こんにちは。X Mile株式会社、広報の古川です。
X Mile 創業者が目指す将来のビジョンとは? 今回は X Mile のCEOである野呂さんに、起業背景や会社の方向性についてインタビューしました!
◾️プロフィール 北海道出身、ICU卒。テラモーターズ(株)ベトナム支社にてJV立上、カンボジア拠点長を経験。帰国後、当時ユニコーン企業の(株)MTGの新規事業室を経て、Payme創業に2番目社員として参画。取締役COOとして事業と組織を牽引後、X Mileを創業。
ーー北海道出身なんですね!どのような学生時代を過ごしたのですか? 高校卒業まで道内におりました。16歳で単身渡米したのですが、驚いたのが「Different」の意味合いが日米で大きく違うこと。単一民族国家である日本では周りと違うことはネガティブですが、移民国家のアメリカでは寧ろ、異質さ・多様性を尊重する文化がありました。
当時はボストンに滞在したのですが、中国・欧州・中東・南米などから来た留学生と話すと、一人一人が大きな夢を持ち、帰国後は国のためにこれをやりたいなど話しており、観光・遊び気分で来ている日本の留学生とは対照的でした。そこから何か人と違うことをやろう、という自分の価値観が構成されていきました。
大学は北海道から早く出たいという思いがあり、北大ではなくICUに進学しました。一般常識が全くなく、情弱だったので、東京に来たことは結果的に良かったですね(笑)。学生時代は富士山の山小屋でアルバイトして貯めたお金で、アジアにバックパッカーへ行ったりしました。
ーーいつからスタートアップに関わり始めたんですか? 将来やりたいことが見つからない中で、起業家という生き方がある事をインターネットで知りました。直接会ってみると、面白い方ばかりで自分もこれをやってみようと。
当時のETICやWantedlyなどでベンチャー企業を探し、VCから調達をしていた創業1~2年目のスタートアップで働き始めました。
それ以外には海外で働きたいという軸もあったので、次に海外に挑戦する日本のベンチャー企業は無いかと、ガイアの夜明けに出ていたテラモーターズ という会社を見つけました。日本のIT企業が海外市場で苦戦する中で、次のソニーやホンダを創るというVisionに共感し、面接の1週間後にはベトナムに飛んでいました(笑)
当時はベトナム現地企業とJV(合弁会社)を立ち上げ、海外拠点立上げも経験させて頂きました。事業会社のトップセールスや戦略コンサル出身者など、非常に優秀でユニークな方々と一緒に、怒涛のスピードで事業展開していく環境はとても刺激的で楽しかったです。
帰国後、MTGという上場手前の企業で新規事業室にて働きました。当時はメルカリの次のユニコーン企業と言われており、海外企業を買収したり、PMIをどう展開するかなどのサポートをしました。
並行して複数のスタートアップのお手伝いをする中で、Paymeという創業1ヶ月目のベンチャーに誘われました。集まっていたメンバーの熱量の高さや、次のスタートアップを成功させることが、日本にとって価値が高いと考えていたので、ワンルームの社員1名の段階で入社を決めました。
取締役COOとしてセールス・マーケ・CS・開発・アライアンス・事業開発と、事業に関わる全ての業務に関わらせて頂きました。当時あと2~3年ほどで起業しようと考えていたため、その後 X Mile を創業しました。
ーー起業をされたきっかけは何だったんですか? 日本について考えた際に、一番の課題は経済が伸びていないことであり、あらゆる解決手段の中で、ベンチャーやVCこそが最もインパクトを出せる手段だと考えました。本来は国の経済成長のど真ん中にスタートアップが来なければならない、と思っています。
昭和時代には日本は世界2位の経済大国だったにも関わらず、ITでは負けてしまった。今のソニーもベンチャー企業と言われてる時代があり、日本製は「安かろう悪かろう」と言われていました。中国も最近までそう言われていましたが、価格とクオリティについて既に世界トップレベルですよね。
今の日本はとても平和であり、それ自体はとても良いことですが、競争せずとも暮らしていけるので、努力や挑戦をする必要がない。起業家精神のある人が現在の日本をつくりましたが、挑戦への当たりが強く、イノベーションが起こりづらい。 戦前戦後や幕末に比べて起業家精神が薄れてしまっている現状は非常にまずい と考えています。
その課題をどうやったら打破できるか考えた際に、まずは一つでもベンチャーの成功事例を増やすこと。若くてもチャレンジをすれば成功できる、というロールモデルを自らが体現したいと思いました。
