕はけっこう掃除好きなので、トイレ掃除やら倉庫の掃除とかで物の場所を変えたりするんですけど、その時に「ありがとうございます」って言われるのはすごい嬉しいです。ちっちゃいことですけど笑
ーーーそれはうれしいですね!ちなみに他店舗スタッフとの関係性はどのような感じなんですか?
やっぱり担当者じゃないとわからない気持ちもあるし、上に立ってみてわかることとか、苦労とか、そういうのを分かち合える人たちかなとは思いますね。共同で商品を仕入れたり、仕入れ方とか値段設定の話をよくしたりします。歳とかもバラバラですし先輩達なんですけど、でも負けたらアカンなとも思いますし、ライバルでありつつみたいなところがありますね。
ーーー良き仲間でありライバルであり素敵な関係性ですね!
八百鮮店長のこれまで、そしてこれから
ーーー八百鮮に入ってみて良かったなと思うことはありますか?
そうですね!入ってみてよかったと思うことは毎日変化があることです。毎日同じことが起こるというのはやってて楽しくないですし笑
仕入れも毎日同じ値段じゃないし、店に来られるお客様も日々変化するのでいろんなことが起こるし、昨日まで全然売れなかったものが急に売れたりすることもあって面白いですね。あと、いっぱい失敗して引き出しが増えた分、この値段やったらこう売れるだろうなっていう勘が働くようになって面白いです笑
ーーーでは逆に店長になって苦労した事って何ですか?
全部ですね笑 仕入れもそうだし、朝の市場に買いに行くのも19歳とかの時やったので、対等な立場として見てもらえないこともありましたし。お店戻ってからも、僕が指示を出さなきゃいけないのに、まだ全然認めてもらえてなかったりして…それだと売り上げもたたないし、全部の悪循環でしたね。
でも、そのうまくいかない時にそれでもやめずに続けることが出来たのは、つらいことを経験してきた先輩たちが、後輩の自分にいろんなことを教えてくれて助けてくれたことが大きかったと思います。
ーーーそれは力になりますね。今働いてて夢とかってあるんですか?
すごい漠然とした感じですけど、いいお父さんになれたらいいかなと思います。
アウトドア派なので、一緒にキャンプとか行きたいですね。
それと、今度お店をリニューアルオープンするんですけど、みんなに九条すごいなって思わせたいです。綺麗ごとかもしれないですけどみんながみんなのことを考えられる店にしたいですね。
ーーーぜひ叶えてください!!最後の質問になりますが、安井さんはどういう人と一緒に働きたいですか?
前向きで素直な人です。何でも前向きに捉えて進んでいける人ですね!