急速に変化する社会の中でも、注目が集まる「IT×不動産」領域。
不動産会社の商材は「情報」だからこそ、ITとの親和性はとても高いです。
今後も成長し続ける不動産テック市場で、いえらぶはどのような挑戦をしていくのか。
現状の課題も今後の展望も、包み隠さずお話ししていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
▼前編はこちら
▼中編はこちら
庭山健一 株式会社いえらぶGROUP常務取締役。マンションデベロッパーの勤務経験を活かして、代表岩名とともにいえらぶを立ち上げる。代表の右腕として創業から現在に至るまで、営業組織を牽引。商品企画にも総合的に関わり、いえらぶの経営戦略・事業戦略を策定。好きな言葉はヘンリー・フォードの「成功に秘訣があるとすれば、それは他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、相手の立場からも物事を見ることができる能力である。」趣味はドライブ。2児の父。
▼Twitter
未来を見据えるからこその挑戦
――増収増益を続ける、SaaS事業の今後の展望をお聞かせください。
庭山 リリース当初は最低限の機能を備えたSaaSでしたが、今では不動産会社の業務を一元管理できるものへと進歩しました。現在、このSaaS事業のみならず、オリジナルシステム開発事業、メディア事業といった複数事業の展開、電子契約サービスやRPAサービスといった新機能をリリースしています。
今後は、このSaaSをより多くの不動産会社に届け、シェアを拡大していくことを目指しています。その後、拡大したプラットフォームを活用して今まで以上に新規事業を立ち上げ、ミッションの達成に近づけていきます。
――多岐にわたる事業を続々展開するなど、いえらぶが挑戦し続けるのはどうしてなのでしょうか?
庭山 私たちの挑戦は、自分たち本位の「やりたい」を貫くわけではありません。業界と真摯に向き合っているからこそ、業界から求められるチャレンジを続けているだけだと思っています。つまり業界が求めているもの、今必要とされている未来の解像度を高めると、今行動を起こすことが必然となります。
未来のために挑戦しなければならない。そう考えています。
いえらぶの「強み」
――常務取締役が考える、いえらぶの強みを教えてください。
庭山 第一に「人」です。難題ともいえるミッションを、ともに追いかけるメンバーが揃った環境です。同じ目標を全力で追いかける人と繋がることができるので、仕事を全力で楽しむことができるのだと思います。
第二に、キャッシュフローに悩まないビジネスモデルを確立できたことです。サブスクのSaaS事業がいえらぶの本業です。毎年増収増益と、安定した収益基盤となっています。そして、このSaaSが不動産業に従事される方の基幹システムとなるからこそ、データが集まりやすい利点もあります。これまで弊社のDBに蓄積された「住」のビッグデータを、新しいビジネスを創出する素材として活用することができています。
第三に、お客様や世の中のニーズに即答する姿勢が確立できていることです。例えば「電子契約」。法改正による2022年度からの施行に備え、かなり前からプロジェクトを動かしていました。他にも、お客様のご要望やニーズをもとに、いえらぶ独自の業者間での情報流通サイト「いえらぶBB」をリリースしました。その他、不動産会社の方にいえらぶのノウハウを惜しみなくお渡しできるウェビナーやキャンペーンも実施し続けています。
今後は、ビジネスを広げるスピードに比例して、顧客満足度を向上させ続けることが大切だと考えています。日々高まる業界のニーズを最速で汲み取り、最短スパンで高品質な解決策を生み出していくことがカギとなるでしょう。「不動産会社の笑顔が一番大きくなるかどうか」を判断基準に、業界の課題を解決に導いていきます。
――反対に、いえらぶの課題はどこにあるとお考えですか?
庭山 主に二つあります。
一つ目は、マネージャーの早期育成です。組織が急拡大しているからこそ、マネジメントを担える人を増やす必要があります。マネージャーに欠かせないのは、現場の声に耳を傾け、正確に汲み取る力です。組織内の課題の抽出と課題解決速度をあげる→ボード陣が現場の声をしっかり把握する→現場に解決策を投下したり現場と共に解決策を生み出す、このような仕組み作りに取り組んでいます。
二つ目は、ブランディングの強化です。広報活動に注力していなかったことを反省し、昨年からいえらぶのブランディング強化に着手しています。
具体例を挙げると、2021年から後藤真希さんをPRキャラクターに起用させていただきました。後藤真希さんは不動産会社の世代にとってヒットしやすいタレントさんです。加えて、声質、仕事に対する姿勢に魅力を感じて、僭越ながらオファーさせていただきました。
昨年、いえらぶの広報・PRに非常に貢献してくださいまして、今年2期目を務めていただきます。
いえらぶが創る未来
――今後、現場に期待することを教えてください。
庭山 とにかくチャレンジ。できないことだからこそ、チャレンジすることに価値があります。自分の中の経験値で行える業務が、自らを昇華させることはないということは肝に銘じてほしいです。そして自らを変えるのは、未来の自分のための、現在の自分の責任です。行動すれば不安になります。自分の立ち位置を確認したくなるでしょう。しかし、その感情はただのノイズでしかありません。
自分の信念を持ち、行動した先に未来は開けるというビジョンをもって、成長という財産をこのいえらぶで手に入れてほしいと心から願っています。
――最後に、いえらぶに入社してくれる、未来のメンバーに向けて何かメッセージをお願いします。
庭山 いえらぶGROUPの思い描くビジョンが大きなものだからこそ、いえらぶのメンバーは成長意欲の塊とも言えます。いえらぶがこれまで業界に対し圧倒的な改革を行なってきたように、これからもそれは不変です。改革を行うためには成長意欲がなければなりません。
自分の人生としっかり向き合った時に、人生をかけて何かを成し遂げたい。自分の行動で困っている人たちを笑顔にしたい。意味のある時間を過ごしたい。そうお考えの皆さんをお待ちしています。
入社をしたら失敗を恐れず、いつも前を見て明るい未来を一緒に創造していきましょう。
――庭山常務取締役、ありがとうございました。
私たちいえらぶは、今後も不動産業界を第一に考え、邁進してまいります。
来たる7月26日・27日に開かれる「賃貸住宅フェア2022」においては、庭山によるセミナーの開催を予定しています。
今後のいえらぶにもご期待ください。
▼新卒採用サイトはこちら
▼新卒採用についてはこちら
▼YouTube「いえらぶ採用チャンネル」