株式会社シコメルフードテックは、「“おいしい!”をうみだす仕組みをつくる」をミッションに、飲食店の仕込み工程を外部化・効率化するサービス「シコメル」を展開するスタートアップ企業です。中小飲食店にも導入しやすい仕組みで、2025年1月時点でアプリ登録店舗は1万超。AIによるメニュー開発支援やデリバリーなど、現場の負担を軽減する多角的なサービスも提供しています。
今回は、オペレーション部とブランド戦略室を兼務し、独自の視点で社内の業務改善にも貢献する岩重さんにお話を伺いました。青森の商業高校を卒業後、コールセンター、ドコモショップでの目覚ましい活躍、派遣事務といった多様な経験を経てシコメルフードテックにジョインした彼女のキャリアストーリーや仕事のやりがい、そしてシコメルの魅力に迫ります。
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岩重 愛 / オペレーション部・ブランド戦略室兼任
青森県出身。商業高校卒業後、地元のコールセンターに勤務。上京後はドコモショップに7年間勤務し、派遣社員から正社員、副店長へとステップアップ。その後、リクルートスタッフィングに登録し派遣社員として事務職を複数経験。2022年に株式会社シコメルフードテックに入社。現在はオペレーション部とブランド戦略室の業務を兼務し、社内の業務効率化にも貢献している。
青森から東京へ。7年間の販売業で育まれた「評価される喜び」と「働く姿勢」
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ーーまず、これまでのご経歴についてお聞かせください。
青森県の商業高校を卒業後、大学には進学せず、地元のコールセンターに就職しました。上京資金を貯めるのが一番の目的で、少しでもお給料が良いところを選びました。そこで1年ほど電話対応やお客様説明といった業務を経験しました。
ーーなぜ上京したいと思われたのですか?
当初は地元に残るつもりでしたが、上京していた友人たちの話を聞くうちに、都会での生活や仕事に興味が湧いてきたんです。「一度は東京で暮らしてみたい」という気持ちが強くなり、半年ほどで資金を貯め、勢いで上京しました。
ーーすごい行動力ですね。上京後はドコモショップにお勤めになったと伺いました。
はい、7年間お世話になりました。上京当初は右も左も分からなかったので、派遣会社に登録し、そこでドコモショップをご紹介いただきました。前職のコールセンターでの経験が考慮されたのかもしれません。
最初は派遣社員として店舗に配属され窓口業務を担当し、1年ほどで代理店の方から業務成績や働く姿勢を評価いただき、その代理店の子会社に正社員として転籍、その後親会社の副店長業務を任されました。
ーーどのようなご実績を評価されたのですか?
携帯販売では、お客様の機種変更や新規契約の手続きが主でしたが、ありがたいことに店舗内では毎月個人販売件数で1位でした。また、ドコモの東京支店管轄内での月間個人販売実績1位や、勤務店舗も東京支店管轄の店舗実績で1位を獲得したこともあります。こうした実績からドコモの優良スタッフに選ばれました。
ーー働く姿勢で意識されていたことはありますか?
「周囲の期待に応えたい、そして自分自身も成長したい」という気持ちを強く持ち、上司や先輩からの指導を素直に受け止めて実践することを常に意識していました。
その背景には、私が十代の頃に面接してくださった方が、「年齢に関係なく、自主的にやったことは評価するから、やりたいことをやりなさい」という、学歴などを一切気にしないスタンスで採用してくださったこと。また、当時の店長が、私の得意不得意を的確に見抜き、「こうすればもっと良くなるよ」、「この経験が次に繋がるよ」と具体的なアドバイスをくださり、メンタル面も含めて親身にフォローしてくださったことがあります。
そうした周囲のサポートや指導を一つひとつ真摯に受け止め、行動に移していくことで、個人としての業績も伸びましたし、周りからの信頼も少しずつ得られたと感じています。
この「頑張った分だけ評価され、自分の成長とモチベーションに直結する」という経験が、今の私の働く姿勢や価値観の大きな土台になっています。
事務職で感じた「もっと貢献したい」という思い。再びベンチャーの舞台、シコメルへ
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ーー退職された後、次は事務職にキャリアチェンジされていますね。
副店長業務として、在庫管理や発注といったバックオフィス業務にも携わるようになり、事務の仕事にも面白みを感じたんです。そこで、派遣社員としてCM広告関連の会社やリクルートグループの企業で、合計5年ほど事務に携わりました。
ーー事務職を経験されてみて、いかがでしたか?
派遣での事務業務は、任せていただける仕事の範囲がどうしても限定的だと感じました。既に業務フローが確立された大企業でしたので、新しい提案よりも決められた業務を正確にこなすことが求められました。もちろん重要な役割ですが、私の中では「もっと自分の考えを活かして仕事を進めたい」「会社を良くしていくプロセスに関わりたい」という気持ちが次第に強くなりました。
ーーそこからシコメルフードテックに入社した決め手は何だったのでしょうか?
