株式会社バカン [Vacan, Inc.]
いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる。
https://corp.vacan.com/
こんにちは!
私たち株式会社バカンでは「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」のミッションを掲げ、飲食店や空港、街の商業施設といった幅広い場所で、IoTやAIを活用したリアルタイムの混雑情報の配信やプロダクトの提供を行なっています。
今回の記事では、前回紹介したインタビューに引き続き、入社4年目・加藤恵里花さんに、転職するまでの出来事やバカンでの仕事内容などを聞いてみました。
◼︎プロフィール
神奈川県出身。大学卒業後、都内のイタリアンバルで店長をしていたが、とあるきっかけでIoTスタートアップにジョイン。スマートホーム分野にてデバイスの開発、事業開発などを幅広く担当。並行して、ボイスメディアにてIoTニュースを読むパーソナリティとしても活動。2019年4月よりPMとしてVACANに参画。店長時代にJ.S.A.ワインエキスパートとJ.S.A.ソムリエの資格を取得。
− 今はどのようなお仕事をされていますか?
DX事業本部の事業開発部プロダクトマネジメントチームで、PMをしています。PMと言っても、社内にはプロダクトを見るPM(プロダクトマネージャー)/PO(プロダクトオーナー)と、プロジェクトを回すPM(プロジェクトマネージャー)があり、私は、どちらも担当しています。バカンは複数のプロダクトを持っているので、プロダクトを組み合わせて営業チームと一緒に顧客の課題解決を進める案件も多いです。
− プロダクトオーナーとは、具体的にどのようなお仕事ですか?
プロダクトをどのように成長させるか、そして、解決したい課題にどのようにアプローチするかを考え、実現するまでの全般を担っているような仕事です。
社内では、例えば内部で新たな開発案が出た際には、デザインチームへデザインの相談、また実際にそれを作るために開発チームやQAチームへの相談を行い、各所とコミュニケーションを取りつつ、要所要所で意思決定をしながらものづくりをしています。
社内だけでなく、営業チームと一緒に商談に出て顧客の生の声を聞くこともあります。その際は、例えばカメラを使ったソリューションの場合は何を検知したらいいか、検知した情報は何を提供できるのか、そして情報をどういう形で届けるのか等を考え提案をすることもあります。
− 市場にどのようなニーズがあるかをしっかり把握しておかないと、成長できるポイントも逃してしまうようなポジションですね。
そうですね。市場調査はよく実施します。もちろん営業も、売っていく上で何にニーズがあるかは調べていますが、私たちもプロダクトオーナーとして他社の類似製品等との比較もしっかり行うようにしています。
− PMは社内外問わず様々な方とのやりとりが多く、知識もかなり必要だと思いますが、どのようにしてその知識を埋めて、業務を乗り越えているのか気になります。
おっしゃる通りで、周りからPMは総合格闘技に例えて言われたりします。幅広い知識が必要で、顧客と話せないといけないですし、エンジニアと会話できないといけないので、テクノロジーの知識も必要になります。
私はもともとエンジニアのバックグラウンドは全くなく、飲食店の店長をしておりテクノロジーには疎いので…もちろん分からないことは最初は自分で調べます。最低限の知識はニュースやウェブから学ぶ事はできますが、自社サービスを作り込んでいく中で、バカン独自の作りがある部分に関しては、分からないことを恥ずかしがらずにひたすらエンジニアに聞いています。バカンのエンジニアチームは本当に優しくて丁寧に教えてくれるので、初心者でも上手く仕事ができているのだと思います。
− バカンの前はどのような仕事をされてましたか?
