※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
CANLY VALUE MAKERSとは?
カンリーが大切にしている5つのバリュー──「お客様の理想から入れ」「まずやってみろ」「圧倒的当事者意識」「利他主義でいこう」「正直であれ」。このシリーズでは、日々の仕事でバリュー体現しながら、挑戦を続けるメンバーを「VALUE MAKER(バリュー体現者)」として紹介していきます!
登場したメンバーが「この人もVALUE MAKERだ」と感じた仲間にバトンをつなぐ、リレー形式のインタビューです。カンリーのバリューが、“言葉”から“行動”としてどう根づいているのか。そのリアルを伝えていきます。
🔷VALUE MAKER FILE
──────志摩さんって、どんな人?
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名前:志摩 圭太(しま けいた)
配属部署:カンリーエンジニア部 Dev4チーム EL
入社年月:2023年8月(中途)
好きなバリュー:正直であれ
▼前回のPdM・牛島さんの記事はこちら
🔷Before Canly
──────「孤独なエンジニア」から「チームで戦うエンジニア」へ
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「自分が作ったもので世の中の課題を解決したい」という軸で就職活動を行い、大手重電メーカーのエンジニアとしてキャリアをスタートしました。
入社後は約2年間、水処理システムの自動制御ソフトウェア設計を担当。開発手法はウォーターフォール型(※1)で、1案件あたり2〜3か月、長いものでは半年以上かけて開発を行います。
(※1)ウォーターフォール型:開発に必要な工程を段階的に区切り、順番に進めていく手法
やがて、「もっとスピード感を持って新しいことに挑戦したい」という気持ちが高まり、プラットフォーム型事業を運営するスタートアップへ転職。約4年間、代表やCS、POと連携し、ユーザーの声を反映させながら機能企画から設計・実装・リリース・改善までを一貫して担いました。アジャイル型(※2)の開発で、1週間ごとにリリースと検証を繰り返すスピード感のあるサイクルを経験することができました。
(※2)アジャイル型:計画をすべて事前に固定せず、実行結果に応じて柔軟に計画を変えながら進める手法
しかし、スタートアップの現実は厳しいものでした。
経営状態の悪化により、一緒にプロジェクトを進めてきた仲間が次々と職場を離れ、エンジニアは自分ひとりに。仕事を楽しめなくなり、キャリアも頭打ちになりそうだと感じ、徐々に転職を意識し始めました。
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転職する上で重視したのは、大きく2つです。ひとつは、チームで同じ目標に向かってやりきれるかどうか。WINSESSION(※3)や面接を通して、一人ひとりが真摯に仲間や課題解決に向き合い、バリューを体現している様子を目の当たりにして、チームワークの強さを確信しました。
(※3)WINSESSION:カンリーの掲げる5つのバリューを、その週にもっとも体現したメンバーを表彰する会
ふたつめは、「Will Can Must」を実現できそうかどうかという軸です。
Will:同じ目標を持った仲間と一緒にプロダクトを磨き続ける
Can:要件定義から実装まで一貫して担い、スピードと品質の両面で貢献する
Must:チームのアウトプットを最大化し、事業の価値を高める
前職では、エンジニアとして事業の利益まで考えて行動できていなかった、という悔しさと反省点から、事業に対して価値提供できることをMustにしました。
🔷My Work @Canly
────チーム全員で、機能開発も、運用も、改善も、全部やる
「カンリー福利厚生(※4)」チームのEngineering Lead(いわゆるチームリーダー)として、開発・運用を行っています。ミッションは、ユーザー数を増やすこと。そのために、ユーザーが使いたいと思う魅力的な機能を、最速、かつ、高品質で届けることを目指しています。
(※4)カンリー福利厚生:地図上から今すぐ使える優待が見つかるサービス
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特徴的なのは、新機能の開発と運用・改善を、すべてひとつのチームで対応していることです。PdMが要件定義をした内容をもとに、設計から実装、リリース、運用、改善まで、役割や技術領域を分けずに、全員で回しています。EMではないので正式な役割ではないのですが、チームリーダーとしてメンバーと1on1をしたり、フォローをしたりもしています。
