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自社でシチュエーションボイスなどの音声コンテンツを生み出している音声制作チームの5名に、座談会形式で行っている業務内容、欲しい人物像についてインタビューを行いました!
今回は、その様子をお伝えしたいと思います。
【自己紹介】
――まず、みなさんの自己紹介をお願いします。
また、これから入社される方にとって、どういうご関係になるかを教えてください。
ゼネラルマネージャー 谷島さん
谷島さん:
コンテンツ部・マーケティング部・コーポレート部のゼネラルマネージャーを担当しています。
入社される方の上長となり、コンテンツ部を広く見て、最終的な判断をする役割です。
また、関連会社トライシスの取締役でもあります。
Sさん:
コンテンツ部のコンテンツ制作チームに所属しています。
音声作品の企画やディレクションなどを担当しています。
入社していただく方とは、私と一緒に業務を進めていっていただく形になるかと思います。
コンテンツ制作チーム 大谷さん
大谷さん:
Sさんと同じく、コンテンツ制作チームに所属しています。2019年12月に入社しました。
私も、今後入社される方と一緒に業務させていただきます。
音声作品の企画やディレクションのほか、シナリオ執筆や音声編集も担当しています。
Yさん:
私は、女性向けチームとコンテンツ制作チームを兼任しています。女性向けチームのリーダーとして作品の売り上げを見つつ、同時に売り場を盛り上げるための女性向けコンテンツの制作をやっています。
企画の立ち上げと、シナリオライターさん、イラストレーターさん、声優さん、ミュージシャンの方などなど、四方八方の手配をして作品を作って、その作品をどうプロモーションするかも自分で考えて……。作品全体を自分で見るというかたちで業務を進めています。
スタジオチーム 関谷さん
関谷さん:
私はスタジオチームの窓口です。エイシスは秋葉原で『DLsiteスタジオ』という音声収録スタジオを運営しており、普段はこちらで業務を行っています。
例えば今後入社される方が(音声作品の)企画を立てられて、台本が用意できましたら、役者さんを手配し、収録して、必要に応じ編集等のサポートも行います。
【『オリジナル音声コンテンツ企画ディレクター』募集の経緯】
――今回、DLsiteのオリジナル音声作品を一緒に作ってくださる方を大募集していますが、
このような方が、なぜ今DLsiteに必要なのでしょうか?
谷島さん:
DLsiteは、サークルさんからお預かりした作品が売れたときの販売手数料が主な収益です。そのため、サークルさんからお預かりした作品を販売し、同時にユーザーさんに楽しんでいただく場を提供することができるか、というのが重要になります。
そのような中で、なぜサークルさんが制作されるものと競合しかねない『音声コンテンツ』をDLsiteオリジナルでつくるのか、というと、新規ユーザーさんを増やす「呼び水」になるためです。
呼び水の役割であるDLsiteのオリジナルの音声作品は、売上が善し悪しの指標ではなくて、たとえ売上がなくても、話題になる作品であることが大切です。そういったものをDLsiteが率先してつくることで、DLsiteの新規ユーザーを増やすだけでなく、もっと広く言うと音声作品を聞く文化そのものを広げていきたい考えで取り組んでいます。
独自作品も絡めたプロモーションを行っているなかで、今非常に(音声作品の)売り上げが伸びきており、需要が大きいので、新作が増えるほどユーザーさんに喜んでいただけるとがわかりました。
現状、どれくらい伸びてるかというと、音声作品の市場規模が、DLsiteだけでも今期70億円ぐらいになると予想しています。そのため、呼び水が多ければさらに伸びるだろうと期待していますので、そこを徹底してやろうというのがコンテンツ部としての方針です。
【業務の進め方について】
――今回の業務内容について
・作品の選定、企画立案、資料作成
・シナリオライター、イラストレーターの発掘、依頼
・声優のキャスティング、収録立ち会い
・作品の編集・確認
・販売ページの作成、デザイン発注
・販売までの進行管理
と、業務内容が多岐に渡り、多くのスキルが求められているように読み取れますが、
この中で、特に大事なスキルはどのようなものになりますか?
また、入社後は、どのような順序で業務に携わるようになりますか?
