「評論家は、私たちの船には乗れない」
「用意された正解は、ここにはない」
設立から間もなく、上場企業グループの戦略的子会社として、驚異的な成長を遂げるコーポレートコーチ株式会社。その舵を取るのは、若き代表取締役社長・森川。
冷静な言葉の内に、社会を変えようとする熱い情熱を秘めた彼は、何を想い、どこへ向かうのか。
なぜ、彼らは自らを「営業」ではなく「プロデューサー」と定義するのか。 どんな思想で「精鋭部隊」を創り上げ、どんな「未完成な野心家」を求めているのか。 そして、彼が率いるチームが成し遂げようとしている、壮大な「野望」とは──。
彼の言葉には、これからの時代を勝ち抜くプロフェッショナルの在り方、そして会社の未来を共に創る仲間への、真摯なメッセージが込められている。
ーコーポレートコーチ株式会社とは、何をやっていて、どんな会社なのでしょうか?
一言で言うと、私たちは「企業の成長を加速させる、人的資本経営のプロデューサー集団」です。
親会社であるビジネスコーチ株式会社が掲げる「働く人が幸せを感じられる社会の持続的発展」というパーパスの実現に向け、そのセールス機能を担う戦略的子会社として誕生しました。
私たちが対峙しているのは、企業の「人」に関するあらゆる課題です。しかし、私たちは単に研修やコーチングといったサービスを売る「業者」ではありません。クライアントの経営課題に深く入り込み、その企業にとって最適な戦略を描き、社内外のあらゆるソリューションを組み合わせて、企業の持続的成長をプロデュースする。それが私たちの仕事です。
会社としては、設立されたばかりの若い組織ですが、一人ひとりが圧倒的な当事者意識を持ち、「社会を本気で変えたい」という熱い情熱を持ったプロフェッショナルが集う、エキサイティングな場所だと自負しています。
ーフロントメンバーを「営業」ではなく【プロデューサー】と位置付けています。この真意をおしえてください。
従来の「営業」という言葉には、どうしても「自社の商品を売る」というニュアンスがつきまといます。しかし、私たちの仕事は全く異なります。
私たちの役割は、クライアントの課題に対して、最適な答えを創り上げること。例えば、一本の映画を創るプロデューサーのような感覚です。
まず、優れた脚本家のように、クライアントへの深いヒアリングを通して、本人たちさえ気づいていない本質的な課題を明らかにします。
次に、優れた監督のように、その課題を解決するための最適なキャスト(社内外のソリューションや専門家)を集め、企画を立てます。
そして、時にはパートナコーチ・講師を主役に立て、また時には自らが主演俳優のようにクライアントの前に立ち、変革の旗振り役となってプロジェクトを牽引します。
売るべき商品は決まっていません。お客様の成功こそが、私たちの商品です。
だから私たちは「営業」ではなく、お客様の未来を創る【プロデューサー】と位置づけています。
ー若くして代表取締役社長というポジションへ駆け上がるために、森川さんご自身は、どのような『戦い方』をし、何を『捨てて』きたのでしょうか? その壮絶な道のりこそが、今のコーポレートコーチの魂を形作っているように感じます。
意識しているのは「戦わずして勝つ」「共に咲く」ということです。「勝つべくして勝つ」ための準備を徹底し、常に「事前の一手」を打ち続け、試し続ける。「事前の一手は、事後の百手に勝る」本気でそう信じています。
何を「捨ててきたか」と問われれば、「できない理由を探す時間」と「自分一人の手柄」です。
困難な課題に直面したとき、できない理由を並べるのは簡単ですが、その時間は何も生み出しません。どうすればできるかを考え、行動し続ける。とにかく成果に向き合う時間を最大化し、できない理由を探す時間を最小化する、そんな感覚です。
そして、成果が出たときは、それを自分一人のものにせず、常にチームや仲間のおかげだと感じています。自分一人で成し遂げられることは何もないと思っています。
壮絶という感じは全くなく、私自身も失敗したことを忘れるくらい、次の一手を常に考えています(笑)。
そもそも失敗というより「実験」という感覚をもっていますし「小さな実験を繰り返す」が私の仕事のスタイルでもあります。
その精神が今のコーポレートコーチ社の魂になっていたり、メンバーの皆さんに少しでも影響を与えているとしたらとても嬉しいですね。
ー『精鋭部隊』を創る上で、最もこだわっていることは何ですか? どんな基準で『仲間』を選び、その才能をどうやって『覚醒』させようとしているのでしょうか?
