「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げる株式会社Unito。働く人たちからも、自分にちょうど良い暮らし方や理想の住まいについての話を聞くことが多くあります。今回のインタビューでは、なかでも働き方に関するお話、Unitoに入社を決めたきっかけにフォーカス。
今回は、マーケティング部グロースチームの藤田さん。自身の原体験から、新卒はまちづくりの一環で、高校生への進路・キャリア教育を行う業務に従事。そこからUnitoへ転職し、現在はマーケティング部で様々な業務を担当しています。世界中を旅していた学生時代からUnitoを知っていた藤田さんが、再びUnitoと出会い、どんな思いで転職したのか。また今後のビジョンについて伺いました。
マーケティング部 グロースチーム | 藤田雅
1999年生まれ。静岡出身。大学在学中に発展途上国で住居建築活動をする団体の代表、アメリカに本部を置く国際NGO団体Habitat for Hunamity Japanの学生支部で代表を務め、ボランティア活動や団体運営、イベントを企画。またメキシコ・チアパス州の孤児院で1ヶ月ボランティアを経験。2022年、新卒でまちづくり関連企業で、高校生への進路・キャリア教育業務に従事。2024年、Unito入社。マーケティング部グロースチームにて、マンスリー集客ポータルサイトの運営や自社運営物件の集客、カスタマー対応を担当。
「これは自分にとって絶対に必要だ」と思えるサービスを、Unitoなら作れるかもしれない
ーUnitoに入る前は、どんなことをしていましたか?
新卒はまちづくりの一環で、地方で高校生への進路・キャリア教育を行う業務をしていました。この仕事を選んだ理由は「自分の人生を、自分の意志で創っていける人を増やしたい」という想いからです。
私自身地方出身で、学生時代に親や先生、そして友達とも「なんか合わないな」と思うことが何度もあって。その環境にいることで周囲を気にしてしまい、やりたいことを行動に移せない経験をしました。
「あの時もっと応援してくれる人や、肯定してくれる人が周りにいたら」という想いがありましたし、何より自分自身が、意思や考えをしっかり持てるようになっていたら、もっと生きやすかったんじゃないかと。そこから「本当はやりたいことがある子が諦めてしまわず、実現していける環境を作りたい」という思いで最初の会社に入りました。
![]()
ー そのような想いから、転職を考えたきっかけは?
進路を一緒に考え伴走することはとても楽しくやりがいも感じる一方で、この仕事は基本生徒のことを考え、「生徒の人生を拡げていくこと」に全力を注ぐ面もありました。それもすごく素敵なことですが、ふと「自分の人生をもう少し拡げていきたい」と感じるようになったことが、転職を考えるきっかけです。
それに働くうちに、「そもそも私が教育に興味を持った理由は、『過去の自分』を救いたかったからだったんだ」と感じるようになったことも大きかったです。そもそも過去の自分は変えられないし、学生にどれほど共感できても、そこで私が日々働くこととは少しずれているかもしれない。
だったら過去でなく『今の自分』が拡げていきたいと心から思えるサービスで全力投球したい。そう思って、転職を考えはじめました。
ー そこからUnitoを考えはじめたきっかけは?
Unitoのサービス自体は、大学生の時から知っていました。その頃はちょうどコロナの影響で、どのホステルも宿泊者不足からマンスリープランを出しはじめていたんです。私もちょうどホテル暮らしに興味を持った時期で、1年間ほどホステルを転々としながら暮らしていました。
ホステルに興味を持った理由は、人と交流ができ、家賃が “滞在した日数分だけ” だったから。当時海外の色々な所に住んでみたいという気持ちもあって、固定の家を持たない暮らしがちょうどよかったんですよね。
そんな時にUnitoを知り「普通のマンションでも家具家電付きで、住んだ日数分だけで暮らせるサービスがあるんだ」と驚きました。当時は学生で経済的に制限もありましたし、多くの方と話せるホステルのような環境が良かったので実際に使うことはありませんでしたが、ずっとUnitoが印象に残っていました。
![]()
チームが担当する最新物件|unito residence HAKATA Port:https://unito.life/property/16289
そこから新卒企業の配属で高知に移住した際にも、東京や大阪によく行っていたので「東京にも家があったらいいな」と考えていました。そこでふとUnitoのことを思い出して、Wantedlyで調べてみると、改めてサービスや企業のミッションを知り、共感が深まっていきました。
人生の選択肢をもっと拡げたい。でも今の時代、軽やかに暮らしを最適化できる状況ではない。ー私自身がそこに課題意識があり、Unitoにはその常識を変える可能性を感じました。「これは自分にとって絶対に必要だ」と思えるサービスを、Unitoでなら作れるかもしれない。そう感じたことが、最初の大きなきっかけでした。
ー そこからUnito入社の決め手はありましたか?
