フィリピンセンター・新センター長インタビュー「チャレンジできる環境はある。あとは一歩踏み出せるかどうか」 | #キャリアトーク
今回は、2023年11月からトランスコスモス・フィリピンセンター(Transcosmos Asia Philippines、以下TCAP)の新センター長になった齋藤さんへのインタビューをご紹介い...
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今回は、海外センター長インタビュー第二弾としてトランスコスモスコリア(Transcosmos Korea、以下TCK)のセンター長、渡部さんのインタビューをお送りいたします!
新しい環境でチャレンジしたいという思いから社内公募に応募し、韓国に赴任された渡部さん。トランスコスモスに入社してからの経歴、就任後に感じた文化の違い、今後の想いを聞いてみました。
トランスコスモスは世界各国にグループ会社・関連企業があり、DI事業本部ではフィリピン、ベトナム、インドネシア、韓国をオフショア拠点としています。Web制作、システム開発、SNS運用など様々なデジタルマーケティングのサービス分野で協業しています。
新しい環境でチャレンジしたい!と韓国へ
赴任後に感じた文化の違い
センター長の仕事&オフの日の過ごし方
「自らチャレンジができる人には必ずチャンスが巡ってくる」
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積極募集中!
― 本日はよろしくお願いします!はじめに、簡単に自己紹介とこれまでの経歴について教えてください。
TCKの渡部容子です。前職ではWebデザイナー兼ディレクターをしていて、トランスコスモスの子会社である株式会社ウェブ・ワークスに入社後、2014年にトランスコスモスに統合される形で転籍となりました。
転籍後は旅行会社や不動産会社、航空会社のWebサイト制作案件でプロジェクトマネジャーや課長職を担当していたのですが、これまでずっと制作のお仕事をしていたこともあり、違う分野に挑戦してみたい気持ちがわいてきて。そこでSNSコンサルティング業務を行う部署に異動し、1年ほどコミュニケーションプランナーを担当していました。
― 韓国への赴任はどのような流れで?
海外で働くことに興味が出てきたタイミングで、TCKセンター長の社内公募を見かけて。これはチャンスかもしれないと手をあげてみたら、採用されたんです。もともと韓国に興味があったこともありますが、まだ知らない世界を見てみたい、新しい環境に飛び込んでみたい、という気持ちが強かったですね。
ただ赴任が決定したあと新型コロナウィルス感染症が流行し、ビザの関係で半年間、待機を命じられてしまいました。渡韓後もしばらく外出が難しい時期が続いたりして大変でした。
インタビューに答える渡部センター長
― TCKの特色やメンバーについて教えてください。
TCK自体は2001年設立で、現在は約1万人の社員が所属しています。ソウルや釜山などに複数拠点がありまして、私が所属している部門はソウルの汝矣島(ヨイド)にあるTCK本社オフィスに入居しています。(インタビュー当時)
主な業務としてはマーケティングや韓国国内のWebサイト制作、アプリ制作で、私のチームには20名強のメンバーがおります。
― 具体的にはどんな案件を対応していますか?
元々は某通信会社の案件が多かったのですが、現在は金融関係のクライアントがメインです。他にも飲料メーカーや飲食チェーンの案件も担当しています。緊急性の高い依頼が多いのですが、メンバー全員が日本語で対応可能なので、依頼が入った際に通訳を介さずにすぐに対応できる点が強みです。
― 実際に韓国でお仕事をしていて、文化の違いを感じたりしますか?
スピード感が全く違います。日本は最初からルールやフローをきちんと整理してから進める傾向がありますが、韓国では比較的見切り発車で進めていくことが多いです。
Web制作における役割でいうと、プロジェクトマネジャーや営業担当が進行管理を行い、企画者という職種の担当者が設計やプランニングなどを専門的に担当します。またデザイナーについても日本ではジェネラリスト寄り、韓国ではもっとスペシャリスト寄りな印象です。
あとフィードバックや指示についても違いがありますね。日本はあいまいで丁寧、空気を読むスタイルですが、韓国は明確で速さ重視、成果主義スタイルです。「これではダメです」「変えてください」等もはっきり言われますし、スピード重視なので、再作業を前提とした進行も多いように思います。
ビジネス的には、失敗を恐れずチャレンジすることを重視する文化があり、その点でも日本とは文化の違いを感じます。
会議の風景
― センター長としての仕事内容は。
メンバー管理がメインですね。コストの管理や他部署との調整、一部営業活動も行っています。あとはメンバーの教育プランや評価の仕組みづくりをしたり、マネージャー陣からエスカレートされてくる事案について、最終的な決断が必要なものは私が判断しています。
― センター長就任後、一番大変だったことはなんでしょう?
やはり売上が伸びない時期は大変でした。またメンバーを成長させたいけれど思うような仕事にアサインできないときや、異なる考え方を持つ部署間の調整に苦労することもあります。
― 逆に一番嬉しかったことは。
メンバーが評価されたときが一番うれしいですね。外国語を使って仕事すること自体がとても大変なことだと実感していますし、そんな環境でもメンバーが試行錯誤しながら頑張っている姿を近くで見ているので、成果を評価してもらえると喜びを感じます。
TCKの仲間と
― オフの日はどのように過ごしていますか?
最近はミュージカルや演劇を観に行くことが多いです。ソウル市内には大劇場から小さな劇場までたくさんあり、特に大学路(テハンノ)という地域に集中しています。最初は言葉がわからずミュージカルの内容もなかなか入ってこなかったのですが、何度も足を運ぶうちにだんだんと内容を理解できるようになり、楽しめるようになりました。
また、いろんな劇場に通ううちに現地の方と顔見知りになり、韓国語で話す機会も増えたので、語学力向上にも役立っていますね。
ソウルにあるミュージカル劇場
― 今後、センター長としてやりたいことはありますか?
TCKの良さをもっとアピールしていきたいと思っています。メンバーが持つ強みや良さをアピールし、特徴づけた仕事がしたいです。また、グローバルな仕事も増やしていきたいと考えています。日本から韓国に進出したい企業や、韓国から日本に進出したい企業のサポートなど、DI事業本部を韓国からもっと盛り上げる仕事がしていきたいですね。
― 最後に。DI事業本部では積極的な採用活動を進めていますが、どんな人が向いていると思いますか?
新しいことに挑戦したい人や、知らないことを学ぶ意欲のある人が向いていると思います。自ら手をあげてチャレンジできる人には必ずチャンスが巡ってくる環境が整っているので。また、Web業界は新しい情報がどんどん出てくるので、自ら学びに行く姿勢もとても大事です。自分に必要なスキルや知らないことを学ぼうとする意欲がある人は、仕事の幅も広がりますし認めてもらいやすいですね。
TCK本社オフィスにて
― これからの渡部さんのご活躍と、TCKの発展に期待しています!お話ありがとうございました。