CANLY VALUE MAKERS Vol.8 流されたっていい。予期せぬできごとも全力で楽しみ、力に変える──人事戦略部 宮本さん | 株式会社カンリー
※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。CANLY VALUE MAKERSとは?カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的...
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CANLY VALUE MAKERSとは?
カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的当事者意識」「利他主義でいこう」「正直であれ」。
このシリーズでは、日々の仕事でバリュー体現しながら、挑戦を続けるメンバーを「VALUE MAKER(バリュー体現者)」として紹介していきます!
登場したメンバーが「この人もVALUE MAKERだ」と感じた仲間にバトンをつなぐ、リレー形式のインタビューです。
カンリーのバリューが、“言葉”から“行動”としてどう根づいているのか。そのリアルを伝えていきます。
名前:池田 光希(いけだ ひろき)
配属部署:プロダクトマーケティング部 プロダクトマーケティングチーム
入社年月:2024年7月(中途)
好きなバリュー:利他主義でいこう、まずやってみろ
▼前回の人事戦略部・宮本さんの記事はこちら
実は、新卒で就職をしてないんです。大学2年の頃からキャリア支援系のインターンをしていて、イベント運営や現場対応を経験しながら就活の裏側をのぞいたんですね。また元々親が会社経営をしていたこともあってか、何十社もエントリーシートを出して就活するという仕組みが、自分にはどうしてもピンとこなくて。
「新卒一括採用というレールに乗るのは、違うかもしれない。」
そう感じて、卒業後はとりあえず1年ほど世界を旅する計画を立てていました。
ところが、タイミング悪くコロナ禍が直撃。放浪の夢は断念することになり、代わりにフリーランスとして働き始めたのが、キャリアの第一歩でした。
フリーランス時代は4年間で6〜7社に関わり、医療・エンタメ・旅行といった業界で仕事をさせていただきました。ありがたいことに、新規事業の立ち上げ支援から、カスタマーサクセス(以下CS)、クラウドファンディングの広報、SNS運用など、さまざまな経験をさせていただきました。
関わる企業を選ぶときに大事にしていたのは、大きく2つです。一緒に働く人の雰囲気が良いか、サービスに社会的意義を感じられるか。シンプルですが、今でもこの軸はそんなに変わっていません。
カンリーとの出会いは少しユニークでした。
きっかけは、大学受験の予備校時代からの友人で、現在はカンリーの経営企画室で働く吹原から声をかけてもらったことです。なんと、彼自身がまだ選考の途中だったにもかかわらず、「新規事業の立ち上げで人手が足りないらしい。一度話してみないか」と紹介してくれたんです。選考中の本人からリファラルされるというのは、なかなかレアなケースですよね(笑)。
しかも、ちょうど次のキャリアを模索していた時期だったので、自然と話を聞いてみる流れになりました。
ここからとんとん拍子...ではなく、数社で比較をしました。そのなかで最終的にカンリーを選んだ理由は、代表の創業ストーリーや会社が掲げるバリューに強く共感できたからです。
また、100人を超える規模の組織ということもあり、フリーランスとして関わってきた小精鋭の組織と比べるとかなりバリューが浸透している環境は、とても魅力的でした。さらに、当時社長室にいた石地や代表の秋山とも話して、やりたかった新規事業領域に挑戦できることに大きな魅力を感じたことで、カンリーへの入社を決めました。
入社後は複数の新規事業でCS立ち上げや事業開発を担当しました。
当初はPoCを目的に、まずは1社目のクライアントからスタートしました。まだプロダクトが完成していない中で、お客様と対話しながら「今できること」と「足りない部分」を洗い出し、サービスを運用可能な状態に落とし込むことがミッションでした。
並行して、チーム全体のオンボーディング資料や受注管理体制の構築、CSのオンボーディング資料や運用体制の整備、法務と連携した利用規約・申込書の作成など、さまざまな業務に携わらせて頂きました。
その後は担当領域を広げ、現在はプロダクトマーケティング部のPMMチームとカンリー福利厚生(※1)を扱う福利厚生マーケットプレイス事業部の二領域を横断する役割を担っています。
(※1)カンリー福利厚生:地図上から今すぐ使える優待が見つかるサービス
