今回ご紹介するのは、steer株式会社で『steer pro』事業の立ち上げを牽引する水谷さんです。
「もっと成長したい」その一心で、安定を捨てて飛び込んだ人材業界。
幾度かの挑戦と成功、そして「大失敗」という経験を経て、水谷さんは当社にたどり着きました。
彼は現在『steer pro』事業の立ち上げを担う傍ら、2人のお子さんの父親として子育てにも奮闘しています。
当社で実感する「責任ある自由」な働き方や、同じ境遇の仲間との繋がりが、彼の「もっと頑張ろう」というモチベーションを支えています。
「まちづくり」という壮大なミッションを“人”で支えるsteerの魅力と、水谷さんの等身大のキャリアに、ぜひご期待ください。
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水谷 丈晴(ミズタニ タケハル)さん。現在41歳。
以下、ご本人コメントをいただきました!
仕事以外は100%育児なので、育児を趣味化して楽しく過ごしています!
めちゃくちゃ子どもの成長が早いので、大人が成長してないと子どもの変化についていけず…
楽しみながら人生を学びなおしています。
また、今年から家族でデイキャンプを楽しんでます。
ゆくゆくは道具を揃えて、2泊3日とかで山や川を満喫できるようになりたいです。
ー大学ご卒業後のお話についてお聞かせいただけますか?
関西大学卒業後、最初の5年間は金融機関に勤め、個人や土地をお持ちの地主の方々へ金融商材の提案を行っていました。
28歳の時に、総合人材企業のメガベンチャーへ転職。そこでは新卒紹介事業の大阪と名古屋の立ち上げを任せていただき、最終的には30名を超える組織のマネジメントを経験させていただきました。
その後、パーソルキャリア株式会社のエグゼクティブエージェント事業部へ。ここでは、3年間で九州のエグゼクティブ事業立ち上げに携わらせていただきました。
そして、0→1の人材会社の立ち上げなどを経て、steerへ参画。
現在は両手型の人材紹介担当として、日本を代表する大手インフラ企業やメーカー、地場企業様の新規事業ポジションなど、幅広いご支援をさせていただいております。
今年の7月からは『steer pro事業部』(経営課題解決をミッションにしたプロシェア×エグゼクティブサーチ)の立ち上げに従事しています。
ー新卒でご入社されたのは金融機関だったのですね。
金融業界から人材業界へ転職を決められた背景には何があったのでしょうか?
就職した金融機関はとても安定した環境ではありました。一方で、年数を重ねていくうちに「もっと成長したい」という思いが大きくなっていって、転職エージェントに登録をしました。
そこで私からエージェントの方にお伝えしたのは「今自分が務めている環境と真逆の企業を紹介してください」ということ。そうして紹介を受けたのが2社目となる総合人材企業のメガベンチャーでした。
選考を受けて1週間で内定をいただき、すぐにそちらに入社を決めました。
ーなるほど…。ということは、人材業界は未経験ながら大阪と名古屋拠点の立ち上げを任されていたんですね。金融機関でのご経験で高く評価されたものがあった、といったことでしょうか。
正直にお話すると、当時の私は人材紹介というものを本当に理解していませんでした。
当時の役員に「何をやりたいの?」と聞かれて出た言葉が、唯一知っていた「新卒」という領域。
すると「じゃあ大阪で新卒紹介の立ち上げをしようか」と言っていただいて。
未経験ではありましたが、当時の自分は怖いもの知らずで、バイアスもかかっていませんでした。
20代後半で結婚もしていませんでしたし、「とにかく突き抜けたい!」という強い気持ちがあったんです。そんな「成長したい」「突き抜けたい」という気持ちが伝わったのでしょうね。
それに賭けてくださり、大阪で5名の組織を運営させていただくこととなりました。
そして、そこから8ヶ月、大失敗をしました…
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ーまさかの大失敗ですか?!