面接を受け、話を聞いていく中で、働き方にも魅力を感じました。もちろん責任も伴うけれど、自分の裁量で仕事ができそうな環境が整っているなと。
それに「本当にいい人が多いな」と思ったんです。面接担当だった取締役CMOの玉木も、執行役員の大田もUnitoメンバーの人柄の良さについて話していて。実際にオフィスに行き、他のメンバーと話しても印象は変わりませんでした。
![]()
当時の面接担当であり、現在の上長 取締役CMO玉木
もうひとつ転職を考える前に、一度キャリアコーチングを受けて整理した “キャリアで大切にしたい3つの軸” が、Unitoにはすべて揃っていたこともあります。
まず「やりたい」と思えることを、プライベートでも仕事でもちゃんとやること。それが社会や一緒に働く人の役に立つこと。そして1人でフリーランスのように働くより、好きな人たちと一緒にサービスをつくっていきたい、ということでした。
「一緒に働く人」をすごく大事にしたいし、「自分も使いたいし、もっと拡げていきたい」と思えるサービスに全力投球したい。それがUnitoには全部揃っている気がして、「未経験の領域だけど、ここで挑戦したい」と入社を決めました。
考え抜けば、まだ出会えていないユーザー像が必ず見えてくる
ー 現在担当している業務について教えてください。
マーケティング部グロースチームのメンバーとして、最大のミッションである「unitoの粗利を最大化する」の達成に向けて4つの業務を担当しています。
流れとしては、①unitoの潜在顧客を分析・アプローチし、②その顧客に対応できるよう社内の仕組みをグロースさせ、③その仕組みを実際に運営して改善業務まで担っています。
・unitoの潜在顧客分析・マーケティング業務
・新規顧客に対応するフロー構築(グロース業務)
・unito.lifeのサービス運営/改善、自社運営物件のプライシング/販売管理
・LIFULL社との連携
グロース業務では、新規顧客に対応する "社内フローの構築" と、構築したフローを "自ら” 運営することで適宜改善を加えました。具体的な案件としては、 ”法人企業に対するインサイドセールス” 、そしてUnitoユーザーの3割弱を占める “訪日外国人ユーザーの中長期滞在” のフロー構築です。
- 法人企業向けインサイドセールスの仕組み構築・運用
法人顧客に特化した販売戦略の設計を行い、企業を選定したうえでアポイント獲得に至るインサイドセールスの仕組みを構築しました。現在は、このフローに則ったインサイドセールス業務を担いつつ、フィールドセールスに継続的にアポイントメントを送れるように適宜改善しています。 - 訪日外国人ユーザー向けの長期滞在オペレーション構築
unitoユーザーの約3割を占める「訪日外国人による長期滞在ニーズ」対応として、他社ポータルサイトとの連携での集客から、契約・滞在・決済業務・退去までを含む一連のオペレーション設計を担当しました。
こちらも法人営業のグロース業務と同様に、現在このオペレーションを自ら運用しながら、物件情報のリスティング作成やユーザー向けの利用ガイド修正など、他部署と連携しながら「顧客満足度」向上に向けて改善を重ねています。
![]()
最近ではインターン生のマネジメントも担当
またマーケティング部のミッションである「unitoの粗利最大化」の一環として、運営物件の販売管理・価格設定(レベニューマネジメント)業務も併せて担当しています。年間売上目標に対して月ごとの販売方針を立て、そこから「どのお客様に販売すべきか」といった点から価格設定をしています。そこから集客施策に必要な広告作成まで担当しています。
4つ目の業務としてLIFULL社が提供するマンスリーマンションのポータルサイト「ホームズマンスリー」の運用も担当しています。主に「ホームズマンスリー」新規掲載を検討する事業者様への営業、ご掲載済みのクライアント様への掲載に関する悩みなどに伴走支援する業務です。また毎月の売上報告をはじめ、「ホームズマンスリー」を提供するLIFULL社との連携も担当しています。
このようにマーケティング部にいながら、様々なキャリアを経験できる環境です。
ー 教育業界から不動産運営、そしてマーケティング業務自体も経験がなかった中で、戸惑いや大変だったことはありますか?
大変だったことでいうと、最初のミッションである「unitoが運営するポータルサイトの粗利達成」です。これは新規クライアントを増やす必要があるミッションで、テレアポ・商談などキャリアで初めて経験する営業業務に慣れない中で、最初は何もわからず大変でした。
そんな状況の中、チームマネージャーの橋本は嫌な顔せずにたくさん相談に乗ってくれました。だからこそ大変ではあったものの戸惑いは感じず、入社1ヶ月目の目標は2週間も前倒しで達成することができました。
![]()
グロースチームの面々。藤田さんは昨年のマーケティング部Unito Awardにも推薦されました
(橋本:左から2番目)
このチームのすごくいいところは、それぞれ違う業務やKPIを持っていても、「これはあなたの担当でしょ」みたいに線を引かないところ。圧倒的な当事者意識を持って、”ユーザーやクライアントのためにどうするか” を一緒に考えています。
集客のためにできるマーケティング施策はいくらでもある。だからこそチームとしてやれることも、やるべきこともどんどん増えています。とにかく学び続けながら、みんなで相談し合って、助け合って、今日までやってきたチームだなと感じています。
ー挑戦の場が数多くあるマーケティング部で、特に好きな業務はありますか?