PMMはプロダクトマーケティングマネージャーの略称で、インバウンド向けサービスにおける中国企業とのアライアンス構築、販売戦略の設計、商品企画など、事業開発・営業推進に近い業務を担当しています。
福利厚生マーケットプレイス事業部では、BizOps(※2)的な役割を担っています。プロダクトがPMF(※3)し、売上が拡大する中で、業務改善や体制作りが急務となっています。そこで求められるのが、改善と仕組み化です。CS業務の効率化や、セールスが使いやすいデータの基盤整備など、現場が売上を作ることに集中できる体制作りに取り組んでいます。
一見すると異なる領域ではありますが、どちらにも求められるのが関係構築力だと考えています。アライアンス企業やカンリーのお客様、社内のセールス、CS、法務など、関わるステークホルダーは多岐にわたります。このように共通認識のない人同士がチームとして成果を出すために、「誰と何をどの順で決めるか」を最初に設計することを、最も大事にしています。
(※2)BizOps:Business Operationの略。経営戦略と現場のオペレーションをつなぎ、データ分析やプロセス改善を通じて組織全体の実行力を高める方法論や職能
(※3)PMF:Product Market Fitの略。企業が提供する製品やサービスが、市場の顧客のニーズを満たし、その市場で受け入れられている状態
最もやりがいを感じるのは、みんなが「面倒だ」と思う作業を仕組み化し、より価値の高い業務に時間を割けるようにすることです。直接お客様に提案する立場ではなくても、自分が裏方で整えた仕組みが売上や成果につながった瞬間に、大きな達成感を感じます。
たとえばカンリー福利厚生チームでは、セールスから「クーポン利用データを業界やブランドごとに可視化し、タイムリーに見られるようにしたい」という要望がありました。そこで、データを日次で確認できる仕組みを構築。業界やブランドごとに伝えるべきポイントが一目で分かるようになったことで、「提案がしやすくなった」とフィードバックをいただけました。こんなふうに自分で作った仕掛けがチームの成果に直結している手応えを強く感じられる瞬間が、とても嬉しいです。
そのほかにも、部署を超え全社向けにAI共有会を開き、自分が試したツール活用や効率化の工夫をシェアする取り組みを行っています。
AIの知見が社内全体に広がることで、みんなが効率的に働けるようになり、結果として組織全体の生産性向上に繋がったら、最高に嬉しいですね。
これからさらに挑戦していきたいのは、ピープルマネジメントです。人の成長を支援し、一緒に前へ進むことに喜びを感じるタイプなので、メンバーの成長を後押しできる存在になっていきたいと思っています。
特に大切にしているバリューは「利他主義でいこう(※4)」と「まずやってみろ(※5)」です。
自分は今、大きな夢や野望を持っているわけではありません。だからこそ、夢や目標を持つ人をサポートすることに重きを置いています。
それに加え、任されたことややるべきことに対しては「まずやってみろ」の精神で、とにかく取り組んでみるようにしています。同時に、自分ごととして責任を持ち、最後までやり切ることを意識しています。誰かのせいにせず、まず自分で動く。そのシンプルな姿勢の積み重ねが、信頼を生み、圧倒的な成果の創出につながるのではと考えています。
カンリーの7周年パーティーでは、これらの姿勢を評価いただき、カンリーアワードで「まずやってみろ」賞を受賞しました。
フリーランスとして過ごした4年間は、挑戦の手応えを得られる瞬間もあれば、自分の在り方を見直す時期もありました。だからこそ、カンリーに入って1年で、このように評価をいただけたことは、自分にとって大きな意味をもちました。
これからも挑戦を恐れず、一つひとつの仕事を通じて成果で応えていきたいと考えています。
(※4)利他主義でいこう:カンリーの5つのバリューのひとつ。困っている人がいたら手を差し伸べる、組織のことを第一に考えて動くことを示す
(※5)まずやってみろ:カンリーの5つのバリューのひとつ。現状に固執せず、失敗を恐れず、まずは動いてみることを示す
次にバトンを渡したいのは、マーケティングチームでマネージャーを務め、インサイドセールス(IS)やコールセンターを統括している石黒さんです。
石黒さんはSMB領域の立ち上げから携わり、ISチームのマネジメントやコールセンターの仕組みづくりを通じて、成果を出し続けています。まさに「圧倒的当事者意識」の体現者で、仕事に向き合う熱量の高さは、社内でもひときわ際立っています。
プライベートでは一緒にご飯に行く機会も多いのですが、とても気さくで優しく、まさに「熱い職人」という言葉が似合います。次のVALUE MAKERとして、その尽きない熱量の源をぜひ伺ってみたいです。