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「“ここで終わりたくない”って思ったんです。人生を変えるなら今しかないって」
そう語るのは、クジラボのメンター責任者・ともさんです。
自己肯定感を失いかけた20代。転職を経てキャリア支援の世界に飛び込み、そして今は“誰かの人生に本気で向き合う”プロフェッショナルとして、クジラボの中核を担っています。
今回のインタビューでは、ともさんがどのような原体験を経て今のキャリアにたどり着いたのか。そして、なぜクジラボという場所を選び、どんな仲間とこれからをつくっていきたいのかを伺いました。
挫折から始まったキャリア
ともさんのキャリアは、リーマンショック後の厳しい就職市場から始まりました。電子部品を扱う専門商社に営業として入社したものの、風土やカルチャーとの相性が合わず、仕事も思うように進まなかったといいます。
「当時は、何をやってもうまくいかなくて、いつしか“自分には価値がない”って思ってしまって」
学生時代までは周囲に支えられながら順調な道を歩んできましたが、社会人になって初めて独りで大きな壁に向き合うことになりました。
「この環境にいたら、自分の存在意義がなくなってしまうって思ったんです。どん底だったけど、ここが人生の一番の底だとするならば、もう上がるしかないと思った」
「“価値がない”って思い悩むこともあったけど、それでもやっぱり、人生をこのまま終わらせたくなかった。もっと豊かに生きたいし、自分にしかできないかたちで、誰かの役に立てる未来を描きたい——そう思ったんです」
人を支えるの仕事との出会い
その後、転職を決意したともさんは、転職エージェントとの出会いをきっかけにキャリア支援の道へ進みました。
「自分のことを親身に聞いてくれて、“こんな仕事があるんだ”って衝撃でした。僕もこの人みたいになりたい、って思ったんです」
転職エージェントのキャリアアドバイザーとして7年間、多くの若者の転職支援に携わる中で、「支援すること」そのものがともさんの原体験と強く結びついていきました。
けれど、いつの間にか「転職の成功」だけがゴールのようになっていることに、葛藤が生まれるようになりました。
「転職が幸せかもしれないし、現職に残ることが幸せかもしれないし、副業がフィットすることもあるかもしれない——それはぼくらが決めることじゃなくて、相手が決めることだって思ったんです」
「“相手の中に答えがある”というコーチングの考え方に、すごく共感しました。そして誰かの人生に本気で向き合うなら、自分の名前で勝負したかったんです」
だからこそ、コーチングを本格的に習得してフリーランスとして独立することを決意しました。
クジラボとの出会いと“働くをひらく”世界
「これ以上ぬくぬくした環境に甘えてたら、誰かに本気で向き合えない気がしたんです」
フリーランスとしての生活に満足しながらも、ともさんは“物足りなさ”を感じていました。
「自分がやりたい価値提供に向かって真剣勝負できたし、家族との時間も取れていたけど、このままだとビジネス戦闘力のようなものが下がっていく気がして。挑戦から離れている自分が、誰かの人生に本気で向き合えるのかって、疑問が湧いてきたんです」
そんな時に出会ったのがクジラボでした。クジラボが掲げていた“働くをひらく”というミッションに共鳴し、2022年にフルタイムでジョインしました。
「まさに自分の原体験と重なったんです。最初のキャリアでは、“自分には価値がない”って思い込んでたけど実際は、環境がそうさせていただけ。だから今度は、閉ざされた環境で苦しんでる人たちに、“外の景色”を見せられる人になりたかったんです。」
メンター組織の立ち上げとその先へ
クジラボは、ともさんにとって「自分の価値を適材適所で発揮できる場所」
「自分の得意や信念がきちんと尊重されていて、日々“自分がこの仕事をやっている”という自負を持てる。それが本当にありがたいです」と語ります。
現在は、クジラボのメンター責任者としてキャリア支援に取り組むチームを統括。立ち上げ期からチームを支えてきたともさんは、5人だったメンバーを40人近くの組織まで築き上げ、採用・育成・セッションの品質管理まで、幅広く組織運営に関わっています。
現場での支援にも向き合いながら、チーム全体がより良い支援を届けられるよう、日々試行錯誤を重ねています。
そんなともさんが組織づくりで最も大切にしているのが、「カスタマーが“自分で決めた”と思える意思決定を支えること」
「僕たちの支援は、転職をゴールにしていません。現職に残ってもいいし、新たな環境へ挑戦してもいい。大切なのは、“自分で選んだ”と思えること。人生を豊かにするための最高の自己決定を支えることが、僕らの役割だと思っています」
さらに現在は、キャリアコーチを育成する「キャリアコーチングスクール」の事業づくりにも挑戦中です。
「これまでクジラボで積み重ねてきたキャリア支援を体系化して、多くの人たちに技術や知見を届けたい。誰かの人生に本気で向き合える人を増やすことが、僕の次のミッションです」
支え合う仲間と、“フル”で生きる毎日
現在、ともさんは5歳と1歳の2人の子どもを育てながらフルリモートで勤務しています。
「家族と夜ごはんも一緒に食べられるし、ちゃんと会話する時間も取れてる。だけど、仕事にも全力投球できる。どちらかを“削る”んじゃなくて、どちらも“フル”でやれる。それがクジラボのすごさだと思います」
また、メンバーの姿勢にも強い魅力を感じていると話します。
「メンバー全員が、“もっと良くしていこう”っていう空気で動いてるし、しっかりと目指すべきゴールを目指してる。だからこそ、本音でぶつかれるし、リスペクトし合えています」
大切なのは“誰かの力になりたい”という思い
最後にともさんにどんな人と一緒に働きたいかを聞いてみました。
「スキルがあるかどうかじゃなくて、“人の人生に本気で向き合いたいか”。そこだと思います。あとは学びの幅を広げて、いろんな人を支援できるようになろうという向上心・ひたむきさを持たれた方と一緒に仕事ができたら嬉しいです」
「最初はみんな不安です。自分にできるのかとか、経験がないとか。でも、それよりも“誰かのために力になりたい”っていう想いがあるかどうか。それが一番大事。迷っているなら、まずは話しましょう!」
——自分の経験を「誰かを支える力」に変えたい。
そんな想いを持つあなたも、クジラボの仲間として、一緒に未来をつくってみませんか?