こんにちは!ヘルスベイシス広報の新藤です!
今回は、新卒で入社後、新卒採用とマーケティングを兼務し、2年目で新卒採用責任者に就任。26卒・27卒採用を牽引したのち、現在は新設されたDX/AX推進室のリーダーとして、AIを活用した組織づくりに挑戦している矢澤さんにインタビューを行いました!
採用責任者時代の葛藤から、AIとの出会いによるキャリアの変化、これからの時代に必要な“目利き力”や“胆力”について、リアルにお話しいただいています。
成長環境を求めている方や、将来のキャリアに悩んでいる方にとって、きっとヒントになる内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!
<プロフィール>
名前:矢澤 宗汰(やざわ そうた)
大学:京都大学 工学部(24卒)
趣味:サウナ、スポーツ観戦(サッカー、野球)
経歴:入社から新卒採用とマーケティングを兼務し、2年目からは新卒採用の責任者に就任。26・27卒採用を牽引したのち、2026年4月より新設されたDX/AX推進室でリーダーを務める。
▶ 前回のインタビュー記事はこちら:https://www.wantedly.com/companies/company_7017771/post_articles/976075
——前回のインタビューから約1年。ポジションが変わったと伺いました。
はい。これまでは新卒採用責任者を務めていましたが、現在は今年新設された「DX/AX推進室」のリーダーを担当しています。
新卒の皆さんにとっては、「DX/AXって何?」と感じる方も多いと思います。簡単に言うと、AIをはじめとした新しい技術を活用しながら、会社の仕組みや働き方をアップデートしていく仕事です。
採用の仕事も本当に面白く、大きなやりがいがありました。
ただ、その中で「次に自分が挑戦すべきことはここだ」と感じ、このタイミングで新しいポジションにチャレンジすることを決めました。
いきなり任された大役——新卒採用責任者時代に学んだこと
——2年目から新卒採用責任者を任されたのは、大きな転機だったのではないですか?
そうですね。
もともと「若いうちから裁量を持って挑戦したい」という想いがあり、この会社を選びました。ただ、正直2年目で責任者を任せてもらえるとは思っていなかったので、最初はかなり驚きました。
1年間プレイヤーとして経験は積んでいたものの、“責任者”という立場はまったく別物でした。求められる視座も責任の重さも、1〜2段階どころではなく大きく変わった感覚がありました。
——具体的に、どのような点が大変でしたか?
まず一番大きかったのは、責任範囲の広さです。
新卒採用責任者は、文字通り新卒採用全体に責任を持つ立場なので、面接だけではなく、イベント運営、スカウト運用、契約関連の確認、採用戦略、目標設計、マネジメントなど、本当に幅広い領域を考え続ける必要がありました。
1年目までは「自分の成果」に集中していましたが、責任者になると“組織として成果を出す”ことが求められる。そこが大きな違いでした。
また、0→1で仕組みを作る難しさもありました。
採用市場は毎年変化しますし、会社としてもこれまで経験したことのない採用目標や体制に挑戦していました。ヘルスベイシスとして新卒採用は5年目を迎えていましたが、それでも正解があるわけではなく、ほとんどゼロベースで考え続ける毎日でした。
——その経験を通して、成長したと感じる部分はありますか?
もちろん、スキルや知識の面でも成長できたと思います。
ただ、それ以上に大きかったのは“マインドの変化”です。
それまでは、良くも悪くも主語が「自分」でした。
「自分は成果を出せているか」「この仕事に意味を感じられているか」など、自分自身に意識が向いていたと思います。
でも、責任者になるとそうはいきませんでした。
たとえ自分自身が成果を出していても、チームとして結果が出なければ意味がない。スポーツで言えば、チームが負けているのに「自分のプレーは悪くなかった」と言っている監督は成立しないですよね。
メンバーのミスや組織の課題も含めて、すべて自分ごととして向き合う必要がありました。だからこそ、「自分がどうしたいか」ではなく、「会社として成功するために何が必要か」という視点で考えられるようになったと思います。
事業責任者を目指す自分にとって、本当に大きな経験になりました。
採用とAI。キャリアステップの背景とは
——採用責任者からDX/AX推進室のリーダーへ。部署異動のきっかけは何だったのでしょうか?
