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こんにちは!
カンリー採用担当です。カンリーのストーリーを覗いて頂きありがとうございます!
今回は、社員による入社エントリ「なぜ業界と職種をピボットして、カンリーの新規事業に挑戦することを決めたのか?」をお届けします。
※本内容は2024/12/3に公開された記事をリライトした内容となっており、情報は当時のものとなっております点予めご了承ください。
こんにちは!2024年8月にカンリーに入社した須佐桃です。
新規事業として立ち上がったHR事業部にて『カンリーAI面接』を担当しています。主にPR/広報、マーケティングなどプロモーション全般および事業開発サポートに携わっています。新規事業のチームらしく、刺激も多く、入社してまだ4ヶ月目と歴は浅いですが毎日濃密な時間を過ごしています!
まずは、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。
▶︎自己紹介
・千葉県出身の1990年生まれ
・小学4年生から中学2年生まで父の仕事の都合でハンガリーへ
・青山学院大学卒
・大学時代はインターンに没頭
・新卒P&G Sales
・株式会社ギフティ Business Development
・Dari K株式会社 Sales / PR / Marketing
・株式会社雨風太陽 法人営業部 / 企画推進部
・現在は株式会社カンリー 新規事業立ち上げのチーム(HR事業部)へジョイン
大手外資メーカーからPre IPO - Post IPOまでのスタートアップを経験し、ここにきてまたスタートアップに挑戦するキャリアになりました。経歴だけ見ると非常にバイタリティがあり迷いがなさそう、とよく言われますが(笑)、どちらかといえばこの選択に辿り着くまでに色んな葛藤を乗り越え今に至っています。
本日は、等身大の私の葛藤とそして今の決断に至った経緯をみなさんにお伝えし、カンリーという会社や新規事業に興味を持って頂けるようになれば嬉しいです!
長文ですが、お付き合いください。笑
目次
- 略歴
- 思春期をハンガリーで過ごす
- 大学でのインターンがキャリアの原点
- 新卒はP&Gへ入社
- IT×ギフトという領域に惹かれギフティへジョイン
- お菓子作りの”好き”が興じてBean to Bar Chocolateのdari Kへ
- IPOコミットのため雨風太陽へ
- なぜカンリーに決めたか
- どんな要素があれば満たされるのか?
- 原点に立ち返ると同時に
略歴
思春期をハンガリーで過ごす
小学校4年から中学校2年までの4年間、父の仕事の都合でハンガリーで暮らしていました。
地元の公立小学校から突然現地のアメリカンスクールへ転校となり戸惑いや英語の壁はありましたが、意外とカルチャーショックもなく、むしろ知らないことばかりで日本より楽しく日々を過ごしてしていました。
しかし、異国の地でまさかの同じ日本人の友人たちから仲間外れにされるという経験をしました。国籍ではないところでマイノリティを感じ、疎外感を感じることも多く、「ここではないどこかへ行きたい」と思うことも多かったように思います。いよいよ泣いてばかりはいられず、そこで初めて奮起し自分の思っていることや意思を先生や外国の友人に伝え、別の環境に変えてもらうことで結果的に、学校に馴染めるようになった経験をしました。
この経験から「この世界だけが全てだと思わないこと」、また視野を広げて、自ら望む環境は自分の手で生み出せるということを学べた(結果)貴重な機会となりました。
大学でのインターンがキャリアの原点
そういった経験があったからか、常に一歩先の世界に興味を持つような学生で、大学生の早いうちから「社会に出てみたい」と思っていました。
そんな時たまたま出会ったのが、今のキャリアの原点にもなっている香水を手がけるベンチャー企業での新規事業立ち上げのインターンです。
当時はまだノンアルコール飲料の市場が確立されていない中、例えばボトル1本3,000円のノンアルコール飲料や低アルコール飲料を輸入・販売するという新規事業部で、代表、副代表、先輩インターン生と一緒に商品のコンセプト設計から百貨店での直販まで一通りの商流を学べるような刺激的な環境でした。
1本3,000円のノンアルコール飲料といった嗜好品は生活にとって必需品ではないにも関わらず、自分たちが仕掛ける店舗の空間作りや見せ方、また私自身の関わり方によって、お客様が「必要なもの」として意思決定し購入されるプロセスの変化が特に面白く、楽しさとやりがいを見出し、夢中になって働いたことを今でも覚えています。
新卒はP&Gへ入社
本来であれば、上記のインターンの経験からあまり高額ではない嗜好品の事業作りができるような会社のマーケティング部署に就職しようと思っていたのですが、様々な先輩からいきなりニッチな領域に飛び込むよりも、マス向けに展開している商品で売れる仕組みを学んだほうがいいのでは?というアドバイスをいただき、組織風土のフィット感と幅広い経験が積めるP&GのSalesへ入社を決めました。
