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こんにちは!ワークスアイディ採用担当です。
今回は仙台支店にて研修・教育のスペシャリストとして活躍する関東さんにインタビューしました。営業職からWebディレクター、そして教育者へとキャリアチェンジを重ね、非エンジニアながら技術研修の講師として多くの人材を育ててきた関東さんの経験と想いをご紹介します。
キャリアチェンジを考えている方はもちろん、人材育成に興味がある方はぜひ最後までご覧ください!
これまでのキャリアを教えてください。
最初は訪問販売で雑貨を販売する仕事を経験し、その後Tシャツプリント会社で営業職を5年ほど務めました。その後大きく方向転換し、知人の紹介でライブハウスのWebサイト制作や出演するバンドの広告フライヤー作成の仕事を始めました。
ただ、ライブハウスでの仕事は自社サイトの更新が中心で物足りなさを感じ、Web制作会社に転職し、Webディレクターとして2年間、プロジェクト管理等に従事しました。
その後、人に教える仕事に興味を持ち、コールセンターのテクニカルサポート職に転職します。6年ほど新人育成トレーナーとして経験を積み、そこからワークスアイディへの転籍という形で現在に至ります。
なぜ人に教える仕事に転職したのですか?
Webディレクターとして働いている際に、お客様にメール設定やWebサイト更新に使用するソフト、画像加工ソフト等の使い方を教える機会がありました。お客様が理解して喜んでくれる瞬間に大きな喜びを感じ、『人に教える仕事がしたい』という思いが強くなったのがきっかけです。
ただ、仙台ではパソコンインストラクターの正社員求人が少なかったため、教える要素のあるコールセンターを選びました。お客様への電話サポートから始め、最終的には新人トレーナーになることを目標にしていました。
現在の業務内容を教えてください。
現在は社内外の研修が主な業務です。社内では中途・新卒向けのIT研修やビジネスマナー研修を実施しています。社外では企業のエンジニア育成をサポートするための研修を提供しています。お客様からご要望いただき、JavaやRPAの研修を実施したこともありますし、現在はデータサイエンティスト養成講座なども担当しています。
部署としての正式な異動は2023年でしたが、2017年頃よりIT関連の研修プロジェクトに参画していました。現在は2人体制でチームを組み、私は仙台を拠点に東京や福岡の企業にもリモートや対面で研修を提供しています。
講師として壁にぶつかったことはありますか?
最大の壁は、自分の実力を超える内容を教えることになった時です。特にJava研修は印象的で、私自身が非エンジニアなのに、エンジニアに教えなければならない状況は大変苦労しました。
RPAやデータサイエンティスト養成講座も未経験の分野でした。新しい技術を理解して教えられるレベルになるまで学習するのは、正直『逃げ出したい』と思うこともありました。しかし『やるしかない』と気持ちを切り替え、最終的には楽しんで学べるようになり、研修の満足度も高かったです。教えることが好きなので、教えられるレベルに達した時には充実感を得られます。
講師として大切にしていることを教えてください。
3つあります。1つ目は『わかりやすさ』です。専門用語をできるだけ使わず、使う場合にはその意味もきちんと説明するようにしています。初学者は分からない用語があると意欲が下がっていってしまうことがあるので、わかりやすさは大事にしています。
2つ目が『楽しさ』です。どんな良い内容も、伝え方が退屈だと台無しです。関連する話題で脱線したり、一緒に手を動かしたり議論し合うコーナーを作るなど工夫しています。
最後が『納期意識』です。特に若手向けの研修では、研修スケジュールを守ることで仕事における納期の大切さを伝えています。納期が過ぎそうな時は事前に相談する習慣も身につけてほしいと考えています。
また、社外研修では特に、ワークスアイディの代表として研修をしているという意識を持ち、責任感を忘れないようにしています。
講師として印象に残っている出来事はありますか?
受講してくれていることに感謝するようになったことです。講師になりたての頃は、居眠りする受講者や欠席・遅刻する人に厳しい見方をしてしまうこともありました。しかし、『親業(おやぎょう)』という子育ての本を読んで価値観が変わりました。
この本には人材育成にも応用できる考え方が書かれており、一方的に教えを押し付けるのではなく、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。寝ている人がいれば『具合が悪いのかも』、遅刻した人には『何か事情があるのかも』と、まず相手の状況を理解しようとするようになったのです。このように考える事ができるようになったのは、私自身にとって大きな成長だったと思います。
また、講師として嬉しく感じる瞬間もたくさんあります。研修後に受講者が現場で頑張っているという話を聞いた時は本当に嬉しくなります。東京などに出張した際に偶然受講者と再会し、私のことを覚えていてくれた時も、すごくやりがいを感じますね。
また、外部のお客様から『すごくわかりやすかった』『楽しかった』というフィードバックをいただいたりした時も、この仕事を選んで良かったと実感します。そういった小さな感謝の言葉が、次への原動力になっています。
ワークスアイディの魅力や強みは何だと思いますか?
『やりたいことができる会社』だと思います。自分がやりたいスキルを身につければ、希望の仕事にチャレンジできる環境があります。私自身も非エンジニアながらIT教育の道を歩めています。
また、役職者と一般社員の距離が近く、上下関係を感じさせない風通しの良さがあります。『部長』『課長』などの呼び方をしないのも特徴的です。距離が近く、堅苦しくなく、意見も言いやすい、居心地の良い環境だと感じています。
働き方についても、テレワークを取り入れるなど柔軟性があります。私自身も研修実施の効率性からテレワークで業務を行うことも多いです。仙台支店は10数名と小規模ですが、みんな仲が良く、アットホームな雰囲気です。
今後の目標や展望を教えてください。
15年かけて培った『伝え方』のスキルを継承できる講師を増やしていきたいです。テクニカルなスキルよりも、分かりやすく楽しく伝える能力を重視した講師育成を目指しています。
また、社内外で実施できる研修メニューを増やし、より多くの部署や企業から依頼を受けられるようになりたいとも考えています。現在はまだチームとしては2人ですが、将来的にはそういった講師をどんどん増やしていきたいです。
講師の立場からエンジニアの魅力を教えてください。
エンジニアの魅力は『成長を実感できる』ことだと思います。IT業界は日進月歩で、常に学び続ける必要がありますが、それは同時に自分の成長も実感できるということです。また、普段の生活では関わらない新しい業界や技術に触れる機会が多いのも魅力です。
私自身、非エンジニアながらIT教育に携わる中で、常に新しい知識を吸収し、伝えることの難しさと喜びを味わってきました。最初は壁にぶつかることもあると思いますが、諦めずに学び続ければ必ず道は開けます。
ワークスアイディでは、挑戦できる環境と成長を支える仲間がいます。一緒にIT業界で新しい可能性を探求していきましょう!