一番の決め手は、やはり「人」でした。特に面接してくださったオペレーション部の小川さん(現・事業部長)のお人柄に強く惹かれたんです。初めてお会いしたにも関わらず、とても安心して話すことができましたし、「この人の下でなら頑張れそうだな」と直感しました。その日のうちに内定をいただけたこともあり、入社を即決しました。
以前、ドコモショップで働いていた際に、実力主義で風通しの良い社風に魅力を感じていました。転職支援をしてもらったエージェントさんから、リクルート出身の川本社長や小川さんのいるシコメルがまさに私が求めていた社風に近いと伺った時、期待感が高まりました。そして実際に小川さんとお会いして、その期待が確信に変わったという経緯です。
▼小川さんの記事はこちら
オペレーションとブランド戦略を繋ぐ。兼務だからこそできる業務効率化と「働きやすい環境」づくりへの挑戦
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ーー現在はオペレーション部とブランド戦略室を兼務されているとのことですが、具体的な業務内容を教えていただけますか?
オペレーション部では、主に開発部が決定した食材の工場への発注業務、倉庫への在庫連絡、発注書作成、在庫数・賞味期限管理、営業への発注リマインドなど、商品の流れ全体に関わる事務処理を担当しています。
ブランド戦略室では、主にデリバリー向け新ブランド「デリバル」の商品開発に関わっています。現在は部長の山之内さんが新ブランドのレシピ開発や調理を一人で担っており、私はそのブランドをプラットフォームに登録するための申請業務や調理動画撮影サポート、在庫管理といった事務的サポートがメインです。
ーー兼務されているからこその難しさや、それを乗り越えるための工夫はありますか?
やはり業務量が多くなるので、優先順位付けとマルチタスクの処理は常に意識しています。最近はスケジュール管理を徹底し、どの業務をいつやるか時間を区切って入力し、他のメンバーにも私の状況が可視化されるようにしています。もちろん緊急の依頼もありますが、その際は納期を確認・調整し、各業務を時間内に完了させるよう心がけています。
ーー兼務の視点を活かして業務改善にも取り組まれていると伺いました。
複数の部署の業務に携わる中で、業務の重複や非効率な点に気づきました。そこで小川さんに相談し、「一度、業務内容を見える化した方が良いのでは」と提案しました。私が関わる事務業務を中心に、パートの方も含め8名ほどの業務内容と工数を全て書き出し、負荷や重複を洗い出しました。その結果、二重業務が削減され、その取り組みを評価していただきました。今も半期に一度この業務整理を継続し、会社全体の業務負荷平準化や担当業務の明確化に繋がってきていると感じています。
ーーブランド戦略室でのやりがいはいかがですか?
私が直接レシピ開発をするわけではありませんが、部長が考案した試作品を一緒に作ったり、味見をして意見を出し合ったりするのはとても楽しいです。自分の手で商品が完成した時の達成感は大きいですし、「こうした方がもっと良くなるのでは?」とアイデアを伝えられる環境も魅力です。
また、オペレーション業務と連携し、滞留在庫を減らすためアウトレット商品としてシコメルアプリで販売する仕組みを発案し、現在運用しています。自分のアイデアが採用され形になるのは大きなやりがいですね。
誰もが意見を言い、尊重される会社へ。シコメルで目指す未来と、共に働く仲間への想い
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ーーシコメルフードテックの社風や、チームの雰囲気について教えてください。
ブランド戦略室は、部長の山之内さんと私、そして在宅勤務の方2名という体制です。山内さんはとても気さくな方で、リモートワークでも日常会話を交えながらコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ってくださり、非常に働きやすいです。在宅勤務の方々も何かあればすぐに連絡を取り合い、業務量を調整するなど、融通の利く働き方をチームとして意識しています。
会社全体としては、やはりベンチャー企業ならではのスピード感と、自分の意見をしっかり汲み取ってくれる文化があると感じています。「こうしたらもっと良くなる」という提案を歓迎し、実現するために上司や同僚が一緒に考え、サポートしてくれる環境です。
ーー今後の目標についてお聞かせください。
会社全体として、もっと全員が働きやすい環境にしていきたい、というのが一番の目標です。誰がどんな業務をしているのかをより一層「見える化」し、特定の誰かに負荷が集中したり、孤独を感じたりすることがないような、クリーンで風通しの良い組織づくりに貢献していきたいです。
私自身、いろんな人と関わって仕事を進めていくのが好きなので、会社が大きくなっても部署間の連携がスムーズで、お互いに頼みやすく、頼まれやすい、そんな関係性を築いていけるよう努力したいですね。
ーー最後に、今後どんな方と一緒に働きたいか教えてください。
自分の意見をしっかり持ち、それを積極的に発信してくれる方と一緒に働きたいです。新しいブランドを生み出していく部署なので、アイデアや発想力が活かせる仕事です。
お料理が好き、何かを考案するのが好き、そして人と関わることが好きな方だと、とても楽しく仕事ができるはずです!
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