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幼少期から人一倍グローバルな環境を経験してきた岩本さん。彼女の父親は香港出身で、幼少期から世界中に親戚がいる境遇でした。大学は留学生と日本人が半数ずつ在籍する国際派の大学で、卒業後もアメリカのカリフォルニアなどでの海外勤務を経験しています。それらの経験の後、彼女は2018年12月にBEENOSに入社しました。そんな彼女には、世界に対して果敢に挑戦する理由、信念があるそうです。グローバルな環境を経験し、その道を歩んでいくことを決めた彼女に、過去の経験やこれからの世界への挑戦について伺いました。
幼少期から海外勤務に至るまでの人一倍グローバルな経験
− 岩本さんは、幼少期から人一倍グローバルな経験をしてきたとお伺いしました。具体的に、どのような経験だったのですか?
人一倍グローバルだなんて (笑)。ただ、実際私の父親は香港出身で、幼い頃から世界中に親戚がおり、国境を気にせず過ごしてきました。大学は留学生と日本人が半数ずつ在籍する国際派の大学に通っていて、卒業後新卒で入社した会社ではアメリカのカリフォルニアなどでの海外勤務も経験しています。
− そうなんですね。大学在学中や卒業後も海外との接点を持ち続けているようですが、何か特別な理由があるのですか?
大学時代に原体験があるのですが、私は日本の代表として、日本に誇りを持って世界で活躍する人間になりたいと思っています。大学時代、私は外国人の留学生に囲まれ、授業も英語で行われるグローバルな環境で生活していました。ある日、とあるサウジアラビアからの留学生に出会ったのですが、彼をはじめ多くの留学生は、政府の支援金をもらい母国の代表としての誇りを持ちながら日本に留学に来ており、自国の魅力を自信を持って発信していました。その姿が当時の私にとってはとてもカッコよく見え、彼らの姿に激しく感化されました。私は、父親が香港出身とはいえ、大学ではあくまで普通の日本生まれ日本育ちの感覚で大学生活を過ごしていたのですが、彼らの姿を見ていると、私も彼らのように、将来日本の代表として世界で活躍する人になりたいと思うようになりました。
就職活動の際は、その思いを軸に会社を選んでいました。新卒では、海外に積極的に事業展開しているベンチャー企業に入社しました。入社後、積極的に海外での勤務を志望し続けた結果、数年後、アメリカのカリフォルニアでの勤務のオファーをいただき、念願だった世界への挑戦が実現しました。ただ実際には、海外での仕事は日本国内とは勝手が違い、想像を遥かに上回る難易度で、何から手をつけていいのかもわからないような状況に多々陥りました。しかも、カリフォルニアには、いろんな人種・民族の人がいて、私が日本人であるということなんて、周りからすれば何一つ特別なことではありません。そのような環境では、自分の無力さが浮き立って感じられ、いったい私の強みって何だったんだろう、と自信を喪失しながら自問自答ばかりしていました。何度も心が折れそうになりましたが、くよくよしていても仕方がないと思い、自分が大学の頃に抱いた、日本の代表として世界で活躍していきたいという原体験を思い出し、改めて自分の強みや価値を発揮する方法を分析しようと思いました。分析していくと、日本人であるというナショナリティはアイデンティティであり、それがバリューになるのではないかと思いました。周りにはいろんな人種や民族の人がいるとはいえ、その中で日本という国の魅力を伝えられるのは、長年日本で暮らしてきた私の強みです。そこに自信を持とうと決めてからは、自分は日本の代表として日本の魅力を誰よりも自信を持って発信していく人になりたい、という思いをより強く抱くようになりました。
壮大なスケールで世界に果敢にチャレンジしていく組織
− BEENOSに入社を決めたのも、日本の魅力を海外に発信したいという思いからですか?