最初は飲食業界に入って、飲食店の店長をやってました。その後はIoTのスマートホーム分野のベンチャー企業にいました。
飲食店の店長をやっていた時に、常連で仲が良かった方から声をかけていただいて、IoTの世界に足を踏み入れました。その時にハードウェアの知識や、通信の方式などをたくさん勉強しました。そこではエンジニアが開発したものをテストしていたので、デバイス開発の楽しさや難しさも合わせて経験できました。
その後、自分が関わってきた飲食などのお店とIoTを融合して、価値を提供出来るような会社を探していて、理想的な会社がバカンでした。そして、飲食店をはじめとした混雑状況が一目で分かるサービスが自分にすごく合っていると思っていたので、バカンで挑戦することにしました。
− 常連さんとはいえ、誘われたから行く!という決断力がすごいですね。
当時レストランでの仕事はすごく楽しかったのですが、飲食業界でやりたかったことは、店舗プロデューサーになって、自分の作ったお店でお客さんを笑顔にできて、また明日からも頑張れる元気を与えられるような、そんなお店をたくさん作ることでした。そして、それを実現するためにはまず店長になる必要があったので、現場に出てました。ただ、仕事を続けていく中で「やっぱり飲食業界は限界があるなぁ…」と途中で思いました。お店は夜通し営業していて昼間は基本的に稼働できないため、学びたいことも学べず、疲れや不満も溜まっていて、働く業界を変えるきっかけに繋がったかもしれません。
− バカンの決め手について、サービス面以外で伺いたいです。
自分が開発に携わって、目の前で動くデバイスにワクワクできることや、世の中に広がりが出るようなサービスを作っていることです。そして、大好きな飲食業界とIoTを掛け算してるところは自分にとってすごく魅力だと思いました。
また、ウェブサービスのみを作ってる会社と違い、ハードウェアを扱うのは大変なところもあります。ただ、ハードウェアはウェブサービスの会社に比べ、製品の設計・製造、供給チェーン管理、初期コストの大きさなど多くの複雑さと高コストを伴うため、参入ハードルが高いです。そんな参入障壁の高さも魅力に感じていました。
− ハードウェアを扱う上で気をつけることや、顧客に提供する上で大切にしている価値観はありますか?
プロダクトオーナーとして、顧客の前に出して大丈夫な製品と思えるレベルになっていないと判断した場合は、絶対に出さないことです。過去にはサービスにバグが出てしまうことも多々ありましたが、最後に責任を取るのはオーナーである自分なので、納得できるレベルにあるかどうかは必ず詳細まで確認してからリリースするようにしています。顧客の前に立って全部説明できるくらいには、毎回入念に準備をして臨んでいます。
− エンジニアの方たちとのコミュニケーションは難しいイメージがありますが、そこを円滑に進めるコツはありますか?
バカンにいるエンジニアは気さくで優しい方が多く、一般的なイメージには当てはまらないかもしれません(笑) その上でまずは、自分がその分野に詳しくない事を伝えた上で、知りたい、理解したいから教えてくださいとお願いしています。分からないことを分からないままにしないことが大事だと思います。理解してないのに分かっているふりをしていると相手に伝わると思うので、そこは正直に答えるようにしています。
− バカンのPMやPOにはどういう人が向いてると思いますか?
DX事業本部は特にプロダクトが多いので、いろんなことにチャレンジしたい人は絶対に向いてると思います!サービスを組み合わせて売ることも多く、サービスごとに責任者を置いて、自走しつつチームとして助け合いながら業務を行うので、些細なことでもチャレンジできる環境があると思います。
プロジェクト側にも様々な案件があるので、同じような仕事をやるというよりは、新たな領域に足を踏み入れる機会を楽しめる人や、幅広い業務をやってみたいと思っている人にとってはすごくいい環境だと思います。
− 挑戦に失敗は付き物だと思いますが、落ち込んだ時はどのようにして乗り越えていますか?
失敗を恐れてやらないのは、あまりないですね。嫌なことや大変なことがあったとしても、最悪な状況にはなっていないと思うんです。飲食業界で働いていた時からこの考えは変わっていませんが、「自分ならなんとかできる!」って毎回思うようにしています。大変な時に自分を信じてあげられるのは最終的に自分だけなので、そこは見失わないようにしています。
− どんな人と働きたいですか?
共通で持っていたい価値観としては、チームの雰囲気を大切にできる人です。理由は、笑顔や話し方も非常に大事な要素で、チームの雰囲気を左右するものだと思うからです。あとは、きちんと人のことを尊重できる人がいいですね。
− 最後に、読者の方々にひとことメッセージをお願いします!
ワクワクできることがたくさんあるので、一緒にワクワクできたらいいですね!待ってます!