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思えば、あのとき、引き受けてよかった。

正直に言うと、6年前までは大学受験のことを全然知りませんでした。教育業界にいながら「ここが自分の弱点だな…」とずっと思っていたくらいです。ところがある時、大学受験に関わるプロジェクトを任されることになって、一気に逃げられなくなりました。そこからはもう猛勉強。本を読みあさって、全国の制度や仕組みを調べて、どうやったら生徒や保護者にわかりやすく伝えられるかを、毎日考えていました。最初はうまく話せなくて悩むことも多く、しかし、今は小学生から高校生まで、それぞれの状況に合わせてかみくだいて説明できるようになってきたかな、と。ただの知識をそのまま伝えるのではなく、伝わらず。相手がどんな言葉を選んで...

【メンバー座談会】裁量が大きいから、若手でも挑戦できる。自分のアイデアや工夫を仕事に活かせる環境が魅力

自分未来きょういく株式会社では、「若手でも活躍できる成長環境」を大切にしています。社員一人ひとりが挑戦したいことに積極的に取り組める風土があり、その挑戦を後押しするサポート体制も整っています。今回は、広島直営課に所属する3名のメンバーで座談会を実施。それぞれの立場から、挑戦のエピソードや当社の成長環境について語っていただきました!【プロフィール】・櫻井 伸次: 広島直営課 課長代理。2019年新卒入社。現在は広島県内の7校舎とスポーツジム1店舗の管理を担当しており、学習塾事業のさらなる拡大に向けて、新規開校場所のリサーチも行っている。・武市 元気:広島直営課 オープニングマネージャー。2...

【プロジェクトリーダー座談会】成果に向けてチームで挑む。プロジェクト活動のやりがいとは

自分未来きょういく株式会社では、日々の業務に加え、主任以上の社員が取り組む「プロジェクト活動」にも力を入れています。現在は5つのプロジェクトが進行し、エリアマネージャーをはじめとする管理職がリーダーとなってチームをけん引しています。今回は、現在プロジェクトリーダーを務める3名の管理職にインタビューを実施。プロジェクトを通じて得られた学びややりがいについて、ざっくばらんに語っていただきました!【プロフィール】・光畑 貴生:物流営業職を経て2012年に入社。教室長、マネージャーを10年経験後、現在は滋賀京都直営課の課長として直営校の運営管理を担当。「担当者研修プロジェクト」リーダー。・鈴木 ...

【代表インタビュー】「教育の総合商社」として、業界のリーディングカンパニーを目指す。新たな教育ニーズへの挑戦

自分未来きょういく株式会社は、「ITTO個別指導学院」「みやび個別指導学院」「がんばる学園・TOPS」「すみれ個別指導学院」など、全国に1,200校舎以上を展開する個別指導塾の本部直轄校(約180校)を管理運営する会社です。創業以来、新たな発想で業界をリードし続け、「業界No.1の個別指導塾」を目指して、サービスと教育の質の向上に取り組んでいます。今回は、代表取締役の笠原社長にインタビューを実施。自分未来きょういくが描く未来像や、これからの展望について伺いました。【プロフィール】笠原 翠:代表取締役社長。学生時代に「ITTO個別指導学院」で講師を務め、2011年に自分未来きょういくへ新卒...

耳だけでなく

新卒1年目の頃、当時の課長に言われた言葉があります。「個別面談では、相手のニーズは何かを常に問いかけなさい。相手の言葉そのものだけでなく、なぜその言葉を選んだのかに注目しなさい。所作や何気ないエピソードの中に、本音やニーズが隠れている。だから、耳でなく目で、身体全体で話を聞きなさい。」この教えは今も強く残っています。言葉を表面的に受け取るだけでは、やはり本当に相手が求めていることには辿りつけません。ちょっとした仕草や、言葉にしづらい空気感の中に、大切なサインが潜んでいる。校舎での保護者面談や生徒、講師との会話でも、この姿勢を思い出します。「何を言ったか」よりも、「なぜその言葉を選んだか」...

