こんにちは、エンジニアリングメンター室の横地です。
APCには「エンジニアリングメンター室(以降 EM室)」という、
エンジニアがエンジニアを応援するオフィシャルな部署があり、一歩踏み出すエンジニアを
サポートするためにさまざまな取り組みをしています。
エンジニアが本来のパフォーマンスを発揮して、楽しいエンジニアライフを過ごせるよう、
エンジニア自身でサポートしたいという思いで、2019年から始めました。
EM室立ち上げ当時は、室長に加えてメンバーは一人のみでしたが、現在は3人に増えました。
メンバー全員がエンジニアの業務をしながらの兼務です。管理職でない、いちエンジニアの立場で
何ができるか、日々考えて同じ思いで取り組んでいるメンバーです。
今回は代表的な取り組みを2つご紹介します。
メンタリング(相談窓口)
EM室はエンジニアライフにまつわる相談を受け付けています。
取り扱っている主なテーマは以下のとおりです。
・ブログや登壇などのアウトプット
・学習方法について
・技術に特化した職種にについて
中でも、ブログの相談が一番多いです。
「どんなサービスを選んだらよい?」
「こんなネタってあり?」
「下書きをレビューしてほしい」などの相談が寄せられます。
相談するのはハードルが高いなという人向けに、技術ブログの社内勉強会を開催することもあります。
また、登壇については資料のレビューや、発表練習を聞いてフィードバックする、
といったことをしています。
▲イメージ
このような相談ごとは、所属部署の人や同期にしてもらうかたちでも、もちろん良いと思います。
EM室は、オフィシャルな相談先の選択肢を増やす、そんな役割を持っています。
内容によっては、EM室のメンバーだけでは対応しきれない場合もあります。
その場合は、協力者を探してつながりを作ったり、「ここで相談すれば解決するかも」と
場を紹介したります。
これまでの相談は30件以上。相談者からは「アウトプットのハードルが下がった」
「モチベーションが向上した」などの意見をいただいています。
技術雑談イベント「AP Tech Talk」
APCでは2020年からリモートワーク化を進めており、現在では90%以上の社員が
リモートワークを行っています。働きやすくなった一方で、社内のエンジニア間の接点が
少なくなってきたと感じていました。そこで2021年にいっしょに問題を解決したり、
もやもやを解消したり、仲間を見つけたりする場として、技術雑談イベント「AP Tech Talk」という
イベントを立ち上げました。現状オンラインで開催していています。
相談や議論、会話をベースとしたイベントなので、特に資料を用意する必要はありません。
興味深かったブログ記事や、別のイベントの発表資料を持ち寄って意見を交わしたり、
「テストってどうやってる?」のような相談ベースで進めていきます。
「では雑談どうぞ!」では場が成り立ちませんので、毎回テーマを設けています。
たとえば、これまで以下のようなテーマで開催してきました。
・Azure の勉強ってどうやってる?
・Microsoft Build振り返り会
・プロ職(技術に特化した職種)相談会
・新人や若手におすすめしたい技術書
・IaCや自動化のテストってどうやってますか?
▲みんなで書き寄せた気になることや意見が会話のネタになる
テーマは常時募集していて、応募があったら企画者と日時などを決めて開催します。
応募がない時はタイミングを見計らってEM室自身で企画しています。
これまでに14回開催して、のべ140人のエンジニアが参加してくれました。
参加者からは「知らない人を新しく知れた」「技術的な知見が得られた」など、
実務的にもコミュニケーション的にもポジティブな意見をいただいています。
このイベントに関する設計思想は、こちらのnoteに書いています。
同じような課題を感じている方の参考になれば幸いです。
社内の技術雑談イベント「AP Tech Talk」の場の設計
また、当社副社長の永江もこのイベントについての考察をnoteに書いているので、
良かったらご一読ください。
APCのエンジニアがつくったオンラインの「エンジニアが集まる場」
ご紹介した2つ以外にも、コミュニケーションの活性化や、エンジニアの興味と事業を
結ぶ仕組み作りなどを絶賛取り組み中です。
このように、APCにはエンジニアがエンジニアを応援する部署があります。
もしご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、中途も新卒も積極的に採用中です。
お気軽にご連絡ください!
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