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海外

「見ただけで“本物”だとわかったよ・・」──フランス料理界の巨匠、ティエリー・マルクス氏が惚れた高橋楠の包丁の魅力とは?

2021年、フランス・リヨンで開かれた国際料理展示会「SIRHA」に堺市のブースにて出展した高橋楠。この場所で、思いがけない出会いがありました。フランス料理界の巨匠、ティエリー・マルクス氏が、高橋楠のブースを訪れたのです。そして彼が手に取ったのは、白水牛の柄をあしらったVG10鍛造の包丁でした。彼は値段も聞かずに、「これをください」とその場で購入。マルクス氏が来られた際、現地スタッフからは「高橋さん!ティエリーマルクスさんが高橋さんの包丁欲しいって来ましたよ!あのティエリーさんですよ!」と興奮気味の報告が入りました。「見ただけで“本物”だとわかった。美しかった。それだけです」彼は後のイン...

老舗包丁メーカーが見た刃物文化の最前線──Ambiente出展レポートと海外戦略のリアル

日本の刃物文化を継承し、世界に発信し続けてきた高橋楠。刃物職人としての誇りを胸に、創業100年超えの伝統文化を守るだけでなく、新たな技術やグローバルな視点を取り入れながら、革新的な包丁を追求し続けています。今回は、ドイツ・フランクフルトで開催された世界最大級のBtoB国際見本市「Ambiente(アンビエンテ)」への初出展にフォーカス。世界のバイヤーたちが熱い視線を注ぐ現場にて、初出展の様子や今後の海外戦略について高橋楠の4代目社長に伺いました。――まずは、今回出展されたAmbiente(アンビエンテ)について教えてください。Ambiente(アンビエンテ)は、世界中の包丁メーカーが出展...

【代表インタビュー】堺打刃物の守るべき伝統継承と、業界の革新を担う!高橋楠はものづくりに邁進する唯一無二の企業です。

創業100年超。包丁製造の伝統を重んじながらも、新たな技術やイノベーションを積極的に取り入れ、刃物業界に革新をもたらす高橋楠。今回は、高橋楠4代目社長の高橋佑典に当社の魅力や今後の目指すビジョンについて伺いました!…まずは、高橋楠が長年大切にしている“ものづくりの基盤” について教えてください。堺打刃物とは、日本の文化に深く根ざした、非常に精密な技術を要する商品です。その魅力は、何と言っても切れ味の鋭さと、料理を美味しく引き立てる力にあります。ただし、高橋楠は伝統を守るだけでは終わりません。私たちの使命は、堺打刃物の伝統を守りながらも、古くから続く業界に新たな風を吹き込む役割にあります。...