Sさん:
一番必要なスキルは『ディレクション』になるかと思います。最初からすべてを一人でこなさなければいけない、と言うわけではなくて、たとえば、声優のキャスティングや収録に関することは関谷さんが協力してくれますし、デザイン発注についても社内のデザイナーが相談に乗ってくれます。広告宣伝に困ったらマーケティングチームも助けてくれます。ですので、企画立案と進行管理がしっかりできるかどうかが重要になるんじゃないかと。
Yさん:
入社後の業務の進め方については、大谷さんの例が一番分かりやすいんじゃないかと思います。
大谷さんは2019年12月に入社されて、まず最初ということで『生きるの、たいへん。』という女性向け作品の音声編集作業を担当していただきました。そのあとに、コミックを原作とした作品のボイスドラマ化にも取り組んでいただいて。
大谷さん:
はい!そうですね!
その後に、10分ちょっとのショート作品を企画・台本書き・制作進行まで自分がやりまして、それから、声優の白井悠介さんを起用した『おうち録りキャンペーン』という企画を、立案から実施まで担当しています。今も、次に実施予定の企画を進めているところです。
関谷さん:
音声制作の現場から見ると、大谷さんがライティングと企画進行をやっているのは、本来のディレクターさんの業務範囲を超えているんですね。ですので、ディレクション畑の方、『自分には台本は書けない』と思われるかもしれませんが、台本については外注することも多いので、未経験の要素があっても諦めずにご検討いただきたいです!
Yさん
そう考えるとDLsiteのサークルさんってすごくて、企画・台本・制作進行・プロモーションまで全部自分で担当されてるんですよね。同人サークルで音声作品をいっぱいつくっている方にもぜひご応募いただきたい……。
谷島さん:
実際、(コンテンツ制作チームの求人に)応募してくださって面接通ってるのは同人サークルとして活動している方なので、ぜひ!!
関谷さん:
そういう方はいいですね。大好きなシチュエーションとかがあるけれど作品数が少なくて、じゃあ自分でつくるかって、そういう風に決断して作品をつくり始められる人。
あるいは、法人で音声に関わるコンテンツ制作に携わっていた方も、大歓迎です。
――法人での業務経験だけでなく、サークル主として制作から告知宣伝までひとりでこなしたことがある、という経験に、大きなニーズがあるのが感じられました。
全国の音声制作サークルのみなさま、ぜひご検討ください!
【仕事の大変なところ】
――ちょっと話しにくいことも聞いてみたいと思います。
日々お仕事されるうえで、困っていること、あるいは将来的に改善したい点などあれば教えてください。
Yさん:
現状、DLsiteって、メーカーにとってはあくまで販売店であって、コンテンツの制作会社ではないので、コンテンツ制作について本当に一からやっている状態です。
例えば声優事務所さんとの関係値がまだまだ少なかったり、脚本を書ける方をネット上で探してメールやTwitterDMを送ったり。交渉業務は多いです。
Sさん:
音声作品のシナリオを書ける、会話劇が上手な方ってまだまだ少ないので、業務委託のライターさんに指導しながら制作する、ということもあります。
Yさん:
なので、声優さん、ライターさん、イラストレーターさん等、クリエイターさんとのパイプを既に持っていらっしゃる方、大歓迎です!
それ以外は特に困ることはないですね。人間関係良好で、福利厚生も充実していますし、勤務時間は1日7時間(通常10~18時)で残業必須ということもなく、ワークライフバランスもいいですし。
大谷:
私も前職制作会社だったのですが、本当に過ごしやすい職場環境です。制作会社の激務に慣れている方がエイシスに来ると、とてもびっくりされると思います!
