こんにちは。
コミューンで採用を担当している中島(@kazuki_nakajima)です。
commmuneの技術戦略責任者である上野さん(@anoChick)と、開発責任者の前原(@kanihara_west)さんにお話を伺いました。今回はお二人がマネジメントする開発組織についてお話しいただきます。
上野 大貴
Speeeにて、広告管理ツールやWebサイト管理者向けのマーケティングプラットフォームの開発に従事。2017年よりAimingにてUnityを使ったゲームクライアントの開発と、Rubyを使ったサーバサイドの開発を担当。2018年にBizteXへ転職し、デスクトップ操作RPAとiPaaS開発のリードに従事。2022年11月にコミューンに入社。日本国内向けのプロダクト開発を担当。
前原 夏樹
新卒でSESに入社し、広告のデータ取得バッチの実装やRubyを用いた ETLアーキテクチャの実装を経験。その後、PaaSを提供する企業でプロダクトづくりを経て、2019年夏にコミューンへ入社。2023年10月より開発責任者として、commmuneの開発を牽引。
目次
- |コミューンを選んだ理由|
- |コミューンの開発組織の特徴とは|
- |マネージャーとして大切にしていること|
- |コミューンにフィットする人・コミューンでできる成長|
- |目指す開発組織の姿|
|コミューンを選んだ理由|
自身がTwitterで投稿した筋トレについての投稿をきっかけにCEO高田と知り合ったという前原さん。当時CEO高田・CPO橋本・CTO山本がプロダクト開発を行っていた小石川のオフィスによく通っていたといいます。そのうちに「この人たちと働けたらいいなと思った」という前原さんですが、最終的な入社の決め手について伺いました。
前原:最終的な決め手は「コミュニケーションパスが圧倒的に少ないこと」でした。ちょうどその頃大企業にいたのですが、とにかく意思決定に時間がかかっていました。次の会社は意思決定が早くできるところがいいと考えていた時に、コミューンからお話をいただきました。
エンジニアとして様々なプロダクトの開発に携わってきた上野さんにも、コミューンを選んだ理由をお聞きしました。
上野:自分でもオンラインコミュニティを運営していたので、元々コミュニティというものに対して興味はあったと思います。私はちょうどニコニコ動画の世代なのですが、ニコニコ動画の「得意分野が異なる人たちがコラボレーションして価値を生み出す」ということができる環境に、当時高校生ながら大きな可能性を感じていました。
30歳になって一旦立ち止まるタイミングがあり、1年間ほどオンラインコミュニティの運営をやってみたのですが、やはり魅力を感じオンラインでコラボレーションを発展させるような社会をつくりたいという思いでコミューンを選びました。
|コミューンの開発組織の特徴とは|
開発組織のマネジメントをするお二人に、コミューンの開発組織の特徴について語っていただきました。
前原:顕著なレベルで積極的な人の割合が高いという印象があります。価値を出そうという思いで働いている感じがするので、すごくいいことだと思っています。
成果につながるかどうかは別として、そもそもそういう積極性がないとダメだよねと思っているので、自分から動く人が多いというのはすごく好きです。
上野:変化を最重要視しているのが特徴ですかね。コミュニティという対象が幅広いものを扱っているので、狙っているところに向かって柔軟に変わっていくというのはチームの特徴だと思っています。
そんな開発組織において、今後解決していきたい課題について聞いてみました。
前原:マネジメントの観点では、さらにチームを大きくしたいと考えています。検証したいことや解きたい課題といった大きくて未開拓なものを早く解決するために、もっと実験を繰り返したいんです。そういうアウトプットを増やすためにもチームを大きくしたいです。
上野:エンジニアリングをどう効かせてカオスをコントロール下に置くかが面白いところだと思います。コミュニティ運営やコミュニティプラットフォームを開発する我々にとって重要な問題です。
例えば、コミュニティ内で悪いことをしている人を検知する仕組みなど、現代のエンジニアリングでできることはまだあるなと感じますね。
|マネージャーとして大切にしていること|