最もこだわっているのは、スキルや経歴よりも「マインド」の部分です。具体的には、「圧倒的な当事者意識」と「素直さ」。会社のビジョンを自分事として捉え、困難な課題から逃げず、常に学び、行動し続けられるか。そこを何よりも重視します。
才能を「覚醒」させる方法に、魔法はありませんし、当社の事業の軸でもあるコーチングも万能ではありません。
ただ、私たちは「挑戦的な環境と機会」は提供します。年齢や経験に関係なく、環境と機会を提供します。
そこで得た成功体験や、手痛い失敗からの学びを次に活かすことが、可能性を覚醒させる唯一の道だと信じています。
ープロフェッショナル集団を形成する上で、コーポレートコーチ社および森川さんが大切にされていることを教えてください。
ピーター・ドラッカーや著名な経営者の方々もよく引用している「本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」この一言に尽きます。
プロフェッショナルなメンバーの皆さんが同じ方向を向いて働ける環境づくりが、私の仕事だと思っています。
私たちが目指すビジョンや、お客様への価値提供・クライアントファーストといった「本質」の部分では、徹底的に議論し、全員が完全に一致団結する。
しかし、その目標を達成するための「行動」やプロセスは、最低限のルールはありつつ、個々のプロフェッショナリティを尊重し、最大限の自由を認めます。
もちろん、上司のフォローもあります。
そして、この「自由」を担保するのが、揺るぎない「信頼」です。私たちは仲間を信じて任せます。この信頼の文化こそが、個々の才能を最大限に解放し、プロフェッショナル集団を形成する上で最も大切な土壌だと考えています。
組織の成功循環モデルも組織運営に取り入れており、良い関係の質が良い思考、行動、結果につながると信じています。また関係の質が良いことで、ムダな忖度、コミュニケーションコストも最小化し、変化の激しい時代を勝ち抜いていくなかで重要な「スピード」も生み出すと考えています。
実際にエンゲージメントサーベイの結果からみても、当社の強みは「同僚からの困難時の支援」「上司との関係」「発言・意見に対する承認」という結果にもなっています。
ー率直に伺います。どんな人材は、コーポレートコーチには『向かない』ですか? 逆に、どんな尖った才能や野心を持つ人物に『会ってみたい』と心が躍りますか?
私たちの今のフェーズで「向かない方」は、「評論家」です。自らは動かず、他責にしたり、できない理由を並べたりする方と、私たちが共に走ることはできません。現状維持を望み、成長意欲を失った方も、私たちの船には乗れないでしょう。
逆に、「会ってみたい」と心が躍るのは、「未完成な野心家」です。
現時点でのスキルは問いません。しかし、「何かを成し遂げたい」という強烈な渇望や、「社会をこう変えたい」という青臭いほどの野心を持っている方に会いたいです。
自分の「型」に固執せず、スポンジのように学び、変化し続けられる柔軟性、そして、何かしらの領域で「尖った強み」を持つ方。そんな尖った才能と野心に出会えることを、心から楽しみにしています。
ーコーポレートコーチが成し遂げたい、最終的な『野望』は何ですか?
私たちの野望は、ビジネスコーチングの力を通じて、関わるクライアントに貢献し、その結果、より良い社会をつくることです。また日本の「熱意あふれる社員」の比率を本気で引き上げたいと思っています。次の30年を「失われた30年」と言わせない、という個人的な使命感もあります。
※ギャラップ社の調査によると、日本は熱意溢れる社員が6%しかいない。
5年後、私たちは「人的資本経営のプロデューサー」というポジションを確立し、この領域における紛れもないリーディングカンパニーになっています。
10年後、私たちがプロデュースしたクライアント企業の成長が、日本の新たな成長モデルとして注目され、ギャラップ社の調査結果等で、私たちが起こした変化が数字として表れている。そんな未来を創ります。
ー5年後、10年後、業界や社会にどんな『衝撃』を与えているでしょうか?
与える「衝撃」は、HR業界のゲームチェンジです。単なるソリューションの物売りではなく、企業の変革そのものをプロデュースする。私たちが、業界のスタンダードを、あるべき姿へと引き上げてみせます。
ー最後に、この記事を読んで魂が震えた『未来の仲間』へ、挑戦状を叩きつけてください。
コーポレートコーチ社に、「用意された正解」はありません。
ここにあるのは、自分の限界を常に試される「成長の機会」と、年齢関係なく与えられる「大きな裁量」、そして、社会を変えるという「重い責任」だけです。
あなたの力で、この国の未来を、また子どもたちが胸を張って働ける社会を共に創りましょう。
あなたの人生の最もエキサイティングな一章が、ここから始まります。
あなたからの挑戦を待っています。