そりゃそうですよね、人材紹介のことを何も知らない責任者が立っているんですから。
成功事例も失敗事例も、「こうしたらうまくいく」「こうしたら失敗する」といったものがない。
部下としてついてくれていた方々は全員人材紹介の経験者。一方で、その上に立つ責任者の私はまったくの業界未経験。
このタイミングで「辞めるか、東京で人材紹介を学んでくるか」という選択肢を提示され、私は東京に行き、新卒領域の人材紹介を学ぶ道を選びました。
そこで1年半を経たタイミングで「名古屋拠点、立ち上げてみるか?」と声をかけていただき、立ち上げの再挑戦をさせていただきました。
ー立ち上げリベンジ、という感じですね。
そうですね、まさにリベンジです。
東京で新卒紹介を経験し、結果をいくらか残せた自信もありましたし、「このままじゃ終われないな」と思って、背水の陣でチャレンジしました。
その後名古屋拠点は、現在当社に在籍している樋口さんも入っていただいたりと、大きな組織に成長させることができました。
ーリベンジ成功ですね!
そこからパーソルキャリアへ転職をされていますが、どういった理由があったのでしょうか。
なんでしょう、ある程度の成長期といいますか、「立ち上げフェーズが一段落してしまった」という感覚がありました。自分の成長という観点では、今後やることがずっと運用になってしまうと感じたのが一つ。自分の中で「やりきった」という思いが生まれたんです。
あとは、下には毎年、若い新卒のメンバーが多く入ってきてくださるんですよね。
樋口さんもそうして入ってきてくれたメンバーの一人でしたが、支店長というポジションは一つしかありません。
社内の循環も考えた時、もう5年経ったこともあり、「そろそろ自分は新しい環境に移ろう」と思ったのがきっかけですね。
ーそうだったのですね。
その後パーソルキャリアでは福岡拠点の立ち上げを経験、そして数社経験されてからSPC(steerの前身企業)にご入社をされたんですね。
はい。佐藤代表とはパーソルキャリアで出会い、拠点は違っていたものの、定期的に連絡を取る仲ではありました。
私がパーソルキャリアを退職し、その後数社で経験を積んでいた時、本当にたまたま、佐藤代表にLINEをしたんです。「元気ですか?」という感じで。すぐに返事がきて、食事に行きました。
久々にお会いしてフラットに会話を楽しんだ結果、気がついたらsteerの社員になっていました(笑)。
他にも自分で何かを立ち上げる選択肢や、機動力のある小規模なエージェントも検討していたのですが、「まちづくり」というスコープからストーリー設計をしているsteerに可能性やワクワク感を感じ、参画を決意したんです。
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ーsteerに入社後はいかがでしたか?
何か体感されていることがありましたら、教えていただけますか?
入社をしてまず感じたのは、自由な働き方やオープンなコミュニケーションがとても良いことですね。
もちろん、自由には責任が伴うというバランスは理解しています。
また、当社には『パートナーバースデー休暇』や『結婚記念日休暇』という制度があるのですが、先日、妻の誕生日や結婚記念日にこれらの休暇を取得して、平日に一緒に映画やショッピングを楽しみました。
その瞬間に、感謝の気持ちを抱くとともに「もっと頑張らねば」という、とても健全な気持ちになれましたね。
ーありがとうございます。とても素敵なエピソードです!
仕事においてはいかがでしょうか。大手企業から当社のようなベンチャー企業に移られ、何か違いなどは実感されていらっしゃいますか?
