バリュエンスでは、新卒採用において「理念採用※」を重視しています。(※理念採用とは、企業の価値観やビジョンに共感し、それを体現できる人材を重視する採用手法です。)会社の価値観に共感した上でエントリーしてもらい、バリュエンスの「パーパス」「ミッション」「コアバリュー」「バリューマインド」をしっかり理解してもらえるような選考プロセスにしているので、なんとなく入社するのではなく、理念に共感・体現してくれる新卒社員が入社してくれています。今回は、新卒採用を担当されている中田 百音さんにお話を伺いました。
中田さんは、新卒入社4年目で、なんぼやでの営業経験を経て、現在は人事部 採用課で活躍されています。そんな中田さんに、営業から採用課へ異動した経緯や、営業で身につけたスキル、そして就活経験者だからこそ話せる就活のコツについて詳しくお聞きしました。
■「なんぼや」での営業経験から採用担当へ
―バリュエンスに入社しようと思った理由を教えてください。
就職活動中、当時の私は「どんなシゴトがしたいか」「どんなキャリアを築きたいか」といった明確なビジョンがありませんでした。ただ、当然のようにその時期が来たから就活をしていたように思います。その中で、バリュエンスの選考を受け、どんなシゴトがしたいかを見つけるだけが就職活動ではないことに気が付きました。
多くの企業が入社を前提とした面接を行う中で、バリュエンスは単なる選考ではなく、私自身を理解しようと真摯に耳を傾け、就職をゴールにするのではなく自分の人生を軸に就職を捉えるよう助言し導いてくれたように思います。自己分析では自分の人生のビジョンとして「自分にとって大切な人と笑顔で暮らしたい。」という想いを見つけることができました。この想いを大切にしながら就職活動を進め、具体的に何をシゴトにしたいかを見つけるのではなく、人とのつながりを大切にできる環境で働くことで、自分のやりたいことが見つかると考え、バリュエンスに入社を決めました。また、当時のバリュエンスは今よりももっと規模が小さく、会社が新たな挑戦をするステージにあったので、まだやりたいことが明確にない自分でも、この環境であれば見つけるチャンスがあると思いました。
―営業部での経験で学んだことや身についたスキルを教えてください。
私は2年半、なんぼやで勤務し店長代理を経験しました。最も身についたスキルは、相手のニーズを察知する力です。営業部ではお客さまとの関係構築を重視し、さまざまな情報を引き出し、それに基づいて提案を行う必要があるので、自然とヒアリング力や質問力が磨かれていきました。
営業で培った相手のニーズを察知する力は、お客さまとの商談ではもちろんのこと、部下のマネジメントや現在の採用業務にも活かされていますし、ビジネスのあらゆる場面で通用するスキルだと実感しています。加えて、営業を経験したことで、社内の繋がりや店舗での働き方を理解できたため、採用担当として学生の皆さんにより実態に即した説明ができますし、部署間の連携をスムーズに取れるようになったことにもプラスの影響が出ていると感じています。
―なんぼやの営業経験があったからこそ今の中田さんがあるのですね!中田さんが、採用担当者になりたかった理由、キッカケを教えてください。
実は、最初から採用担当を目指していたわけではありません。バリュエンスの選考と入社後の研修を受けて、人事部の新卒チームの手厚いサポートが私に大きなインパクトを与えてくれました。新入社員のキャリアや成長にこんなにも深く関わるシゴトがあるのかと。「自分も誰かにとってそんな存在になりたい」と思い、人事部を志望しました。また、社外の方(求職者)を会社の仲間として迎え入れる役割を持つ、採用という業務に携わることで、私にとっても「大切な人」がより増え、ビジョンの実現に近づくとも思いました。
■自己理解を深めるMSPシートとは?
―他の企業にはなく、バリュエンスらしい採用の特徴を教えてください。
バリュエンスでは、「理念採用」をかなり重要視しています。多くの学生が、就活を内定獲得のための手段と捉えがちですが、人生100年時代において、20代の就活は人生の一つの分岐点に過ぎません。それと同時に、社会人になり初めて入社する企業を見つけ出す重要な決断でもあります。
バリュエンスの採用では、一人ひとりが、自分の人生をどのように生きるのかを考えたうえで、自分の生き方を実現するためにはどうすればいいか、バリュエンスが自分の人生にどう関わるのか、その向き合う姿勢や内容などを重視しています。
―具体的にどういった採用をしているんですか?
「My Sustainable Policy(以下、MSP)」というバリュエンスオリジナルの自己分析ツールを使っています。自分らしくあるための決めごとや、どのような使命(ミッション)を持って生きていきたいかを考え、自分の人生においての役割や自分が歩みたい人生のロードマップを描いていきます。
約4時間、新卒採用担当者と一緒に自分自身に向き合うことで、参加してくれた学生さんたちは、「自分はどんな人生を歩みたいのか」「自分は何のために就活をしているのか」という本質的な問いに向き合い、答えを見出していきます。
―学生の自己分析も一緒に行うのですね。かなり、学生に寄り添った選考スタイルですね。
バリュエンスでは、自身の感情や価値観を大切にし、物事に真剣に向き合う学生を求めています。
社員には、会社のミッションである「大切なものにフォーカスして生きる人を増やす」を体現してもらいたいと考えていますので、自身の大切な価値観や譲れないものを明確に持っている学生こそ、バリュエンスで活躍できると考えています。
この採用プロセスを通して、自分の好きなものを追求したり、自身について前のめりで考える姿勢のある人を積極的に採用しています。
―就活において、学生はどんな準備をしておけばいいですか?
固定観念に縛られず、自分らしい視点で考える就活をすることが大切だと思います。バリュエンスの選考で使用しているMSPシートに限らず、自分なりの自己分析でも問題ありません。
実は、私も学生時代は自分の考えをまとめることが苦手でした。そのため、人に話を聞いてもらって、出てきた言葉を紙に書き出すことを繰り返し行いました。そうするうちに、自分が大切にしていることや、ありたい自分の輪郭が見えてきて、言語化することができました。
私は、自己分析は就職活動のためだけにするものではないと思っています。これからどう生きたいかを、長い人生の中でも大きな分岐点である就活の時期に自分を深く知り、将来の方向性を見出すことができれば、その先の人生をきっと迷わずに進んでいけると思います。ですから、ぜひこの機会に徹底的に自己分析をしてほしいです。
―他にアドバイスがあれば教えてください!
就活仲間を見つけることもオススメです。 就活中に出会う人たちは、大学の友人や家族とは違った存在で、率直に意見交換ができる自分の就活時代の心強い仲間でした。一人で考えるよりも視野が広がりましたし、仲間がいることで気持ちが楽になることもありました。
そして何より、自分らしさを偽らないこと。企業ごとに求める人物像がありますが、それに合わせて無理に自分を作り込む必要はありません。本当の自分で挑むことで、自分自身も企業側も納得感のある選択につながるのではないかと考えています。
■さまざまな個性が行き交うバリュエンス
―最後に、就職活動中の皆さんに一言お願いします!
バリュエンスには個性豊かな人が多く、ありのままの自分でいることを認めてくれる環境があります。イキイキと活躍している人の多くは、自分をオープンにしている人が多いと感じます。ぜひ、自分の大切なことにフォーカスして、自分らしく生きたいと感じている方に興味を持っていただけたら嬉しいです。
そして機会があれば、バリュエンスの選考を経験していただいて、「この考えに共感できる」とか「こんな環境で働きたいな」と感じてもらえたら嬉しいです。就活を通して、皆さんが自分自身についてより深く理解することで、将来なりたい姿や、実現したいビジョンが見えてくるかもしれません。