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「行政の領域で日本の未来に貢献する」国内外で活躍してきたCTOがWiseVineでコードを書く理由

※こちらは、モバイルからの閲覧を推奨させて頂きます

【プロフィール】

岡田雄太 / CTO(Chief Technology Officer)

大阪市立大学理学研究科を修了後、2012年に野村総合研究所に入社。金融業界で証券オンライントレードシステムの開発・保守を担当。その後、香港のFintechスタートアップに出向し、フルスタックエンジニアとして開発に従事。帰国後、メガバンク向けにWebシステムの開発を行った後、BOOSTRYに出向し、金融SaaSのPdM兼リードエンジニアとして活動。WiseVineのビジョンに共感し、2023年6月より現職。


WiseVineに入社したきっかけを教えてください

香港から帰国してすぐに、代表の吉本から声をかけていただいたことをきっかけにWiseVineに出会いました。しかし、前職のプロジェクトもとても面白く、最後までやり遂げたいという想いがあったのですぐには転職しませんでした。転職を考えるようになったのは、娘が産まれた事と前職の大きなプロジェクトを成し遂げたタイミングが重なったことがきっかけです。娘や孫の世代が大人になった時に日本はどうなっているのかとより深く考えるようになりました。
これまでは、金融業界でお金の流れを良くして、日本の未来に貢献するためのアプローチをしてきましたが、行政というドメインでは、金融とは違ったアプローチで日本を一気に変えられる可能性を秘めています。そこにCTOとして携わることができるのであれば、非常に多くのことができるのではないかと思い、WiseVineに入社する決意をしました。


現在の業務内容を教えてください

CTOとしての役割は、テック面での方向性を決定することです。具体的には“強いチーム”を創るために「どのような技術を使うのか」の技術選定から、「どのようなチームにするのか」の採用業務まで一貫して携わっています。また、その強いチームの技術を「どのようにプロダクトに反映させるのか」を決定する責務も担っています。まだ組織が小さいため、エンジニアとしても積極的に参加しています。私が一番強みを発揮できる技術スタックが当社のフロントエンドで使われているので、フロントエンドの開発がメインですが、バックエンドも含めた全ての領域に携わっています。

【フロントエンドチームが抱える課題や願望】

フロントエンドの人たちに行政のドメインで開発する魅力を伝え、仲間を増やしたい

フロントエンドエンジニアは、どの分野のドメインでも活躍できるポジションです。その中で、行政のような制約の多いドメインでは、技術的なインパクトが限られてしまいます。行政でしか経験できない魅力もあるのですが、ビジュアルが重視されるようなゲームの開発などと比較した時に、採用が難しいと課題に感じています。しかし、行政でしか経験できない魅力もたくさんあります。そこの魅力に気づいていただける仲間を一人でも多く増やすことで、開発を推進していきたいです。


変遷の激しい技術をキャッチアップしながら開発を進めたい

フロントエンド開発は技術の変遷が激しい分野で、常に新しい技術をキャッチアップした上で、その技術を取り入れるべきなのかの判断をしていかなければなりません。しかし、業務が忙しくなると、新しい技術を取り入れるよりも、今やっていることにフォーカスしなければならないことに課題を感じています。常に新しい技術をキャッチアップする余裕を持ちながら開発を進められる環境にしたいです。


まずはファーストローンチ。その後は、粗を整えたい

現在「0→1フェーズ」でファーストローンチを最優先にスピード感を持って開発を進めています。そのため、デザインやコードが粗くなってしまっている部分があり、ファーストローンチ後に綺麗に整えていかなければならないと思っています。デザインを例に挙げると、現在、オリジナルのデザインを創る余裕がない為、既存のライブラリを綺麗に見えるように組み立てながらデザインしています。しかし、「WiseVineの叶えたい想い」や「WiseVineのカラー」を表現するためには、将来的にオリジナルのデザインに大きく変える必要があると思っています。まずは、スピード感を持ってファーストローンチを成功させ、その後は、デザインやコードを綺麗に整えていきたいです。


3つの課題や願望が実現するとどんな良いことがありますか?