ーーこれからどういった産業が伸びると思いますか? 純粋なWebサービス産業はすでに成熟しています。例えば、LINEやZOZOがYahoo!に買収や吸収されました。このような買収の動きは、完全に成熟産業の動きで、M&Aをした方が事業拡大スピードが速いからです。次のメインストリームは、物流や建設、医療といったレガシーな産業がインターネット化していく事だと思っています。
例えば、日本はFAX大国で未だにFAX出荷台数が伸びてるんですよね。昭和時代に会社を起こした経営者が今の中小企業を経営しているのですが、事業拡大していない企業についてはオペレーションをわざわざ変える必要性を感じていないという状況です。これらの要素が強い、 ブルーカラー産業は特にデジタル化の余地が大きい と考えています。コロナの影響でその動きは更に加速しています。
(NewsPicksより)
ーーなぜ物流業界に目をつけられたのですか? ベトナム時代に電動バイクの販売・物流を担当していたのですが、アジアでは物流インフラが全く整っておらず、日本の物流企業ですら昭和時代から業務体制がほとんど変わっていない。IT化が非常に遅れているんですよね。ECが大きく成長する中で、グローバルでの課題になると考え、興味を持ちました。
ーー物流業界の課題はなんですか? 日本史上最大の「ドライバー不足」 です。物流は実は25兆円と非常に大きい産業なのですが、今、毎年1億個くらいのペースで荷物が増えており、10年後には80億個まで伸びると予想されています。荷物が増える一方で、ドライバーの担い手は減っており、事態は非常に深刻です。
(ソフトバンク事業説明会より)
ーー今後の事業方向性について教えていただけますか? X Mileでは事業ポートフォリオとして 「社会問題をビジネスとITで解決する」 ことを中心に参入しています。例えば、物流業界でのドライバー不足など、深刻な課題に取り組みます。ブルーカラー産業は労働力が足りておらず、労働生産性も低い状態にあります。日本全体が人口減少トレンドに入る中、人材支援やITテクノロジーを生かして、それらを解決していきたいと思います。
組織ミッションとしては 「令和を代表するベンチャー企業を創る」 と日頃言っています。上場後、成長しないベンチャー企業が多いのが日本市場の課題。まずは10~20年と長い時間をかけて大きな会社を創りたいです。
また、1つの事業だけで完成することなく、二つ目の柱となる新規事業、三つ目に海外事業とドンドン拡大し、複数領域で勝つ事業家集団をつくる。これからの日本を代表するコングロマリットを創りたいと考えています。
ーーどんなメンバーがX Mileに入社していますか? コアメンバーの出身企業は下記になります。
【出身企業】 ソフトバンク、野村証券、三井住友銀行、富士ゼロックス、Apple、コインチェック、ネオキャリア、DYM、フロムスクラッチ、GAテクノロジーズ、エンジャパン、ネクストビート、Branding Engineer、学生起業、新卒....etc
大企業から成長ベンチャーと多岐に渡りますが、コアメンバーに共通しているのは「創業期のベンチャーを自らの手で伸ばしていきたい!」という想いです。マザーズ上場後に部長職ながら、すぐに転職して来て頂いたメンバーもいます。
ーーX Mile の課題は?これから入る方に一言! これから描いている事業成長に対して、マネジャークラス含め、全ポジションで人財が足りていません。
いま、創業期かつ急成長中のX Mileに入社すると、将来のメガベンチャーの中心メンバーとして参画できます。また、経営陣との距離が近く、情報がオープンなので、経営目線が育ちやすいと思います。X Mileでは、B2BとB2Cの両方に跨るビジネスモデル、0→1と1→10と別フェーズの事業が進んでいるので、汎用性の高い事業推進と事業開発の能力が身につきます。
選考の中で私と話す機会もありますので、ご興味を持たれた方はぜひご応募お待ちしてます!
X Mileは一緒に働く仲間を探しています! <こんな方を募集中です>
・「主幹事業を業界No1に向けて事業拡大したい」・・・MGR、事業部長などの経営幹部候補
・「新規事業、事業開発など0→1に挑戦したい」・・・0から事業を立ち上げしたいBizDev担当
・「もっと成長したい、創業期の会社を大きくしたい」・・・自分の力で会社を成長させたい方
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