先ほどお話しした通り、新卒採用責任者の仕事は本当に幅広く、日々多くの業務を抱えていました。候補者リストの確認、メールやLINEの返信、選考フローの改善など、一つひとつは細かな業務ですが、気づけば一日の多くの時間を“学生と直接向き合う以外の仕事”に使っていたんです。
そんな中で転機になったのが、年明け頃に代表から勧められて使い始めた「Claude(Anthropic社が提供する生成AI)」でした。
試しに施策のアイデア出しや課題整理を任せてみたところ、それまで半日かかっていた作業が数十分で終わったんです。しかも、アウトプットの質も想像以上に高かった。
その時に、「自分の脳が拡張された」ような感覚がありました。
もちろん、それ以前からAI自体は触っていました。ただ、当時の自分の中では「理想のアウトプットにたどり着くまで何度もやり取りが必要」「結局は自分で修正する必要がある」「それなら自分でやった方が早い」といった印象が強かったんです。でも、Claudeを触った時に、そのイメージが一気に覆されました。
“AIを使う”というより、“AIと一緒に考える”感覚に近かったですね。
そこからは一気にのめり込みました。
採用業務と並行して担当していたマーケティング業務の自動化や、採用シートの最適化など、「もっと改善できるのでは?」と思ったものを次々にAIと議論しながら形にしていきました。
結果として、1ヶ月だけでも年間換算で100万円規模の工数削減につながる改善を実現することができました。
——そのタイミングで、代表からDX/AX推進室の話があったんですね。
はい。代表から、「AI活用を本格的に進めるためにDX/AX推進室を立ち上げる。そのリーダーをやらないか」と声をかけてもらいました。
正直、かなり悩みました。
新卒採用もまだ過渡期で、自分としては「ここからさらに成果を形にしたい」という気持ちが強かったんです。責任者として、まだやり切れていない感覚もありました。
だからこそ、その役割を手放すことに迷いがなかったと言えば嘘になります。ただ、それ以上にAIに触れた時の衝撃が大きかった。
本気で「これは社会そのものが変わる」と感じたんです。
ビジネスのルールや働き方が、目に見えるスピードで書き換わっていく。その変化の真ん中で、自分自身が“使う側”ではなく、“創る側”として挑戦できるなら、こんなに面白いことはないと思いました。
最終的に「やります」と答えた時には、不安よりもワクワクの方が大きかったですね。「この道で出る杭になってやる」という気持ちで新たな一歩を踏み出しました。
「"ただAIを使うこと"がゴールじゃない」
——DX/AX推進室のリーダーとして、現在はどのようなことに取り組んでいるのでしょうか?
DX/AX推進室と聞くと、「難しそう」「エンジニアがやる仕事なのでは?」と思われることも多いです。でも、自分の中では、やっていることの本質は“テクノロジー”そのものではなく、「会社の仕組みをどうアップデートしていくか」だと考えています。
実際、僕自身も工学部出身ではありますが、エンジニア経験はありません。プログラミングも大学の授業で少し触れた程度で、スタート地点はほぼ初心者でした。
今取り組んでいるのは、AIやITツールを活用した業務改善や自動化、ルール設計など、テクノロジー活用全般です。ただ、ツールを導入しただけで組織が変わるかというと、全くそんなことはありません。
本当の意味でのAI活用は、単にツールを配ったりマニュアルを整備したりすることではなく、「仕事の進め方そのものを変えること」だと思っています。
だからこそ、AI活用自体が目的になってしまってはいけない。
AIがあるかどうかに関係なく、ビジネスの本質は“価値提供”です。
「この会社の価値は何なのか」
「どうすればもっと大きな価値を届けられるのか」
「どうすればより多くのお客様に届けられるのか」
そういったことを考え続けた先に、AI活用があるべきだと思っています。
なので、自分の感覚としては、「AIを導入している」というより、“AIを前提に会社をつくり直している”感覚に近いです。
「このツールを使ってください」ではなく、「そもそも、この仕事のやり方は今のままでいいのか?」と問い続けられる組織にしたい。
そういう文化をつくることが、自分の役割だと思っています。
幸い、ヘルスベイシスは若手のうちから裁量を持って挑戦できる環境があり、“会社をつくる側”として考える文化があります。だからこそ、そこにAIを掛け合わせることで、会社の成長スピードをさらに加速させていきたいと思っています。
「大事なのは『目利き』と『胆力』」
——最後に、この記事を読んでいる学生の皆さんへメッセージをお願いします。
ここまで色々とお話ししてきましたが、正直、自分自身まだ「これを成し遂げた」と胸を張れるような結果を残せたとは思っていません。
1年目は採用担当として、“人を見る”ことを学びました。
2年目は新卒採用責任者として、“仕組みをつくる”ことに挑戦しました。
そして3年目の今は、その両方を掛け合わせながら、「人が活きる仕組み」をつくり、事業として目に見える成果を出していきたいと思っています。
その上で、学生の皆さんに伝えたいのは、「やりたいこと」が最初から明確でなくても、全く問題ないということです。実際、2年前の自分は、今この仕事をしているなんて想像もしていませんでした。ただ、「30歳までに事業を創れる人材になる」という目標だけは決めていて、あとは目の前の仕事に本気で向き合い続けてきました。
そうしているうちに、自然と次の挑戦や、自分が進みたい方向が見えてきた感覚があります。これからの時代に必要なのは、「社会の変化を捉える力」と、「ここだ」と思った瞬間に飛び込める胆力だと思っています。
だからこそ、面接でも“正解っぽい答え”を用意する必要はありません。
今のあなたが何を考えているのか。何に悩み、何にワクワクしているのか。
AIには出せない、“あなた自身の言葉”を、ぜひ聞かせてほしいです。