ファッションの世界から、ウエディングへ
2013年、26歳のとき。
スキナが東京進出に挑んだ新宿サロンの立ち上げメンバーとして、中途採用で入社しました。
大学卒業後はフリーのファッションスタイリストとして活動していました。
「いつか自分の手でドレスブランドを作りたい」という夢がありましたが、経験がないという理由でどこの会社からも採用してもらえず、夢を諦めかけていた時期でもありました。
そんな時に出会ったのがスキナの代表・茂松。
入社面接でかけてもらった言葉は今も忘れません。
「挑戦したいことは、うちで掴もうよ」
その言葉を信じ、ここでなら挑戦できるかもしれないと決意し、入社を決めました。
クルーズウエディングをつくるまで
新宿サロンの立ち上げは、代表(茂松さん)と新人3人。たった4人でのスタートでした。
距離も近く、よく茂松に飲みに連れていってもらったのを覚えています。
あるとき、茂松から「ゼロ婚」を立ち上げた時の話を聞き、そのきっかけになった1冊の本を紹介されました。
年末年始に読み進めるうちに、すごいなぁと思うと同時に「これなら自分でもできるかもしれない」という気持ちも湧いてきました。
年明け早々、ワクワクする気持ちでスケッチブック片手に茂松に声をかけました。
「茂松さん!この前紹介していただいた本を読んで、新しい商品を考えてみました!」
ただ見てほしいだけの軽い気持ちで声をかけましたが、返ってきた言葉は意外なものでした。
「おもろいやん。進めてみよう!」
こうして研修期間中にもかかわらず、80万円という大きな予算を託され、会場プロデュースを任されることになったのです。
はじめての会場プロデュース
取り組んだのは、誰もやったことのない会場プロデュース。
「持ち出し費用0円のクルーズウエディング」 をつくることでした。
■会場交渉
最初は「それは無理です」と一点張りだった担当者に、10回以上足を運んで思いを伝え続けました。
「結婚式をあきらめてほしくない」「この会場でどうしても叶えたい」——。
最後には「分かった、社内に何とかかけあってみるよ」と言っていただけた時の喜びは今も忘れません。
■商品プラン設計
披露宴は船内か陸上レストランを選べるだけでなく、挙式も船内・デッキ・桟橋・披露宴会場内と4パターンを設定。
組み合わせれば合計8パターンのスタイルから選べるようにし、より魅力的な商品へとブラッシュアップしました。
■プロモーション撮影
広告写真を理想通りに仕上げるために、自分でモデル・カメラマン・装花の会社を探し、当日はディレクションまで担当。イメージ通りに仕上げるため、細部まで妥協しませんでした。
気づけば、入社からわずか半年で「クルーズウエディング」という新しい商品を形にしていました。
そしてこの商品は、東京進出から10年経った今でも主力会場として選ばれ続けています。
嘘じゃなかった、あの時の言葉
振り返ると、この経験は僕にとって大きな転機でした。
「挑戦したいことは、うちで掴もうよ」
あの時の言葉は本当だった。信じて飛び込んだことは間違いじゃなかった。そう確信できた瞬間です。
同時に感じたのは、任せてもらえた有り難さ。
今回新しいことに挑戦できたのは、既存拠点である関西がしっかりと収益を出してくれていたからです。もちろん、新規拠点や新しいことに挑戦するにはリスクテイクが不可欠ですが、その裏側には支えてくれている仲間の存在がある。だからこそ、今後も本気で挑戦の機会を手にしたいと思うなら、その感謝を忘れず、いざという時に「倉掛に任せてみよう」と思ってもらえるように、日々から仲間の信頼を得ることが大事だと学びました。
今も挑戦の途中にいる
あれから10年以上。
成功も失敗も、数え切れないほど経験してきました。
今は関西エリア責任者として既存事業を担いながら、並行して新規事業にも挑戦しています。
もちろん、すべてがうまくいくわけではありません。
それでも、自ら手を挙げて挑戦の機会をつかみ取れる環境が、ここにはあります。
だからこそ僕は、これからも挑戦を続けたい。
そして、同じように挑戦を楽しめる仲間と一緒に働きたいと思っています。
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スキナには、自分から手を挙げて挑戦できるチャンスがあります。
「今ある経験やスキルに関係なく、本気で挑戦したい」——そう思う方、ぜひ一度お話ししませんか?
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