「20代のうちから、エンジニアとして大きく成長したい」
こうした強い意欲を持っていながら、成長のチャンスを見つけられず悶々としている方も多いのではないでしょうか。
BREXA Technology(以下、BREXA Tech)のインテグレーション事業本部は、「要件定義〜開発・保守・運用」まで一貫して支援するITソリューション事業を展開しており、クライアントの「現場に伴走するイノベーションパートナー」になるべく、若手育成に力を入れています。
今回は、多岐にわたる請負プロジェクトを手がけるプロフェッショナルサービス1部の4名の課長に集まってもらい、BREXA Techの成長環境や若手エンジニアのキャリアパスについて話を伺いました。
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インテグレーション事業本部 プロフェッショナルサービス1部
▼写真左から順番に
・水野さん / 名古屋インテグレーション支店 支店長
約23年間にわたり、ヘルプデスク、社内SE、アプリエンジニア、インフラエンジニアなど多様なIT業務に従事。直近の6,7年の間はAWS,Azureにのめり込み、クラウドエンジニアとして活躍。2017年にBREXA Techに入社。
・中村さん / 広島インテグレーション支店 支店長 兼 プロフェッショナルサービス1部 副部長
東証一部上場メーカー、地方のソフトウェア会社でのソリューション営業の経験を経て、2013年にBREXA Techに入社。
・坂井さん / 技術1課 課長
新卒でソフトウェア開発会社に入社し、大手SIerの現場にてインフラエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、吸収合併に伴い2017年にBREXA Techに入社。
・三浦さん / 技術2課 課長
中小企業の情報システム部門や社内SEとして、アプリケーション・インフラ問わず、社内のお困りごと解決に奮闘した後、2016年にBREXA Techに入社。
ビジネスパーソンとしての成長を促すBREXA Techのコミュニケーションとは
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──普段、若手社員の方と接する機会も多いと思いますが、ともに働くうえでどのようなことを大切にしていますか?
中村さん:まずは年齢や立場に関係なくフラットな人間関係を築くことです。普段から「悪い報告ほど早く、率直に」伝えられる雰囲気や、困った時に「わからない」「できない」と言いやすい空気感を意識しています。フラットな関係性があってこそ、初めて信頼が生まれ、強いチームの土台ができると思うからです。上から押さえつけられると、どうしても言いたいことが言えなくなってしまい、問題を隠そうとしてしまいますよね。だからこそ、風通しの良い環境づくりを重視しているんです。
実は、普段から考えていることを言語化した資料を今回の座談会のために準備してきて……。
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この資料にもあるように、相手の人生におけるステージを想像することも重要だと考えています。仕事以外の事情、たとえば結婚や出産、育児、介護など一人ひとりを取り巻く状況はまったく違いますよね。より良いコミュニケーションを生むためには、自分のスタンダードを相手に押し付けないことが大切です。
それぞれの立場や役割が違っても、人として尊重し合える関係性を築くことで、より良い成果につながるはず。仕事はお客さまも含めた人間同士のコミュニケーションです。単にパソコンに向き合っているだけではうまくいくはずがないと、いつも心に留めています。
水野さん:私は、メンバーには、ただ業務をこなすのではなく、やりがいや楽しさを感じながら働いてほしいと思っています。1日の3分の1を仕事に費やすからこそ、やらされたと感じる仕事ではなく「楽しい」と心から思える環境をつくりたいんです。そうした思いがあるからこそ、名古屋インテグレーション支店では自然なコミュニケーションが生まれやすい雰囲気づくりを大切にしています。冗談を言い合ったり、活発な意見交換をしたりと、にぎやかな環境です。
一方で、若手社員からすると、私たちのような役職者は年齢も離れており、どうしてもプレッシャーを与えてしまう存在になりかねないということは常に意識しています。私自身が思っている以上にフラットに、若手社員が気軽に話しかけやすい空気をつくることを心がけていますね。
坂井さん:当たり前のことを全員が当たり前にできるよう、カルチャーとして浸透させることですね。たとえば、「お客さまには敬語を使う」「遅刻をしない」のような基本的なビジネスマナーです。やはり、若手のうちに身につけたスタンダードはキャリアアップしてからも残るものですから。楽しい雰囲気と甘えた雰囲気は違うので、メリハリをつけています。
また、リーダーとメンバーの橋渡し役になることもあります。リーダーになりたての頃は、メンバーへの指導方法や伝え方がわからない人もいるので、「相手を尊重したコミュニケーションを」「正論で追い詰めないように」とアドバイスすることもありますね。エンジニアの技術的な部分は本やインターネットで調べればすぐに出てくるので、私は「誰も教えてくれないこと」を伝えるよう意識しています。それが課長の役割だと思っています。
三浦さん:対面でのコミュニケーションですね。リモートワークの普及によってオンラインでのやり取りが増えましたが、やはり対面で話すことで得られる情報も多いからです。ZoomやTeamsで会議をすると、どうしても発言しづらい人が出てきますよね。声の大きな人だけでなく、全員の意見を拾い、活発な議論ができる雰囲気づくりを心がけています。
インターネットでは身につけられないスキルや経験を。
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──若手エンジニアが成長していくうえで、どのようなサポートをしていますか?