レベニューマネジメント業務や販売管理業務が好きです。業務内容としては、毎週「優先販売物件 / 現在の販売状況 / 今後の施策」を整理して、そこから仮説を立て、施策を実行して、検証するものです。その流れが好きだなと感じています。
もともとサービスを作ることや販売戦略を練ることが大好きで、例えば「Unitoってどういうサービスであるべきか」や、「こういう人にこういうふうに届けたらもっと良いんじゃないか」など仮説立てて考えているときに、とても楽しいなと感じています。レベニューマネジメントの仕事はまさに、そういう仮説を形にしていく仕事です。
ー 入社時には「人と話すのが好き」と話していた姿が印象的だったので、営業ではなく数値的なマーケティング業務が一番好きというのが意外でした。本当にその通りです。実は入社時「自分はマーケティングに絶対向いてない」と思っていたんです。取締役CMOの玉木にレベニューマネジメントを任されてから、実際に行うまでプレッシャーがありました。
それでも、せっかく自分だったら絶対に選ばない領域に、わざわざ取締役がアサインしてくれた。しかも、毎週経営層と壁打ちできるなんて「こんなに成長できる環境、他にないな」と感じたんです。自信はありませんでしたが「多分今、Unitoの中で一番 “成長ポジション” なんじゃないか」と思い、絶対やり切ろうと決めました。
![]()
そして実際にやってみると、想像以上に楽しくて。このように、若手に挑戦の機会があるのはUnitoの良いところだと感じています。マーケティング部は特に新しいことに挑戦できる環境なので、飛び込んでみて心からよかったなと思っています。
ー チームの雰囲気や感じるカルチャーを教えてください!
「圧倒的な当事者意識」を持ち、「人ではなくコトに向き合う」チームだと感じています。
そのスタンスが、相談しやすいチームの雰囲気や日々の助け合いに繋がっていると思いますし、部が成果を出せているのも、一人ひとりがユーザーやクライアントのことを考えているからこそだと感じています。
だからこそ新しい仕事をどんどん作って、挑戦していける環境がある。私自身、様々なことに挑戦したいタイプなので、すごくフィットしていました。
人間関係についても、これまで大きく悩んだことありません。むしろチームとして一体感が強いなと感じています。それぞれ違う領域を担当しているからこそ、お互いを尊重し合う意識も強く、全員で支え合いながら物事に向き合っている姿勢が根底にあります。実際、飲み会では全員でとにかく褒め合っている、そんな雰囲気の良いチームです。
![]()
働き方も柔軟で、基本的には出社が前提ですが、家庭の事情であったり、旅行の時はリモートもOK。「成果を出していれば、それでいいよね」という空気があります。
休みの取り方も「休んでいる間にちゃんと業務が回るなら、どんどん休んでいいよ」と会社が言ってくれるんです。実際に旅行もしやすい制度が整っていて、そうしたカルチャーも私にはすごく合っているなと思っています。
プライベートもやり切りたいし、仕事も全力で向き合いたい。どちらも実現できる環境だと心から感じています。
ー 最後に、今後の目標を教えてください
Unitoが全国でも、世界でも使えるサービスになることです。世界中の人たちが「unito.life」を見て、セカンドハウスや一時的に住める場所を自然に探せるようになってほしい、そう思っています。
そのために、今ある物件がどんな人に真に刺さるのかをもっと深く考えたいし、これまでにない新しい集客方法を生み出したいとも思っています。
さらにはもっと早く自分の強みを磨いて、会社の中でもしっかりポジションを確立していきたいです。もちろん責任も伴いますが、責任があるからこそ、裁量や権限を持って挑戦できるのだと思っています。
最後に、私はマーケティングをする上で「閑散期だから仕方ない」と考えないようにしています。それは必要なお客さまに、まだちゃんと届けられていないだけだと捉えていて。もっと考え抜けば、まだ出会えていないユーザー像が必ず見えてくると思っています。
だからこそ、これからももっといろんな人にUnitoを届けていきたい。そういう気持ちで、これからもチャレンジしていきたいです。
カジュアル面談(オープンポジション向け)
当社人事担当とのカジュアル面談を随時受け付けています。「まずはポジションを問わず、Unitoのことをもう少し知りたい」という方は、ぜひこちらからお気軽にご予約ください。
<開催概要>
開催方法:オンライン
参加申し込み:https://herp.careers/v1/unitoinc/PWJoRpbHcHni
採用情報はこちら!