結局は、誰もができることから

新卒の頃に教わったことを、今は自分が伝える立場になっています。けれども、言葉で伝えるだけでは本当の意味で“教えた”ことにはならないのかなぁとも。行動で示してこそ、初めて伝わるものがあるのかもしれません。とはいえ、私自身もまだまだできていない分野が多々あります。だからこそ謙虚に学び続けたいとも。特にこの夏から、大事にしているのは、校舎の掃除です。床を磨き、机を拭く。単純に見えるこの作業を通して、校舎の小さな変化に気づけるし、生徒や講師が安心して学べる「神聖な場所」を整えることができます。背中で示す、は、華やかな場面よりも、毎日の地道なことの中にあるのかもしれません。

実りを支えるのは枝のしなり

仕事をしていると、自分の「できなさ」に直面する瞬間があります。特に私は、ある分野では人よりも時間がかかってしまい、考えがなかなか及ばないことも多々あります。正直に言えば、そのたびに落ち込むし、心が折れそうになることさえあります。けれども最近は、これは「悪いこと」ではないのかもしれない。弱さや不得意さはチームで支え合う理由そのものなのかもしれません。私の管轄する社員にも、それぞれ得意・不得意があります。経験、能力、キャラクターが違うからこそ、一人では届かないところにチームとして届く。自分の弱さを自覚したときこそ、誰かを頼れる。そして逆に、自分の強みを発揮するチャンスでもある。「弱さを認める...

同じようで、同じではないクレーム対応

教室運営をしていると、年に数回はクレーム対応の場面が訪れる。もちろん、ベストは未然に防ぐことだ。小さな不満やサインを拾い上げ、芽が出る前に対応するのが理想だと頭ではわかっている。けれど、それでも避けきれずに起こってしまうことがある。あるとき、(※実際の例とは異なるが)「講師の指導が雑だった」と保護者からご連絡をいただいたことがあった。担当の教室長に確認すると、本人は「工夫をしていたつもり」だったらしい。しかし、伝え方が不十分で、生徒の側には“雑に扱われた”という印象が残ってしまったのだ。こうした場面では、最優先はご意見をくださった方に誠実に対応すること。そのうえで、管轄社員である教室長や...

1年目の成長を見守って

今年から大学に入学した1年目の講師。最初は少し緊張気味で、教室に馴染めるかどうか心配だった。授業の準備にも時間がかかり、生徒と話すときも表情が固く、声も小さめ。初めての社会経験としては不安のほうが大きかったと思う。最初に担当してもらったのは、愛想のよい生徒。返事もしっかり返ってくるので、安心して授業を進めやすい。そこから少しずつ授業に慣れていき、自信を持てるようになってきた。3か月ほど経った頃、休み時間に生徒たちと笑いながら会話をしている様子を見かけた。女子生徒とも男子生徒とも気楽に話せるようになり、教室に自然に溶け込んでいる姿に成長を感じた。大学1年生にとって、この講師の仕事は初めて「...

会議で描く理想より、現場で見えるリアル

2025年5月から、再び教室長を兼任することになりました。管理職や広報など、さまざまな役割を担ってきましたが、改めて現場に立つと、理想に描いていた姿からはまだ遠いと感じます。それでも、生徒や保護者、講師と直接向き合う日々は新鮮で、多くの気づきを与えてくれます。中でも印象的なのは、中学3年生のある生徒のこと。最初はどこか構えて、私に対して敵意のようなものを見せていたのに、今では休み時間に世間話をしてくれるようになりました。そんな変化に触れると、生徒の成長がまぶしく、こちらも励まされます。校舎の運営は泥臭い。止まない日程調整。突発的な講師対応。日々の問い合わせ……。自分のありたい理想の仕事の...

口コミは今日の声

ある管轄校舎に、初めてのGoogle口コミが届きました。これまでゼロ件だった画面に「1」が並んだだけですが、その「1」はとても重たい意味を持っています。未来に残り続ける声であり、地域の方にとっての信頼の証だからです。Googleの仕組みは面白く、口コミを書いた方にも「これだけの人があなたの口コミを見ました」と通知が届きます。書いた方も「書いてよかった」と実感できる。だからこそ、私たちの校舎運営そのものが「書いてよかった」と思っていただける毎日に直結していきます。東三河直営課では、11月末までに全校舎で10件以上の口コミを頂くことを目標にしています。特別な施策ではなく、一つひとつ丁寧にお願...

蛍光灯ひとつで、教室の空気が変わる

先日、管轄している校舎の蛍光灯を交換しました。「そんな小さなこと?」と思われるかもしれません。けれども、暗がりで問題を解く生徒や、板書を見にくそうにする講師の姿を想像すると、照明一つの不具合が学習環境に与える影響は決して小さくありません。交換後、生徒の一人が「なんか、教室が広く見える!」と笑ってくれました。講師からも「今日の板書はやけに見やすいですね」と声が上がり、私自身も「なんだか自分の顔色もよく見える気がする」と少し得をした気分に。環境整備は、派手な成果を生むわけではありません。しかし、こうした“小さな快適”の積み重ねが、生徒・講師・教室長にとっての安心感や集中力につながります。教室...