開発組織のマネジメントをされているお二人に、マネージャーとして日々意識していることを伺いました。
前原:コミューンのバリューとしても大事にしている「誠実であること」はマネジメントにおいても意識しています。雑にしない、悪いと思ったら謝る、そういうシンプルなことですね。
コミューンは発達指向型組織を目指しているのですが、それがすごく好きで「相手を信じて任せてみる」ということはよくやっています。
超本質主義・チームコミューン・インテグリティという
3つのTeam Valuesを21の指針に落とし込んだHow Commmune Works
続けて、技術領域をリードする上野さんにもマネジメントをする上で大事にしていることをお聞きしました。
上野:メンバーの不安を取り除くという観点を大事にしています。エンジニアが感じる不安はだいたいソフトウェア開発に関わることがほとんどです。バグが発生したらどうしようとかAPIの仕様がよくわからないとか。そういう不安の元になるものをどうやって取り除くのかを考えています。
不安を取り除いていくと勇気が湧いてきて、その人が率直にやりたいことが出てくる。組織の中で自律的に動く上で重要な要素だと思っています。
そんなお二人は、何かしら課題に直面した時にどのようなことを意識しているのでしょうか。
前原:越境可能性を高めるということは意識しています。それによって部門によらない共通の目標がはっきりしてくるんです。あとは、こだわりと囚われみたいな言葉が好きで、こだわりは自分が決めてしていること、囚われは決められたことに縛られてしていることで、自分が今やってるのはどっちなのかということに気付くのは大事だと思っています。
上野:私もその考え方は的を射ていると思います。というのも結局技術的な課題って組織や人の考え方に引っぱられているところがあるので、そこが変わらないと技術的な問題も解決にはならないんですよね。結局は組織だよなと思っています。
|コミューンにフィットする人・コミューンでできる成長|
組織について・マネジメントについてお話を伺ってきましたが、コミューンで活躍できるエンジニアについてもお聞きしました。
前原:コミューンは中の構造も外からの様相も変化が激しい会社なので、変化を楽しめる、それを乗りこなすのが好きな人ならコミューンで活躍できると思います。やり方が変わっても目指すところに向けて信じてやっていくというのがすごく楽しいんじゃないかな。
変化を楽しめる人材が活躍できると語る前原さん。コミューンでの成長機会に関して、上野さんにお話しいただきました。
上野:新しい技術に触れられるので若手エンジニアにはいい環境だと思います。新しい技術に対して積極的なので、古いライブラリがあったら新しいものに変更しようとか、ドラスティックに変えていけます。新しい技術を使いたい人歓迎ですし、ぜひやってもらいたいなと思います。
前原:プロダクトが大きくなっていく中で、今後それを支えるコードベースの変革期を迎える可能性が高いです。そういうものを経験できるのはかなりレアなので、キャリアにとっても成長の機会としても貴重だと思います。
あと、海外製品の真似をして設計してるんじゃないというところはアピールしたいです。それぞれの人が持っているパーツを持ち寄ってどんな面白いものを作れるだろうか、というようなことを考える領域が大きく残されているので、自分で色々やってみたいという人なら成長できると思います。
|目指す開発組織の姿|
最後に、コミューンの開発組織の目指す未来について語っていただきました。
前原:最近採用も担う中で考えているのは、必要なことを必要な時に必要なだけできる組織にしていきたいということです。人数という意味でもスタンスという意味でも、ミニマムでいいという考え方じゃなくて何かが生まれる余裕をもっておくということを最近は考えています。
上野:変化です。システマティックに動くような組織をつくるというのは変わらないんですが、決まったゴールがない中で常に変化し続ける、それができる組織というのが求められていると思います。
いかがでしたか。技術戦略責任者の上野さんと、開発責任者の前原さんの対談をお届けました。コミューンでは一緒に働く仲間を募集中です。少しでも興味のある方は、応募ポジションからお気軽にご連絡ください。