「見ただけで“本物”だとわかったよ・・」──フランス料理界の巨匠、ティエリー・マルクス氏が惚れた高橋楠の包丁の魅力とは?
2021年、フランス・リヨンで開かれた国際料理展示会「SIRHA」に堺市のブースにて出展した高橋楠。この場所で、思いがけない出会いがありました。フランス料理界の巨匠、ティエリー・マルクス氏が、高橋楠のブースを訪れたのです。そして彼が手に取ったのは、白水牛の柄をあしらったVG10鍛造の包丁でした。彼は値段も聞かずに、「これをください」とその場で購入。マルクス氏が来られた際、現地スタッフからは「高橋さん!ティエリーマルクスさんが高橋さんの包丁欲しいって来ましたよ!あのティエリーさんですよ!」と興奮気味の報告が入りました。「見ただけで“本物”だとわかった。美しかった。それだけです」彼は後のイン...