このストーリーは、unnameの代表とメンバーが、事業、マーケティング、キャリア、ビジネスなど、様々なテーマについて思考していくPodcast番組「累積思考FM~明日役に立たないラジオ~」を記事にしたものです。
株式会社unnameが配信するポッドキャスト「累積思考FM」。第8回となる今回は、「ストレングスファインダーを見て雑談しよう」というテーマについて掘り下げました。
このポッドキャストでは、マーケティングカンパニーunname のメンバーが、マーケティングや仕事術、気になるテーマなどを出発点として累積思考していきます。結論ありきの話ではなく、「1回考えて思考を累積していこう」というラジオになっております。
ストレングスファインダーとは
弘松:今回のテーマは「ストレングスファインダー」ですが、まずストレングスファインダーについて簡単に説明していただけますか?
宮脇:ストレングスファインダーは、個人の資質や強みを分析するツールです。ただし、重要な点として、これはあくまで資質についてのものであって、スキルではないということを理解しておく必要があります。
弘松:資質とスキルの違いについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
宮脇:例えば、資質として低く出たとしても、その後の努力によってスキルを習得していれば、弱みに見えないこともあります。逆に、強みとして出ていても、絶対値が低ければ、他人から見たら弱みだと思われることもあるんです。
弘松:ストレングスファインダーの結果は、あくまで個人の潜在的な傾向を示すものであって、実際の能力や成果を直接反映するものではないということですね。
宮脇:そうです。だからこそ、結果を鵜呑みにするのではなく、自分の経験や周囲からのフィードバックと照らし合わせて解釈することが大切です。
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宮脇のストレングスファインダー結果
弘松:宮脇さんのストレングスファインダーの結果について聞かせてください。
宮脇:私のトップ10は、順に戦略性、着想、達成力、活発性、コミュニケーション、適応性、学習力、共感性、親密性、社交性となっています。
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弘松:なるほど。これらの中で、特に自覚しているものはありますか?
宮脇:自覚しているものでいうと、戦略性、着想、活発性、適応性あたりですね。最近自覚してきたのが共感性です。自分は男性的というよりは、どちらかというと女性的な特性が高いなと感じています。
弘松:興味深いですね。逆に、あまり自覚していないものはありますか?
宮脇:達成力や学習意欲については、あまり自覚がないですね。
弘松:達成力については、説明を読むと「並外れたスタミナがあり、仕事に取り組みます」というのが宮脇さんらしいと思いますが、これについてはどう思いますか?
宮脇:そうですね。確かに粘り強さや諦めない姿勢はあると思います。ただ、「多忙で生産的であることに大きな満足を得る」という部分は、必ずしも当てはまらないかもしれません。
個人の強みと組織運営
弘松:なるほど。では、これらの強みは、現在の会社代表というポジションでどのように活かされていると感じますか?
宮脇:活発性は、特に会社の初期フェーズでは重要だと感じています。「すぐにやろう」という姿勢は、小規模な組織では大きな推進力になります。
弘松:確かに、迅速な行動力は重要ですね。ただ、組織が大きくなった場合には課題になる可能性もありそうです。
宮脇:そうですね。組織が大きくなると、「やりましょう」と言っても、稟議で3ヶ月かかるようなこともあります。だから、組織が大きくなっても自分の活発性を潰さないようなポジションや領域を作らなければいけないと思っています。
弘松:なるほど。組織の成長に合わせて、自分の強みの活かし方も変化させていく必要があるということですね。
宮脇:そうです。着想力も同様です。新しいアイディアを考えるのが好きで、一見関連性のない現象の中に共通点を見出すことができます。これは初期フェーズでは非常に有効ですが、プロジェクトが大規模になったり、大人数を巻き込む必要が出てきたりすると、うまくいかなくなる可能性があります。
弘松:つまり、組織の成長段階によって、必要とされる強みや役割が変わってくるということですね。
宮脇:そうです。自分の強みを理解しつつ、組織の状況に応じて柔軟に対応していくことが重要です。例えば、戦略性が高いのに適応性が低いというのは、もったいないと感じています。長期的な計画を立てることに喜びを感じにくいんです。
コミュニケーションスタイルの違い
弘松:コミュニケーションについては、宮脇さんの強みの一つですが、具体的にどのような特徴があると感じていますか?
宮脇:私の場合、一対一や少人数での深い会話は得意ですが、大人数の前でのスピーチや一発芸のようなものは苦手です。相手が好きそうなことを探し出して話すのは得意ですが、絶対的に面白いタイプではないんです。
弘松:なるほど。相手に合わせたコミュニケーションが得意ということですね。
宮脇:そうです。でも、大人数相手だと、求められているものが人それぞれ違うので、何を言えばいいかわからなくなることがあります。
弘松:私の場合は逆で、大勢の前でのスピーチやエピソードトークの方が得意です。結婚式のスピーチでも笑いを取れることが多いんです。
宮脇:そういう違いがあるんですね。コミュニケーションにも様々なタイプがあって、それぞれに長所短所があるということでしょう。
自己理解と他者理解の重要性
弘松:ストレングスファインダーを通じて、自分の強みについて深く考える機会になりましたね。最後に、このツールの活用について、どのようにお考えですか?
宮脇:自覚している強みはもちろん大切ですが、自覚していない強みにも目を向けることが重要だと思います。例えば、他人から褒められることで気づく強みもあります。それを素直に受け入れることで、自分の可能性を広げられるかもしれません。
弘松:なるほど。自己認識と他者からの評価のバランスが大切ということですね。
宮脇:そうです。そして、強みを認識したら、それをどう活かすかを考えることが次のステップです。強みを発揮すべき場面と抑えるべき場面を見極めることで、より効果的に自分の能力を活用できるようになります。
弘松:つまり、ストレングスファインダーは単なる診断ツールではなく、自己理解と成長のきっかけになるということですね。
宮脇:その通りです。自分の強みを理解し、それを適切に活用することで、個人としても組織としてもより大きな成果を上げることができるはずです。
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