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【経営者インタビュー】「ビーズの家」開業1年を迎えて。CEO:山崎大輔

Q.「ビーズの家」南片江をオープンして1年が経ちました。今の心境を教えてください。

この場所をオープンした時にも思いましたが「自分一人ではできなかったことを成してきている」という感覚があります。色々な人たちがそれぞれの経験・知見、そして想いを持って集まり力を合わせてきたからこそこの1年を過ごせました。周りの人達のおかげですね。

「その人らしさが続く場所」これが、ビーズの家のコンセプトですが、まさにこのコンセプトのもとに色々な人たちが集まり、このコンセプトを体現するためのチャレンジを積み重ねてきてくれた1年となりました。



Q.「その人らしさが続く場所」を体現する難しさとは?
このコンセプトはまさにビーズの家の事業運営において、真ん中に置かれている大切なものです。一人ひとりが多様に解釈できるものでもあるために、働く人たちの支えにも、悩みの種にもなっていると感じています。

それはなぜかというと、このコンセプト自体が何か正解を示したりするものではなく、問いを立てるものだからです。現場で働くそれぞれがどう判断するか?どう行動するか?を考え、決める時にこのコンセプトに向き合います。「この利用者さんらしさとは何だろう?」「その人らしさを続けるために今できることは何だろう?」そんな問いと向き合いながら、迷い、葛藤し、対話し、行動していく積み重ねがビーズの日常です。




Q.「ビーズの家」ではどのような人を求めていますか?
まずは「圧倒的当事者意識」です。言葉に圧がありますね(笑)これを言い換えると、「自分が変われば世の中は変わっていく」と思えるかどうかだと捉えています。自分の身の回りで起こっていることを他人事とせず、当事者であると捉えて関わろうとする姿勢を持っている人と働きたいです。

次に挙げたいのは「成長志向」です。これは「自分がいかに成長できるか」ということに興味がある人、という意味ではなく、「今の自分や今の自分の考えに満足せず、全体のことを考えよりよい状態を創ろうとたゆまず歩んでいけるか」ということですね。自分が変わっていくこと、自分の次の1歩を変えられることが大事です。



Q.なぜこの2つが大事なのでしょうか?
「その人らしさ」というのは利用者さんによって違うんですよね。Aさんにとっては合っている、Bさんにも合っている、でもCさんからは反発があがる。そんなことがよく起こります。だからこそ、立ち止まり今までのやり方を変えたり、新しいことを作ったりと、変わっていくことを許容し、変えていくことを是として進んでいくことが求められます。ビーズの家で働くというのはそういう中に入るということで、主体性やよりよく在ろうとする姿勢がないと、辛くなってしまうんですよね。

「当事者意識」があれば、常に自分の考えや在り方、利用者さんとの関わり方について、自分事として考えることができます。そして「成長志向」があれば、今の自分が自分自身にとって、利用者さんにとって、ビーズの家にとって最善なのかを考え続け、磨き続けることができます。絶え間なく、たゆまずによりよい日々を作ろうとする積み重ねが「ビーズの家」では求められるため、この2つの資質を持っている方と働きたいですね。

Q.「その人らしさが続く場所」を体現するために必要なこととは?
相手の「その人らしさ」を大事にし、尊重するためには、まず働く人自身が「自分らしさ」を知ることが必要です。自分の強みを認め、自分ができることを理解している人は、目の前の仕事をより良くするために精力的に取り組むことができます。また、自分の弱点を素直に認めて助けを求めることもできます。

ケアの仕事は定義が難しく、時には正解がなく、点数をつけることもできません。だからこそ、例えば「毎日気持ちの良い挨拶をする」といった基本的なことを継続して実践できるといったことを大事にしていますし、そういったことが出来る人と働きたいと思っています。

Q.これから、どのような会社をつくっていきたいですか?
「介護」にまつわるイメージって、まだまだ嘆きに溢れていると感じています。介護=大変、介護される・介護する=自分の人生の主導権を奪われてしまう、そんな嘆きです。

でも、私たちは介護も看護もとてもクリエイティブな仕事だと捉えています。世の中にまだない、前例もない場や事例を、創っていける領域であると考えています。私たちはそんな介護の領域でのスタートアップ企業です。

自分の想いをもち、自分がやっていることと目の前の人の反応を感じながら、社会や世の中に対して意味のあることをしているという実感をもち働けたら、きっと幸せなんじゃないかと思うんですよね。「ビーズの家」から介護のイメージをよりクリエイティブに、より柔軟なものに出来たらいいなと思いますし、そんな取組を通じてビーズの家に入社したら幸せになれる、幸せに働ける、そんな未来を描いていきたいですね。



Q.今後5年後、10年後に向けたビジョンを教えてください
ホスピスに入る選択肢がアタリマエとなる社会を作りたいということですね。誰もが自分らしく人生の最終段階を迎えられる選択肢を選べる状態にしたいと考えています。その社会を作るためには各地域にビーズの家がある状態を作る必要がありますよね。そのために目指すのは2030年までに九州中四国エリアに100施設がオープンすること。これが目下の目標です。

この目標を一緒に叶えるための採用活動をこれからも続けていきます。これからどんどん成長していく会社で一緒に成長したい、まだ見ぬ世界を共に見たい、そんな方と働きたいなと思っています。


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