リソース不足を改善し、こまめな技術のキャッチアップや、コードを綺麗に整理できると、多くのメリットがあると思っています。
まず、綺麗なコードや読みやすいコードに整えることで、新しいメンバーがチームに参加した際のキャッチアップが簡単になり、入社した日から即戦力として活躍できるというメリットがあります。
また、コードが綺麗に書かれていないと、特定の人しか理解できない「属人化」の原因になります。誰でも理解することのできる綺麗に書かれたコードは、このリスクを大きく減少させるための手助けにもなるんです。技術的な遅れという観点からも、一度大きく遅れてしまうと、どこかのタイミングで一気に、その技術ギャップを埋めることは非常に時間がかかってしまいます。最新の技術をこまめにキャッチアップし、それを適時にプロジェクトに取り入れることで、よりスピード感を持って開発を進めることができるようになります。
最後に、エンジニア自身の満足度やモチベーションの観点からも、整理された環境での開発は大切だと思っています。綺麗に整理されたコードや最新の技術をこまめに取り入れることで、エンジニアが「書いてて気持いい。」と思えるような環境を実現することができます。


実現するために何が必要ですか?

やはり、リソース不足を改善することが実現するための重要なポイントだと思っています。単純に優秀な人材を増やせば良いというわけではなく、「自分達にとって何が正しいのか。」最適な人材の組み合わせや戦略を考えることが必要です。また、「世の中でどのような技術が使われているのか。」などの技術の動向をキャッチアップするために、社外の勉強会や他のエンジニアとの交流できるような時間も大切にしなければなりません。上記のような、人材と時間のリソースの確保が、現在の課題や願望を実現する上で、一番重要だと感じます。

フロントエンドの魅力

WiseVineのフロントエンジニアとして働く魅力を教えてください

一つ目は、「行政というドメインを経験できること」です。行政のドメインは制約が多く、技術的なインパクトが少ないというお話をしたのですが、行政のドメインならではの面白さもあると思っています。中央官庁や自治体の職員、国民もアクセスできるようなシステムに携わり、制約がある中でどれだけクオリティの高いUXを提供できるのかという点は、行政のドメインならではの魅力です。また、通常のフロントエンジニアの仕事では得られない、行政のドメインに携わったからこその感覚を得られるという魅力もあると思っています。
二つ目は、「中央官庁や公務員の過酷な労働環境を最前線で改善できること」です。WiseVinenのお客様である、中央官庁や公務員の方々は、長時間残業やエクセルでの作業に悩んでいる方々です。
その課題を解決するために、フロントエンジニアは実際にユーザーが触れる最前線の部分を担当します。「前より効率的に業務ができるようになった。」「残業時間がこんなに減った。」など労働環境の改善に直接的な影響を与えられることは、大きなやりがいを感じられると思います。

今後の展望

どんな仲間に参画してもらいたいですか?

国や社会を自らの手で変えたいという強いマインドを持った人にぜひ仲間になってもらいたく思います。当社はまだ小さい組織で苦しい局面もこれからどんどん出てくることが予想されます。そのような状況の時に、「自分が日本を変えるんだ。」という想いは支えになってくれると思います。


今後のWiseVineでの展望を教えてください

まずはファーストローンチを成功させて、お客様に貢献するところは絶対に成し遂げなければならないと思っています。また、お客様には喜んでいただくだけでなく、働く社員が「仕事が楽しくて、もっともっと働きたい。」と思えるような組織でなくてはなりません。
そして最終的には、お客様や社員の家族、さらにはお客様の先にいる住民というようにステークホルダーを少しずつ広げ一人でも多くの人を幸せにできるような組織を創っていきたいと思っています。エンジニアリングの軸でいうと、常に面白い技術を使いながら、優秀なメンバーと議論して成長できる環境は大切にしていきたいです。今後、起業したり新たなキャリアを選ぶ社員も出てくると思いますが、「WiseVineを去った後も、誇りに思っていただけるような会社」を創っていきたいと思っています。これからも様々な角度でインタビューを実施していきます!他の記事も是非ご覧ください!

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