そうですね。BEENOSは、日本と世界を繋げ、日本の商品や魅力を海外に発信していくことでグローバル領域に置ける新しい市場を創造し、日本の可能性を広げていくというビジョンを掲げています。これは、まさしく私が成し遂げたい「日本の魅力を誰よりも自信を持って発信していく人になりたい」という思いと合致していました。
それに加えて、BEENOSの社風も私にとっては魅力的でした。BEENOSには、失敗を恐れず、自分でリスクを取ってでも自由にチャレンジしたいと思う人が集まっています。採用面接の際、いろんな社員の方とお話しさせていただいたのですが、お会いした社員全員からその雰囲気が感じ取られ、みんないきいきと夢に向かってチャレンジしているのがひしひしと伝わってきました。私自身、積極的に海外勤務を志望し、海外での失敗や挫折に対してもめげずに向き合いながら、諦めずチャレンジし続けてきたため、失敗を恐れずチャレンジできるBEENOSの社風は私にとてもマッチしていると思いました。
さらに、BEENOSの傘下には、多様な事業会社が存在しています。例えば、日本の商品を世界中に届ける越境ECサービス「転送コム」「Buyee」を展開するtensoや、ブランド品の買い取りサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダード、アーティストやキャラクターのオフィシャルグッズの企画・開発・製造・販売までを一気通貫で行うモノセンスを始め、様々な領域で挑戦する事業会社がグループには存在します。それらの会社間でシナジーを生みながら、国内のコンテンツや流通市場を開拓して世界の流通市場に展開し、グループ全体の資産を日本の魅力として世界に発信していくという壮大なスケールに大きな可能性を感じ、ワクワクが止まりませんでした。このような規模感で世界に対して果敢に挑戦しているBEENOSは、まさに私が求めていた環境そのものでした。
海外に日本の魅力を発信する日本一のスペシャリストになるために
− 岩本さんは、BEENOSではどのようなことに取り組んでいますか?
私は、日本の企業の海外マーケティング事業を新規に立ち上げています。具体的には、越境ECで海外向けに商品販売をしている企業へ、マーケティングデータの調査やブランディングPR、購買促進広告など戦略策定からプロモーションの実施まで包括的に支援しています。例えば、日本では知名度がある、または店舗で販売しているため露出が高くても、海外では全く知られていなかったり、商品の良さが理解されていなかったりします。それらの日本の魅力をBEENOSのグローバルプラットフォーム経由で世界中の人びとに広めていくことで、海外にいるファンを増やすお手伝いをしています。
− なるほど。まさに岩本さんがおっしゃった、日本の魅力を世界中に発信していくお仕事をされているのですね。
そうですね。私がやりたいと思っていた仕事ですので、やりがいもこの上なく感じています。中でも特にやりがいを感じるのは、私と関わってくれる人たちが、私のことを頼ってくれたり、私に期待してくれる瞬間です。一番嬉しかったのは、とある地方自治体との共同のプロジェクトだったのですが、私だからお願いしたいと言って、その地方への集客や売上の目標設定、目標達成までの計画などを私に一任してくれたことです。集客や売上の目標設定、達成計画を私に任せてくださるって、普通じゃ考えられないですよね。私もはじめは、本当に自分が引き受けて良いものなのかどうかわからず、困惑しました。しかし、みんながそれだけ私のことを頼りにしてくれているんだなと改めて思い、恐れ多いですが引き受けさせていただきました。これをはじめとして、様々な企業や自治体が期待してくれていますので、越境ECの未来を自分が引っ張っていくんだという責任感を持ちながら、日々プロジェクトに臨んでいます。
− ありがとうございました。最後に、岩本さんの将来の展望や目標を教えてください。
私は、海外に日本の魅力を発信する日本一のスペシャリストになりたいと思っています。海外に日本の商品を届けたい、海外に日本の魅力を発信したいといったらこの人だと言われるような人になりたいです。そのためにも、BEENOSのプラットフォームを通じて日本の魅力を世界に発信し、「越境ECといえばBEENOS」というブランドを世界中の人々に認めてもらえるようになるまで、難易度の高い課題に対しても、諦めずチャレンジし続けたいと思います。