カンリーで驚いたのは、開発スピードの早さです。印象に残っているエピソードとしては、Androidアプリを社内で作ることになったことが挙げられます。
Webアプリとはまったくの別物なのですが、チームメンバーの誰もネイティブアプリ(スマホアプリ)の開発経験がなく、ほぼゼロからキャッチアップしなくてはならないということがありました。
こうした状況でも、意見を出し合い、「利他主義でいこう(※5)」でお互いに手を差し伸べ、みんなで力を合わせることで、スピード感を持ってリリースまでやりきることができました。ちょっとかっこつけた言い方になってしまうかもしれませんが、チームの信頼関係と成長を象徴する経験だなと思っています。
(※5)利他主義でいこう:カンリーの5つのバリューのひとつで、困っている人がいたら手を差し伸べる、組織のことを第一に考えて動くことを示しています。
🔷Enjoy & Challenge
─────任せることで個人の成長が加速し、チームの成果を最大化できる
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一番やりがいを感じるのは、チームのアウトプットが最大化され、開発生産性が向上したときです。特に、数値として表れるのが嬉しいです。
もうひとつ挙げるなら、アプローチの正しさが結果で証明されることですかね。パフォーマンスを改善しなくちゃいけないという課題があったとして、複数の選択肢の中から、そのフェーズにおける最適な意思決定をできたときとか。ただ課題を解決するだけでなく、自身で課題を見つけられると、よりモチベーションが上がる気がします。
チャレンジという部分だと、「1人でやる」から「任せる・抜擢する」へとマインドチェンジできたのが、自分の中では大きくて。やっぱり個人の力って限界があると思うんですね。じゃあ、チームとして成果を最大化するにはどうしたらいいのかというと、任せることが大事だと考えていて。
任されることで自律性が高まり、モチベーションも上がるんじゃないかと思っていて、役割に抜擢するみたいなところは、かなり意識してやっています。
少し話が逸れてしまうかもしれませんが、開発においては1〜3年後の未来を想定した設計や判断ができるように心がけています。たとえば、課題を放置したままにしてしまうと、開発速度が下がったり、技術的負債(※7)が溜まって機能追加ができない、といった事態が起こりかねません。そうならないよう、スピード感を持って新機能を開発し続けるという「攻め」と保守性や拡張性(※8)といった「守り」を両立できるようにしています。
(※7)技術的負債:一時的な解決策や手っ取り早い実装を選択したために、将来的な手直しに発生する潜在的なコスト
(※8)保守性や拡張性:保守性とは維持管理のしやすさ、拡張性とは規模の変化に対する柔軟性
🔷VALUE in ACTION
─────「正直であれ」を徹底することが、チームの成果につながる
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より強く意識して取り組みたいなと思っているのが、「正直であれ」です。
配慮は大切にしつつ、言うべきことははっきり伝えるというバランスをいま磨いています。チームメンバーもみんな正直に伝えてくれるので、真正面から応えられるようにしたいなと思っています。
バリューとはちょっとズレてしまうのですが、完全に任せきれていないところも意識して改善していきたいです。つい最近あったことなのですが、メンバーが忙しくてタスクが漏れてしまっているのかなと勝手に解釈して、何も言わずに自分でやってしまったことがあって。
よかれと思ってやったこととはいえ、これではメンバーの挑戦意欲や主体性を阻害してしまいます。そうならないように、正直に伝え合ったり報連相を丁寧にするなど、みんなの力も借りながら、チームで成果を出すために任せることを徹底していきたいです。
🎤Next VALUE MAKER:人事戦略部・宮本 雪さん
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エンジニア採用担当として、正直であれ、利他主義でいこう、まずやってみろを体現されていると感じています。
以前、エンジニア採用担当のポジションで紹介をさせていただいたことがあったのですが、カジュアル面談後すぐにフィードバックをいただけて。ポジティブな側面だけでなく、懸念に感じたことも率直に伝えてくれる姿勢に、誠実さを感じました。
ほかにも、エンジニアの採用成功に向けて、エンジニアや開発について学び続ける姿勢が印象的です。形は違いますが、価値提供をするために考え、まずやってみるというスタンスを自分も見習っていきたいと感じていて、採用以外での取り組みも含め、ぜひ、宮本さんのお考えを聞いてみたいです。
▼カンリーではエンジニアのポジションを募集しています!ご興味のある方はぜひご連絡ください!