そうですね…。何と言いますか、「自分の実力がまだまだ足りないな」というのはすごく感じています。
『行動しながら考える』『解決策を導き成果をだしていく』というスタンスが今までの新卒で入社した会社や大手企業とは一味違った環境だったと思います。
steerに入社当初、本来はもっと深く、他社との差別化を図るべきなのに、ふと気がつくとこれまでの社会人経験を担保に勝負するという自分が顔を出す瞬間がありました。
『今までの固定概念や手法で成果を出す』といった感覚で頭でっかちになってしまっていたので、マインドセットには正直かなり苦戦しましたね。
ですが、だからこそ今はすごく、めちゃくちゃモチベーションが高いんです。
おそらく人生で一番仕事に集中しているぐらいの感じです。
それは時間が限られていることもありますし、自分だけの人生ではないですからね。
いろいろな「逃げられない要素」が今、ガチガチに固まっているんです。
でも、そういう時にこそ人って潜在能力を発揮するんだなと、自分に言い聞かせながら日々取り組んでいます。
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ーありがとうございます。
水谷さんはお子さんがお二人いらっしゃいますが、子育てとの両立という観点から、steerの働き方や制度にどのような印象を持たれていらっしゃいますか?
あくまでも現ライフステージでの自分のスタイルの話になるのですが…。
子ども達が起きてくる時間が朝7時前なんです。それまでの2時間くらいが私にとってのゴールデンタイムで。そこから家族と朝食をとり、保育園に送って、9時前くらいから「第二クール」をスタートします。
状況に応じてフルフレックスで出社と在宅とハイブリッド型で業務ができるので、その点はとても働きやすいですね。
大まかな1日のプランが同じで、子育ての感覚が共通している仲間が多いので、違和感なく業務を進められる点が、本当にありがたいと感じています。
ーこの7月から新規事業『steer pro』を本山さんとともに立ち上げられた水谷さん。
本事業に関してコメントをいただけますか?
はい、2025年7月1日より、新規事業として『steer pro』をスタートさせました。
本事業は、経営・事業課題を解決するための新たなソリューションとして、①プロシェア、②エグゼクティブサーチの2本柱のサービスとなります。
これまで当社では、各業界を代表する大手企業(電力会社を始めとする大手インフラ、そのインフラを支える素材メーカー、街づくりを行う総合デベロッパーや建設不動産など)のミドル・ハイクラス向けの紹介事業をコアに運営してきました。
『steer pro』では、これまで培ってきた多くの事例をベースに、街づくり・社会インフラを支える企業様の経営や事業課題解決に貢献していきます。
加えて、地域の中堅中小企業様の経営幹部のご支援(事業承継や管理部門強化、DX、営業戦略など)を通じて、地域活性化という側面でも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
ーありがとうございます。最後の質問です。
現在拡大期にあるsteerですが、水谷さんは今後どんな方と一緒に働いていきたいか、どんな方がsteerにあっていると感じられますか?
そうですね、何かご自身の中で夢や目標、目的を持っている、あるいはそれを探している方と一緒に働きたいです。夢や目標、目的は、仕事でもプライベートでも、どんなことでも良いと思っています。
そして、一日一日を大切に生きている方ですね。
私自身もまだまだ完璧にできてはおらず…。日々もがきながら何とか1日を過ごしていますが、そういった「本気で何かを追求する姿勢」を持つ方と一緒に仕事ができれば、本当に良いものを創っていけると思っています。
いかがでしたでしょうか?
今回のストーリーを通じて、水谷さんの等身大のキャリアに触れていただけたでしょうか。
大手企業での「看板」を痛感し、ベンチャーの厳しさに直面しながらも、「人生で一番仕事に集中している」と語る彼の言葉からは、真の成長と覚悟が伝わってきます。
仕事と子育てを両立しながら「もっと頑張らねば」と奮起する彼の姿は、多くの働く人にとって共感を呼ぶのではないでしょうか。
steerでは、水谷さんのようにキャリアの山も谷も経験しながら、常に前向きに挑戦し、自らの介在価値を追求できるフィールドがあります。そして、水谷さんが体現している「仕事も家庭も大切にしながら高みを目指す」働き方が、ここにはあります。
本ストーリーに触れて、「私もこんな場所で働いてみたい」と感じたなら、ぜひ私たちと共に、次のキャリアの一歩を踏み出しませんか。
皆様のご応募、心よりお待ちしております。
▼本ストーリーに登場した樋口さんのストーリーもぜひご覧ください!