ユニファーストは、“つくりたい”を形にし、“つくる”を通して社会に貢献する会社です。日本、中国、ベトナムを生産拠点に、これまでポーチやバッグ、アパレル品等の縫製品をはじめ、お客さまの様々な“つくりたい”を実現してきました。
今回は採用担当の池田さんにインタビューを実施。選考フローの特徴や、入社後のサポート体制などについてお話を伺いました!
【プロフィール】
池田 正泰:メーカーの人事職を経て、2020年にユニファーストへ入社。
安心して入社してもらえる体制づくりに尽力
――まずは池田さんのこれまでのキャリアを教えてください。
新卒でメーカーに入社し、人材採用から教育計画の立案・運営、人事制度の改革など、人事関連のさまざまな業務に携わりました。一方で、より自分自身が対応できる領域を広げたいとの思いから、転職活動を開始。ユニファーストは経営陣が若くベンチャー気質もあり、かつ将来のビジョンが具体的に見えたことから、入社を決めました。
当社に入社後は、まず内部統制をゼロから作り上げるプロジェクトチームに配属され、IPOに関わる業務フローや財務面の整備などを行いました。数年後、人材採用を強化する方針にともない、採用関連業務をメインに任されるようになりました。現在は、新卒採用およびキャリア採用に関して、採用戦略の立案から採用実務に至るまで、一連の業務に従事しています。
――募集するポジションと、具体的な選考フローを教えてください。
新卒採用は「企画営業職」と「デザイナー職」を、キャリア採用は「企画営業職」と「生産管理職」を主に募集しています(2025年2月現在)。
新卒採用のフローについては、Web会社説明会参加後に一次面接~三次面接を実施し、内定という流れになります。Web会社説明会は、当社の思いや実際の仕事内容を知っていただき、イメージとのギャップをなくすことを目的としています。具体的には、代表が経営方針や当社の未来についてお伝えしたうえで、現場の若手社員が実務に関する話をしています。
面接に関しては、一次面接は私が担当し、すべてWebで実施しています。また、二次面接は原則対面で(遠隔の方はWebで)部課長クラスの社員と話をしていただき、三次面接は対面での役員面接となります。面接のフローや回数は、キャリア採用の方も同様です。
さらに、新卒のみなさんは昨年より始めた試みとして、毎年8月頃に内定者懇親会を実施し、当社の若手・中堅社員とランチをしてもらっています。10月の内定式以降も、定期的に会社の情報をお伝えするメールマガジンを配信したり、Webで入社前交流会を行うなど、安心して入社いただける体制づくりに力を入れています。
横の流動性を高め、より柔軟なキャリアパスを構築
――入社後の教育やサポートについてはいかがですか?
新卒のみなさんは、入社式の翌日から社外研修に参加いただき、基本的なビジネスマナーや社会人としてのマインドなどを身に付けていただきます。その後は社内外の研修を受講したり、OJTを通じて知識やスキルを習得したりしながら、徐々に実務に慣れてもらいます。
当社の企画営業職の場合、正式配属は8月末以降となります。現在は営業組織が4課に分かれているのですが、8月末までに全課をローテーションで経験してもらいます。そのなかでお客様や組織との相性・適性などを確認しながら、最終的な配属先を決定します。
ちなみに、当社では職種を問わず、新卒入社者が一人前になるまでに少なくとも3年はかかると考えています。というのも、当社は扱う商材が非常に多く、すべて覚えるには時間がかかるからです。だからこそ、メンターの先輩社員がついてしっかりと業務をサポートしますし、不安な事柄があれば何でも相談してほしいと考えています。
――入社後のキャリアパスの特徴は?
企画営業職の場合、早いメンバーで3年で主任、6〜7年で課長に昇格しています。主任までは主に業績評価が中心で、それより上の役職に上がるためには、チームメンバーに対するマネジメントの姿勢や資質なども評価の対象となります。
また、部署間の異動も含め、今後はより横の流動性も高めていく構想があります。例えば、営業部と生産本部は互いの業務に対する理解が求められ、両者を経験することでより質の高い仕事ができるようになるはずです。実際に現在の生産本部の責任者は、かつて営業として高い業績を上げていた者が担当しています。
採用面接では、応募者の強みや得意な部分にフォーカスしたい
――採用面接を行ううえで、池田さんが特に意識していることはありますか?
1対1の関係を意識し、応募者の方々と対等に向き合うように心がけています。特に新卒採用においては、若い学生のみなさんのほうが私よりも柔軟で、豊かな発想を持っているというスタンスです。まずは相手の考えを尊重するという視点で採用面接に臨むようにしています。
また、私が作った理論に「ストロングポイント理論」という考え方があります(笑)。相手の弱みや苦手な部分ではなく、「強み」や「得意な部分」を見ていこうというものです。実際の採用面接においても、ご自身の「ストロングポイント」をどう捉えているかを言語化していただいており、どれだけ自信を持って自分の強みを伝えられるかが大切だと考えています。
――ユニファーストではどのような人材を求めていますか?
この質問はよく応募者の方からもいただくのですが、私は「特にありません」と回答しています。なぜなら、その方の「ストロングポイント」は具体的なスキルや経験で測れるものではないと考えているからです。むしろ、自身の考えを明確に持っていたり、相手の話を一旦受け入れたうえで、自らの主張を伝えられるかという点を重視しています。面接では、ご自身が得意な事柄や好きな事柄について、その理由を明確にしながらぜひ熱く語っていただけたら嬉しいですね。
自らのアイデアを発揮し、世界に1つしかないものを生み出せるやりがい
――今後の目標や展望を教えてください。
今後、さらに組織の規模を拡大していく予定ですが、引き続き入社者の方と会社がwin-winの関係を築けるような採用活動を目指したいです。また、個人的には採用活動だけでなく、人材育成やチームビルディングの分野、また制度設計の領域などにも業務の幅を広げていきたいと思っています。
そして、会社の業務とは離れてしまいますが、いつかは人事の専門学校や大学を設立したいという夢を密かに抱いています。例えば、経理業務を学ぶ専門学校は世の中にたくさんありますが、人事を専門で学ぶ学校はないんですよね。私も15年以上人事領域に携わってきましたが、心理学、チームビルディング、経理的業務、法律的知識、経営学・経済学の観点からの人員計画立案などを、体系的に学んだ経験がありませんでした。そもそもの人事のあり方を含め、そのようなことを勉強できる学校があれば、真の意味での優秀な人事パーソンが世の中に増えるのでは……と考えています。
――それは素敵な夢ですね!最後に、ユニファーストで働く魅力を教えてください。
まず、フラットな組織で、風通しが良くコミュニケーションが図りやすい環境がある点が当社の一番の魅力だと思います。また、働く社員の年齢層が近く、経営陣も若いメンバーが多いため、現場と近い感覚で意思決定をしてもらえる良さがあると感じます。
さらに、当社の仕事には「オリジナルなもの」や「世界に1つしかないもの」を手がけられる面白さがあります。普段みなさんの目に私達の社名が触れることはほとんどないかもしれませんが、いつも使っている馴染みのある商品を紐解いてみたら、実はユニファーストが作っていたというケースも多々あります。
それもすべて、当社がお客様が求める以上の価値ある商品を提案・提供してきた証であり、職種を問わず「想像力」「創造力」を発揮できるやりがいがあるのではないでしょうか。スポーツや趣味の世界など、みなさんの“こんなものがあればいいな”という日々の気づきを、お客様と一緒に形にできる喜びも得られる仕事です。さまざまなアイデアを形にしてみたいと考えるみなさんのご応募をお待ちしています!