P&GのSalesとして一通りの経験を詰む最中、ちょうど時流としてどの販売チャネルの実績も右肩下りでどこに注力すべきか見えない市場の変化があり、DtoCなど新しい物の売り方も出てくる中で、今までと同じ方法で売り続けるだけでは生き残れない(= 届けたい商品を届けるすべがなくなる)のではないかと感じるようになりました。
今思えば、もう少しP&Gで経験することで様々な視野や選択肢が広がったのかもしれないと思うこともありますが、当時の私は新しい領域への挑戦や経験をしてみたいという気持ちから、転職することを決断しました。
IT×ギフトという領域に惹かれギフティへジョイン
「カジュアルギフト」とITを掛け合わせたサービスであること、ITを活用することで本来のギフトが果たせる役割を最大化していく世界観に共感したことから入社したのがギフティです。(当時、事業開発関連の募集は出ていなかったのに、Wantedly経由で突撃したのはいい思い出です笑)
ここでは、企業がtoC顧客を動かすマーケティング施策(インセンティブ)として「デジタルギフト」を活用するという法人向け事業の立ち上げに関わり、初心者事業開発担当として初めてのソリューション/無形営業の荒波にもまれながら、本当に刺激的な日々を過ごしていました。
一方、会社としては大変喜ばしいことなのですが、「手触り感を持って事業を作りたい」と夢中になって仕事をしていくうちにいつの間にか会社も事業もどんどん大きくなり、ついには上場が確定するところまで成長を遂げました。
私の担当していたソリューションも、試行錯誤しながら手触り感を持って作っていくフェーズというよりも、再現性と質を高めながらより事業を拡大していく段階へと入っていったのです。
今振り返ればこのタイミングでも学べることはたくさんあったと思うのですが、当時の私は会社や事業が手離れしていった感覚となり、上場が確定していたにも関わらず、その上場前に会社を辞めることを共同代表に相談しました。
この頃から、私は何がしたい人間なのか、自分にとっての幸せとはなにか、模索が始まります。
お菓子作りの”好き”が興じてBean to Bar Chocolateのdari Kへ
ギフティを退職することを決めた際、共同代表からのご縁で出会ったことが入社のきっかけです。私はお菓子作りが大好きでよく職場にもお菓子を作って持って行ってたのですが、それをよく知る代表が「一度話を聞いてみたら?」とご紹介くださり繋いでいただきました。
皆さんはご存知でしょうか?
チョコレートの原料となるカカオはコモディティ商品であり、生産者が努力して良質なものを作ったとしても、適切な価額での取引が難しい構造となっている原料の一つです。dari Kではインドネシアのカカオ農園と直接契約し、適切な価格でカカオを購入し原料~最終製品まで取り扱い、販売することで途上国の生産者が報われるという生産モデルを展開しており、話を聞いた時この事業に非常に共感し、ビジネス強化のフェーズで携われることにワクワクしました。
※Bean to Bar Chocolate = BEAN(カカオ豆)からBAR(板チョコレート)までを自社内で一貫して行う製造スタイルのこと
入社後は、業界/職種としても未知の領域が広がっており、営業からマーケティング・広報・リブランディングプロジェクトなどプロモーションの分野まで幅広く携わらせていただきました。大好きな製菓業界にも関わることができ、”好き”に囲まれますますのめり込む一方です。
反面、カリスマ性ある代表の元「期待に応えたい!」という気持ちが強まるのに比例し、過労を極めた結果、体調を崩し始めました。「頑張りたい気持ち」と「体調を崩してまでコミットすることが本当に良いのか」という気持ちで葛藤し、結果志半ばではあったものの、環境を変えることを決めました。
IPOコミットのため雨風太陽へ
自分の中では不完全燃焼のまま前職を退職することになり、再び夢中になってコミットできる場所を探していた時に出会ったのが前職代表の高橋です。
彼の話から、一次生産の現場では高齢化/過疎化が進み、満足のいく価格設定も難しい構造になっていることを知りました。一方の都心では利便性を追求するあまり、野菜や果物の見た目と価格でしか評価できない環境が定着しており、生産者に思いを馳せる隙間もありません。このままでは食べ物を作る生産者自身が食べられなくなってしまい、都市部で過ごす我々も食糧難になる可能性があるということに気付かされました。この一次産業の領域をサステナブルなビジネスとして運営できる体制を作り、市場に認められるところ(IPO)まで行きたいんだ!という想いを聞き、心に響く何かを感じ、これまでの経験を生かし、また自分が夢中になれる目標に向かってやり切るんだ!という思いで、ジョインを決めました。
私の仕事は、企業とのアライアンス締結や地方自治体へのソリューション営業(いわゆるコンサルっぽい提案です)として、一次生産者のDX推進や産直EC「ポケットマルシェ」を活用した施策や首都圏でのプロモーション事業、移住定住支援などの提案を主に手がけており、最後の1年間は受注後の企画推進担当として、ディレクション業務からプロジェクトの完遂までを担当していました。
※2023年9月に企画推進の仕事で佐賀(唐津)に取材に行った時の写真。牡蠣を養殖するイカダに特別に乗せてもらいました!