【仕事のやりがい・楽しいところ】
Yさん:
まず良いのは、(音声作品の)企画から販売まで、自分の力で進められるっていうこと。あとDLsiteには、作品を視聴された方からのレビューが書き込まれるのですが、お客様から作品への評価を直接見られるので、それが大きなモチベーションになっています。
大谷さん:
社内で制作が完結できるのも、作品作りが進めやすいポイントです。自社音声収録スタジオ『DLsiteスタジオ』が利用できるだけでなく、子会社に声優プロダクションの『イエローテイル』があり、声優さんの手配がスムーズです。音声制作に必要な多くのものが、自社内でまかなえるようになっています。
メディアミックスにも積極的で、人気漫画の音声作品化企画はもちろんのこと、女性向けの『生きるの、たいへん。』という企画では、作品の音声化、漫画化(Lineマンガで配信)、楽曲制作、さらに作品の登場人物が実際に生きてこの世界に存在している、という設定でSNS運用やラジオ企画も行いました。
さらに、DLsiteで今までにない新しい取り組みとして、お笑い芸人マツモトクラブのコントの音声化・漫画化も行いました。
関谷さん:
最近は自社スタジオの外部利用を多数お申し込みいただいていて、嬉しい悲鳴が上がる一方、社内制作用の収録時間を確保することが難しくなっていました。しかし、10月からスタジオの予約方法が変わるため、社内案件の収録もよりスムーズに進められるようになります。
Yさん:
あと、制作する作品の内容に変にセーブがかからないのもいいです。
DLsiteってオタクに自由に表現活動をやってもらおう、という土壌があるので、制作の企画で、性癖とかシチュエーションなどでダメ出しをもらうことがあまりない。
谷島さん:
そうですね、あまり細かいツッコミをしませんからね。社長も僕も(音声作品を)ほぼ聞かないっていうのがいいと思う
一同:
(笑)
――まだまだ制作会社としては新しいエイシスですが、制作に必要な多くの要素が揃っており、さらに上の人がおおらかでのびのび仕事ができる。いい環境ですね!
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【こんな方、大歓迎です!】
――最後に、こんな方にぜひ、本求人にご応募いただきたい! というポイントを教えてください。
関谷さん:
同人音声サークルさんのなかには、創作を趣味で楽しまれている方も、作品をたくさん販売したい方も両方いらっしゃいます。
販売したい方はなるべく人気のあるジャンルやシチュエーションで作品を制作しがちで、ニッチなジャンルの作品が増えにくい、という状況があると思うんです。潜在的に人気があるかもしれなくても……。
そういうところにDLsiteがリスクを負い積極的に切り込んでいって、オリジナル作品を作ることで、ニーズを掘り出す、新ジャンル開拓ができる、というのは挑戦のしがいがあると思います。新しい物事への興味が旺盛な方、強みになると思いますので、ぜひご検討ください!
Yさん:
売上を上げるため、DLsiteの売れ筋作品を単発で作っていく、というよりも『シチュエーションボイスを世の中に広めるためにはどういう作品があるといいか』ということを一緒に考えて頂けたら嬉しいです。
まだまだシチュエーションボイスを聞く習慣を持っている人って少なくて、アニメや漫画、ゲーム、小説と同じくらい、見たり読んだりするのが当たり前の趣味になってほしいと考えています。ぜひ一緒にシチュエーションボイスを聞く文化を育ててください。
あと、繰り返しになりますが、声優さん、ライターさん、イラストレーターさん等、クリエイターさんとのパイプを持っていらっしゃる方、大歓迎です!(力説)
谷島さん:
新しいDLsiteユーザーさんを獲得するのが一番の目的なので、新ジャンル開拓も手段のひとつですし、あるいは『人気のサークルさん』『シチュエーション』などを切り口にして、興味を持ってもらえるコンテンツ作りを考えてほしいなと思います。おなじみの声優さんの新しい演技、王道シチュエーションに流行の要素を加える、など、いかに間口を広く、かつユーザーさんに興味を持ってもらえるか、というのを考えていただけたらなと。自分の好みだけに偏りすぎず、コンテンツの流行を押さえて広く届けられる作品を作ってください。
――ここまでお読み頂き、ありがとうございました!
一時間の座談会を通じて、お仕事の悲喜こもごもと、『もっと音声作品を楽しんでくれる人を増やしたい』『音声作品文化を盛り上げたい!』という熱い気持ちがひしひしと伝わってくる座談会でした。
音声作品の視聴を、当たり前の趣味に。
新しい文化を創る大きな目標に向かって、一緒に活躍してくださる方のご応募、心からお待ちしています!