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【就活生向け】ITインフラエンジニアの仕事1「ユーザーの要望をヒアリングし提案する」

今回からは、ITインフラエンジニアの仕事をご紹介していきます。
 1.ユーザーの要望をヒアリングし、提案する<今回>
 2.要望に沿って設計する
 3.設計書通りにITインフラをつくる
 4.ユーザーが快適に使い続けられるよう見守る

* * * *

前回までで、こんなお話をしてきました。
 1.IT業界の5分類とAPCの位置づけ
 2.SI業界の3分類、APCはどこに入る?
 3.ITインフラってなに?

前回の記事「3.ITインフラってなに?」でこんなお話をしました。

このITインフラは、パソコン、サーバ、ストレージ、ネットワークといった様々な機器で構成されています。これらの機器をどんなふうに繋いで、どんなふうに使えば、ユーザーの皆さんが快適にITシステム(インターネットやSNS、ゲームなど)を使えるのか……。こういったことを考えたり、実際につくったり、壊れないように点検したりするのがITインフラエンジニアの主な仕事です。

どんなパーツをどう組み合わせればユーザーが欲しいものを作れるのか
どんな技術を使えば、それが作れるのか
作った後もユーザーが快適に使えるようにどうサポートするのか

これって色々な「モノづくり」に共通していることですよね。

モノづくりには色々な工程があるので、皆さんがイメージしやすい「家づくり」に例えて
ITインフラエンジニアの仕事を4回に分けて紹介していきます。

1.ユーザーの要望をヒアリングし提案する

<コンサルタント・システムエンジニア>

「家を建てよう!」と思い立ち、自分で作り始める人はあまりいませんよね。
なぜ自分で作らないのかというと、家をつくるために何を考えればいいのか、何に気を付けないといけないのか、どんな選択肢があるのかを知らないから……と、わからないことだらけだから。

0から自分で勉強するには時間がかかりすぎるので、プロの手を借りるわけです。
そこで登場するのが「建築家」です。

建築家は、お客様が何を目的に家を建てようとしているのかをヒアリングします。
夫婦二人で住みたいのか、2世帯住宅なのか、お店用のテナントを付けたいのか、アパート経営をしたいのか……
そういった目的や要望に合わせて、色々な提案をします。

ITインフラも同じように、作るにはとても専門的な知識が必要です。
最近は自分たちに必要なITインフラを考えて作ることができるスペシャリストを、自社の中で採用し育成している企業も増えてきましたが、多くの企業は私たちの様な専門家であるSIerに依頼します。

建築家のように、どんなことを実現したくてITシステムを導入するのかをヒアリングし、それに合った提案をして仕様を固めていきます。
この工程を「要件定義」と呼びます。

* * * *

私たちが大切にしているのは「ITインフラを作ること」ではありません。
「お客様が本当に実現したいことをITの力で実現すること」です。

「こんなシステムを作ってほしい」というお客様がいたとしても、すぐに「ではそれを作りましょう!」とはせず、まずは「そもそも何をしたいのか」からヒアリングをして、本当にそのシステムでやりたいことが実現できるのか、本当に必要なものな何なのかを、色々な提案をしながらお客様と一緒に考えるーーそんな「お客様のことを真剣に考えられるエンジニア」の育成を目指しています。

これには技術力だけではなく、物事を論理的に考える力やお客様との会話をスムーズに進める力などが必要。

APCではこういった力をつけるために、社内大学「APアカデミー」で、ロジカルシンキング・クリティカルシンキングといった思考系の研修や、会議をスムーズに進めるためのファシリテーション研修などを用意しています。

次回はITインフラエンジニアの仕事2「要件に沿って設計する」です。

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