水野さん:名古屋インテグレーション支店ではOJT制度を導入しており、メンバーからは「水野ブートキャンプ」と呼ばれています(笑)。特にAWSやMicrosoft Azureといったサーバー構築について重点的に教えています。
同時に若手エンジニアには、まず「どのような流れで仕事を進めていけばいいのか」「どんなスキルを身につけるべきなのか」などの、仕事の枠組みや土台部分を理解してもらうことを大切にしています。技術や知識はインターネットで検索すればいくらでも出てきますからね。
三浦さん:私は「まずはやってみる」ことを大切にするようサポートしています。もちろん研修で基礎知識を身につけることは重要ですが、現場で求められるスキルは研修で学んだことよりもずっと多岐にわたります。教科書通りにいかないケースも多いので、まずは「やってみる」姿勢を大事にして、足りないスキルを現場で身につけていくことが成長への近道だと考えています。
研修で学んだことを実際にどう活かすか、BREXA Techには応用力を試せる場がたくさんあります。多様なプロジェクトに挑戦できる環境があるので、成長したい方向へ歩んでいけるよう、一人ひとりを後押ししています。
自分らしいキャリアを築くために会社をフル活用してみて
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──そこから、エンジニアとしてのキャリアを広げていくにはどうすればよいでしょうか?BREXA Techならではのキャリアパスがあれば教えてください。
中村さん:BREXA Techは全国各地に拠点があることが大きな強みです。たとえば広島に住んでいても東京で行う大型プロジェクトに携われたり、逆にレガシーなシステムを経験したかったら地方に行ったりと、手を挙げれば全国どこにでも挑戦できる環境です。自身のやりたいことや働き方に合わせて、柔軟にキャリアを広げていけるのが魅力。まずは自分が進みたい方向を明確にして、その実現に向けて会社のネットワークをフル活用してみてはいかがでしょうか。
水野さん:そうですね。手を挙げればチャンスが巡ってくるし、一人ひとりに合わせたキャリアが描きやすいのはうちならではの魅力ですよね。私自身も以前は、十数年にわたり配属先に常駐していましたが、自ら手を挙げて請負事業の立ち上げに挑戦し、今のポジションに就きました。社員一人ひとりの「やりたい」という気持ちを尊重してくれる会社なので、アピールを惜しまないでください。
坂井さん:まずは現場で経験を積んで、自分がどのようなキャリアを築きたいのかを見極めてほしいですね。BREXA Techには年功序列の文化がないので、スキルや日々の取り組みによって評価が決まります。入社2〜3年目でリーダーになる人も珍しくありません。スペシャリスト、ゼネラリスト、マネージャー……多様なキャリアパスがあるので、ぜひ先輩たちの姿を参考にしながら自分らしいキャリアを探ってほしいですね。
三浦さん:「エンジニア=プログラミング」のイメージが強いかもしれませんが、実はそれ以外の工程も多いんです。設計やお客さまとのやり取りなど、経験やコミュニケーション能力が求められる仕事も多くあります。
アプリ開発やシステム開発など、さまざまなプロジェクトがありますが、ベースとなる工程はほぼ変わらないため、自分の専門領域にこだわらず、さまざまな開発に携わることで、多様なスキルを磨けると思います。エンジニアとして求められる多様なスキルを、プロジェクトを通して身につけていけば、チャンスが巡ってきたときに必ず役に立つはずです。
──参考になります……!自分らしいキャリアを築くために、今日から意識できるポイントがあればぜひ教えてほしいです。
中村さん:若手社員を見ていると、周りの人と自分を比べて落ち込む人が多いように感じますが、それぞれの適性があるので、人と比べる必要はまったくありません。三浦さんも言うように、エンジニアの役割は皆さんが思っているよりずっと多様です。その中で自分の得意な分野を見つけることが大切です。
キャリアを考えるうえで重要なのは「どうなりたいか」と真剣に向き合うこと。どんなに些細なことでもいいので目標を定めて、それに向かって努力してください。たとえば、「毎月旅行に行ける生活がしたい」「いつも姿勢よく颯爽と歩いている○○先輩みたいになりたい」など、直接仕事に関係ないように思える目標でも構いません。ゴールがあるからこそ、今日やるべきことが明確になるんです。日々の積み重ねが自分らしいキャリアにつながるはずです!
坂井さん:そうですね。目標を定めて努力していると、自分でも「今何をがんばっているのか」が明確になって、上長にアピールしやすくなりますよね。評価面談や日々のミーティングなどで、自分の目標や進捗状況を共有することで、周囲の理解と協力を得やすくなります。
もちろん、仕事で成果を上げて自然と評価されることもありますが、課長目線では何十人、何百人と社員がいる中で、全員のがんばりの過程まで細かく把握するのは難しいのが現実です。だからこそ、自分の強みや工夫していることは、ぜひ積極的にアピールしてください。私たちも個々人の目標を応援し、後押しできる存在でありたいと思っています。
<後編に続きます>