「怒るって、本当にエネルギーがいる行動。だからこそ、それは“本気で向き合う覚悟”の表れだと思う。」
入社1年目の夏。僕(高月 基(はじめ))は、人生で初めて“本気の叱責”を受けました。
諦めていた自分に飛んできた叱責
入社して4か月。目標を追いかけるものの接客が思うようにいかず、8月の月間目標達成は半ば諦めていました。
ある日、上司の石神 健矢さんから「諦めちゃってるんじゃないの?」と聞かれ、さも当然かのように「まぁ、諦めちゃってますね」と口にしてしまったんです。
その瞬間、いつも優しく笑顔で接してくれる健矢さんが豹変しました。
聞いたことのない大きな声。鋭い表情。人生で一番、強く怒られました。
唖然としながらも、気づいたんです。
「怒るって、本当にエネルギーが要る行動なのに、こんなに本気で怒るのは“相手を変えたい”と思ってくれているからなんだ」と。
同時に、そんな想いで叱ってくれる先輩と一緒に働いているのに、簡単に諦めていた自分を恥ずかしく思いましたし、「一緒に働きたくない」と言われても仕方ない、と感じました。
死ぬ気で掴んだ目標達成
それから3か月後の11月。
目標達成まであと一件というギリギリの状況で、ご成約は難しいと言われる案件に挑んでいました。
「これを諦めたら絶対に後悔する」
そう思い、死ぬ気で会場にも相談し、何度も提案を繰り返しました。悔しくて泣きながら健矢さんに相談したのも、この時が初めてでした。
粘りに粘った結果、ご成約をいただき、目標を達成。
数字を達成できたこと以上に、「諦めなかった自分」を誇りに思えました。
それは間違いなく、8月に叱ってくれた健矢さんの言葉がきっかけです。
健矢が見ていた景色
あのとき「諦めてますね」と言った基に対し、心の底から怒りが湧いた。
・変わりたいと言いながら、簡単に諦めてしまう基に対して。
・そして、そんな基を諦めさせてしまっていた自分に対して。
正直、当時の基は全体の場で不誠実な態度を見せ、信頼を失っていたこともあった。
それでも一緒にやってきた中で、良さも努力も知っている。なんとか本人の力で信頼を取り戻してほしいと願っていた。だからこそ、あの一言で堪えきれず叱った。
そこから基の目つきは変わり、スタンスも変わった。
ただ頼ってくるのではなく、「力を貸してください」と向かってくる。
さらには「手が回っていないなら自分だけでやろうとせず、ちゃんと僕に仕事振ってください」と言ってくる。
拠点責任者である自分が引っ張っていく関係から、隣を歩いて一緒に目標を目指すパートナーになってくれたと感じた。
僕自身、同じ熱量をもった仲間と、悔しさも喜びも分かち合うことがしたくてスキナに入社した。
基の変化は、その理想が目の前で形になった瞬間だった。
諦めない自分でありたい
この経験を振り返ると、あの時健矢さんが本気で叱ってくれたのは、より良いチームをつくるために必要な行動だったと思います。
でも同時に、僕が辞めてしまうリスクだってあったはずです。
目の前の損得ではなく、自分の信念に基づいて本気で叱ってくださった。その力強い軸がかっこよくて、そのおかげで僕も一皮むけました。
僕は、器用に立ち回って誤魔化してしまう自分を変えたい。
利害や損得を超えて、自分の軸を持って意思決定できる人になりたい。
もちろん人はすぐには変われません。弱い自分が顔を出すこともあります。
それでも、そのたびに向き合い、成長のための努力を続けています。
同じように、自分の軸を持ちながらメンバーの未来や成長を本気で思い、ぶつかり合える人と働きたい。
そんな環境でこそ、自分はもっと強くなれると思います。
怒ることは、相手を否定することじゃない
怒ることは、ただ感情をぶつけることではなく、相手の成長を願い覚悟を持って向き合う行為。
そして、それを受け止めて自分も変わろうとすることで、仲間同士の信頼は強くなる。
スキナには「相手の未来に責任を持って本音でぶつかる」カルチャーがあります。
成長も悔しさも喜びも、“同じ熱量”で分かち合える仲間と働けること。
それは、かけがえのない経験になると思います。
▶ もっと話を聞いてみたい方へ
スキナでは、相手の未来に責任を持ち、本気で向き合う仲間と働ける環境があります。
「同じ熱量でぶつかり合い、共に成長していきたい」——そう思う方は、ぜひ一度お話ししませんか?