毎日必死に事業にコミットするのはもちろん、関わる全ての人のおかげで、無事2023年12月に上場することができました。やっと自分が決めた目標に対して納得できる形として結果を出すことができたので喜びや安堵があるのかと思いきや、思っていた以上にポジティブな感情というよりも、「もっとできたことがあったのではないか?」という自分自身への不甲斐なさや心残りが募っていました。
なぜカンリーに決めたか
どんな要素があれば満たされるのか?
これまでのキャリアを振り返っても、
・学んで成長できる環境だったら‥
・世の中から必要とされるスキルが身についたら‥
・自分が好きなことであれば‥
・IPOが実現したら‥
私はこのどこかのタイミングで何かが手に入れば幸せになれるのだと思っていました。
しかし、私の中で最大の目標であったIPOを実現しても尚、心のどこかで「これでよかったのか‥」という葛藤や気持ちが拭い切れていない自分がいたのです。
今回、人生の分岐点になるであろうこのタイミングで、改めて自分は何を大事にしたいのか、何を求めているのか考えました。
原点に立ち返ると同時に
原点はやはり学生時代のインターン。
尊敬する人たちと一緒に熱狂しながら事業を作り、そして私自身の一つ一つの言動が事業や会社に大きく影響する実感が何よりも楽しかったことを覚えています。
だからこそ、
・自らの手で事業や会社を作り、成長に寄与できているという手触り感
・素直で気の良い尊敬できる仲間
この2つは間違いなく外せないポイントです。
合わせて、本当にやりたい仕事でサステナブルに働き続けるということを考えると、経歴に引っ張られて営業を極めることが、本当に自分のやりたいことなのか?
今の自分がより手触り感を持って組織や事業に貢献するためには、実践が必要です。
次のステップでは、過去の経歴よりも、今最も関心があるビジネスの上流工程に関わりたいという熱意を持って、積み上げてきた点を線にして、新しい働き方にトライできるキャリアを積む必要があると考えました。
そしてカンリーの新規事業部署、HR事業部AI面接チームにジョイン!
転職に際し様々な企業の方と対話させていただく中で、実はカンリーの選考は辞退していました。
しかし辞退をものともしない代表の秋山から再び連絡があり、静かに熱くAI面接事業の可能性や目指す世界観を聞き、なにより私のキャリアの課題感や悩みを聞き許容した上で、ジョインしないか?と言ってくださったことが、心に響きました。
もちろんそれだけではなく、
・絶対に外せない2点が網羅されていること
・グローバル展開も考えているプロダクトで、グローバルチームを組成することを前提に新しい働き方にトライできること
これらが決め手となり、自分にとって最適な選択なのではないかと考え、ジョインを決めました。ちなみに、入社前に何度かオフィスを訪問しましたが、社員みんな素直でいい人そうだったのもポジティブ要因です。入社後の現在もGAPはありません!
何かを手に入れたら幸せになれる、という発想の選択ではなく、自分が満たされるために何が必要なのかという考えから行った初めての選択なので、これからこれを正解にすべく動くのがとても楽しみです。
入社後の私のキャリアビジョン / カンリーで何をしたいか
入社してまもなく4ヶ月が経とうとしていますが、おかげさまで新規事業の立ち上げチームらしく毎日手触り感持って事業を推進できている感覚と、何より優秀な仲間たちと刺激的に働けている幸福感で、毎日が楽しいです。
前述の通り、現在は今まで通ってきていないHR領域にピボットし、今までの経歴が浅いプロモーション全般(PR、マーケティング他)を担当しています。HR事業部のAI面接プロダクトや次々立ち上がるプロジェクトを世の中に広く発信すべく、開発・プロダクトチームとビジネスサイドの架け橋をしている感覚が強くあり、常に「どうしたら両チームの超絶優秀なメンバーの魅力を引き出せるか、能力を発揮しやすい環境を整えられるか、プロダクトの最大公約数をとって発信できるか?」を考えています。
過去エンジニアとプロダクトを作り売ったことがあるので彼らとの共通言語があり、事業開発/法人営業の経歴も長いので現場で欲しい情報や足踏みしうる場面がわかるのは、今まで私が積み上げてきた宝物です。両サイドの立場に立てるからこそ、今のチームで私にしかできないグロース支援の形があると信じています。スピード感が猛烈に早く、無理難題にも応えてしまえるスーパーチームなので、社内外への適切なプロモーション内容の発信や最適なタイミングを取ることのバランスは難しいこともありますが、その時々の最適手を打てたときのインパクトを想像し、心躍ります。笑
知らない/わからないことも多いので、何かを身につけなければという焦燥感も0と言ったら嘘になりますが、「自分がこうしてみたい」という内側から湧いてくる気持ちを大切にしつつ、より経営に近い場所で視座を高めながら、圧倒的な事業貢献を目指して成長していきたいと思っています!
最後に
長文にもかかわらず、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
カンリーでは、全社的にオープンポジションで一緒に働く仲間を募集中です!
HR事業部(もちろんAI面接チームも!)では新規事業が主軸となるので、挑戦に前向きな方はもちろん、熱い仲間と大きい何かを成し遂げたい方も大募集中です。
また、職種やキャリアにかかわらず、カンリーもしくは筆者が面白そうだからちょっと話聞きたいな、という方などもいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください