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13回転職した営業が語る。カスなソフトハウスの見分け方。

技術系や営業系の転職は、いろいろな企業の情報があり、また、スカウトなどのアプローチも多数。ホームページを見てもさほど印象に差が無く、どう判断したらよいのか迷う事が多いかと思います。学生ならば業界経験が無いわけで、なおさら情報不足です。

ホームページも『どういう会社か』ではなく、『どうみられたい会社か』の情報ですので、参考程度の情報になりますし。(そもそも求職者向けページではないし。)実際、外から見るのと中からでは印象が違う事はあるていどやむをえない話でもあるかなあと思います。


私の場合は転職数13回ですから、その分面談してます。

また、営業ですのでいろいろな会社に行き、いろいろな社長と会ってます。

人材サービス側の経験もありますので、だいたいの構造はつかめています。



正直、つよくてニューゲームしたいです・・・。



したいですが、それは無理と言うものなので、せめてフィードのネタにしてやる!




さて。

中小の開発会社って、どんな種類があるのか?


そらもういろんな種類があります。


ありますが、自社サービスを担いでるIT系の会社は、その事業の内容に文化が影響を受けるはずで、一概に言いづらく、今回のフィードでネタにしづらいです。 ですので、飛ばします。


今回の話は、あくまでカスソフトハウスネタなのです。



さて、カスソフトハウスとは、どういうものでしょうか?



SESだから? 高稼働? 派遣系? 規模? 
客先作業は使い捨ての人間関係が楽ですし、仕事を選べば効率よく経験を積めます。
高稼働は本音はカンベンですが、ぶっちゃけ見合うリターンがあればいいかな?。
規模は、小さいと会社が伸びなかったときにつらい。大きいと権限が得られず、
カス上司がついちゃうとつらい。中から変化させる事も難しいでしょう。
13回転職した人間からすると、どれも重大要素ではないです。(派遣就業の経験はあるよ)



こっちの記事のように20代の時間を投資して、リターンが得られることが重要かなあと考えていました。

【就活中の皆さんへ】就職先を選ぶことは、会社の株を買うことと同じである。 | Wantedly Blog
こんにちは、Wantedly人事部長の大谷です。今年で社会人20年目、人事歴も10年以上になります。これだけ長い間人事の仕事をしていると、本当にいろんな人と出会い、話をします。その中でも、特に学...
https://www.wantedly.com/companies/wantedly/post_articles/58825

まあ、投資して結果が得られないからこうなってんだけどね。



つまるところ、こんな感じがカスかな?(時間投資しても、リターンが得られない=カス)

1.会社の構造が社長の集金システムに過ぎない。搾取モデル

2.巨大な夢を実現するための会社だが、実現方法は特に考えてない。中二病モデル

3.組織の巨大化自体を目的としており、スピンアウトで分離増殖していく。ガン細胞モデル

4.既存の市場構造がこの先もずっと変わらない事を前提にしている。下請けモデル


見分け方。

1.搾取モデル。

むずかしい。 評判サイトでワンチャンあり。

あこぎと知りつつも実行できる人は、実は少ない。社長の人格に問題があるパターンが多そう。
営業やってた経験からも、会社の社長って自己愛性か反社会性のタイプが一般の職種より多いと感じる。

反社会性の社長は、収入のために社長を目指し、人を騙す・計画性や責任感がない・良心の呵責がない。
自己愛性の社長は、自尊心を満たす為に社長を目指し、業績や収入への執着が強く、人を利用する。

共通してあるあるなパターンは、空想のような目標を追っていて、しかもトークを聞いているとうまく行っているように聞こえてしまうが、実際にはほとんどウソで実行すらされていなかったりと言ったようなケース。
なお本人らはその場はマジで言っているので、ウソをついている気配もない。(そもそも罪悪感は感じない)特に反社会性の社長はアピールがうまく、とても魅力的な話に感じられてしまう・・・。
こわい。

しかし安全を確保する為の事前の約束も意味が無い。守られない。

(そもそも、法律すら守らんし。)

離職率は高いはずなので社員の年齢構成を聞こう。(離職率自体を聞いても、答えが真実かは不明。)
若手と老人が極端に多いケースは、若手が数年で即転職しているパターン。中堅に至らず飛んでる。
もちろん、最近新人採用始めましたーのパターンがありうるので、そこは注意。マトモかもしれない。

その他、自己愛の社長は自分は悪くないし優秀と思ってるはずなので、過去の離職者や社員を極端に悪く言えたり、結構ありえん事も口にしてくれたりはする。
過去、入社面接に行った会社で、自社の社員がいる場で『早く会社売りたい』いうたアホもいた。
同席の営業さんはとても恥ずかしそうであった。 早く転職しろよー。



2.中二病モデル。

戦略とスケジュール感を聞こう。

【イケイケベンチャー系】と【技術者の夢】を追うパターンがある。個人的にはどちらもキライじゃない。会社は目的があって設立されるべきだし、社員で共有する大目標も必要なものだし。

イケイケの方は、かなり短いペースでのありえない成長を考えていたりする。SES(BPへ仲介営業メイン)企業から一気に有名な大手になるぞ!的な。技術はLamp系のイメージ。体育会系。社長は極端に若い。かなーり大変だろうが、楽しかろうとは思う。ちなみにそれ系に実際に入社した事もあるが、その会社は今はもう存在していない・・・。

技術者の夢系は、技術的に優れていたり、技術者が働きやすかったりというナニカを実現する為に会社を作ったパターン。 市場を無視しているケースが多い。
市場を無視したビジネス=利益が低い。なので、利益が少ない事から発生する諸問題を味わう事になる。
会社によっては、お決まりのエース格の離脱あたりから急速にブラック化をしていくイメージ。
営業軽視の技術者社長が多いかな・・・。 ま、仕方ない。
市場に沿いつつも、技術的優位性を持ったナニカを担いでいるのであれば、それはもちろん悪くない。



3.ガン細胞モデル

採用人数が多く、採用ハードルが低い。社歴と社員数のアンマッチ。営業が多すぎ。

このモデルはIT向け派遣会社モデルの完成形だとおもう。本当にありえない期間で社員数が伸びる。
組織を巨大化することはSI業界では有利に働く為、なんらおかしなことではない。問題は

平均スキルの質。

ヘルプデスクやサーバー監視、コールセンター。事務。 ※ヘルプデスクは対象によるかも。



何年やろうが『技術者』としてスキル伸びるわけないだろ。

伸びないが、未経験者は次々に入ってくる。営業はとにかく社員を現場に入れていかないと回らない。
スキルつかないからとかいって、撤退させてる場合じゃない。ロースキルは常に入ってくるんだ!
営業も仕方ないから技術者にはウソついてなるべく引っ張る。他人の人生のうちスキルアップに使わなくちゃいけない時間をカネに変えて、さらに次の他人を採用する。そんな仕組みだとわかってるから営業の離職率もきわめて高い。中にはメンバー引き抜いて離職する営業も出る。しかし、派遣会社モデルの完成形であるがゆえ、修正点などない。単に別の場所に転移したに等しい会社がまた生まれてしまう。
これはもう、とまらんなー。 

30代を過ぎたロースキル社員が会社の重荷となっていくが、さらに若いメンバーがガンガン
入ってくるので拡大し続ける限りは潰れない。35歳くらいで仕事が減った実感をしたあたりで辞めていく
人が多いしね。(もちろん、そのタイミングでの転職はすでに遅い。)

リーマンショック時は、さすがにロースキルを解雇してた。400人の会社が150人になってた。
似たようなモデルの会社で営業したこともあるが、オレはもうゴメンだね。



4.下請けモデル。

特定の大手との関係性押しの求人・無借金経営自慢傾向・戦略を聞こう。

古くからある。しかし、現状に即したモデルではあるため、新しい会社でもこのモデルはありうる。
当然、SI業界では営業的に有利に働く為、なんらおかしなことではない。

しかし、やっぱりスキルが・・・。伸びない。



仕事を内容ではなく取引先との関係維持を重視して選ぶため、技術的には伸びづらい。(一本のプロジェクト期間は長くなる)また、炎上時にも取引先を救うべく一緒に戦うので、高稼働になりがち。
そんな案件に我々がBPとして参加した場合、お互いに『なに言ってんだコイツラ』状態になるほど常識が違う。マジすごい。『お客様』=『エンド』ではなく、『お客様』=『取引先のSIer』と言う思考。

それって職業倫理的にどうなんだ。


なぜこうなるのかだが、特定の取引先との関係を重視して新規開拓の営業を行っていない為、特定の取引先に対しての発言力がとても弱くなっているためだったりする。


特定の取引先との関係を維持していればいいので、それ以外の特別な戦略はない事が多い。複数のパターンのカスソフトハウス回避に有効なので、戦略は必ず聞くようにしよう。

投資して回収すると言う概念がない事が多い。それでやってこれている。なので、資金調達の必要がなく、無借金経営が多い傾向があると思う。無借金自体は悪い事ではないが、経営者が誇って言う事ではない。少なくともその経営者はコーポレートファイナンスの学習はしていないはずだ。
経営判断時のリスク回避傾向も強い。未経験者採用を行うのは、社員が減って困り始めてからとなる。

今時、Java1.5(Struts)とかCOBOLで保守とかやってて、この先SI市場が崩壊したら、どうするんだろうな・・・。永遠に終わらないと思っているのかもしれない。
すでにエンドでは自社でアジャイルチーム抱えたいという会社がだいぶ増えてきているのに・・・。



結論

①経営戦略は絶対に聞け

②成長の方法を外部の何か(取引先や技術)に依存してたら、それがダメになったときのコンテンジェンシープランを聞け。

③営業多すぎの場合は、その背景に注目すべし。

④年齢層の分布は聞こう。

⑤可能な限り、その会社について調べよう。

⑥間違ってはいっちゃったら、抜けられるうちにとっとと再転職しろ。


ここで書いたらさすがに怒られるだろうなあということは書けないので、気になる方は直接問い合わせください。 人材紹介会社の仕組みとか、派遣会社のテクニックとか、まあいろいろあるんだ。
ネタにつかえたら、ネタ探しが楽になるんだけどなあ・・・・。




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