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「できっこない」に挑むのがモノづくりの醍醐味──顧客に寄り添う2人のPdMが目指す未来

THECOOには4人のPdMがいます。「Fanicon」を創った星川 隼一と、ヤフー・LINEでPMを経験してTHECOOに転職したjack。そして、2020年に新卒入社し、2021年にPdMへとキャリアを変えた山﨑 翔馬と青野 悠斗。今回は山﨑と青野が、今の想いや目指すキャリアについて語ります。

「人」に惹かれ新卒でTHECOOに入社。PdMに挑戦するまでのキャリアステップ

▲Faniconビジネス入社4人の写真

「Fanicon」のビジネスサイドを経由して、PdMへとキャリアを変えた山﨑と青野。どのような経験を経てPdMの仕事に挑戦するようになったのか、就職活動時代から振り返ってもらいました。

山﨑 「就職活動から入社までの流れは前回のインタビューでもお話しさせていただきましたが、就職活動ではtoCのプロダクトを持っているITの事業会社を中心に見ていました。重視したのは、そのプロダクトに関心が持てるかどうかと、そこで働きたいと思えるような企業カルチャーかどうかの2点です」
青野 「僕は、就職活動は正直あまりちゃんと考えていなかったです。ただその中でも、スーツを着て仕事するのは嫌だなーとか、研究者になろうかとも思っていました。いろいろ悩む中で、『ベンチャー企業で優秀な方が多くいる』『変化し続けることができる』という軸で、企業を探そうと決めました」

2人の会社選びの共通点は「社員」と「カルチャー」。そんな2人の目に、THECOOはどう映ったのでしょうか。

青野 「入社の決め手は人ですね。面接で8人くらいの方と話していく中で、優秀な方が多いと感じました。エンタメが好きだったというのもありますが、どの会社よりも優秀で賢くておもしろい人たちが集まっているのがTHECOOでした。あと、新卒1期生だったというのもあるかもしれません(笑)」
山﨑 「それは僕もあるかもしれないです。面接で会う人たちがおもしろく、『こういう人たちと一緒に働いてみたいな』と感じるようになり、入社を決めました。それに、新卒第1期生なので、何かチャンスがありそうだなと思って」

新卒1期生として入社した山﨑と青野。入社後は、どのような業務をしていたのでしょうか。

青野 「入社して半年はBD(ビジネスデベロップメント)として、『Fanicon』を利用してくれるアイコン(アーティストやタレント)の新規獲得及び導入提案営業をしていました。その後、9カ月ほどCS(カスタマーサクセス)の業務をしてからPdMの部署に異動しました。

実は、BDに行く前からPdMの部署への配属を希望していました。入社後、隼一さん(Fanicon事業部長・星川 隼一)の研修を受けた時に、自分が持っていないものをたくさん持っている人だと感じ、隼一さんの下で働きたいなって思ったんです。ただ、新卒でPdMを経験するよりも、いろいろな部署を経験してからPdMに挑戦した方がいいと言われたこともあり、キャリアのスタートはBDに決めました」

入社時からPdMとして働きたいと思っていた青野。星川の存在以外にも、PdMという職種に興味を持った理由があったと言います。

青野 「Webのベンチャー企業で開発業務に携わってみたいという想いも少なからずありましたし、研究や勉強が好きだったということもありますね。開発領域に携わっている以上、勉強は必ずしないといけないので、僕にとっては魅力的な環境でした」

※山﨑の入社後以降のエピソードはこちらから。
裁量、熱量、楽しさ…すべてがあるTHECOOこそ、僕らの成長フィールド

PdMは完成図を描き設計図を作る仕事。ユーザーの声に寄り添い課題解決を目指す2人

▲開発部若手4人組で飲み行った時の写真

THECOOの開発組織には、3つのルールがあります。1つ目がFamily first(家族優先)。2つ目がFocus on Users(ユーザーにフォーカス)。そして3つ目がPM CALL(最終意思決定はPdM)。最終決断を担うPdMの仕事について、山﨑と青野に聞いてみました。

山﨑 「THECOOのPdMの仕事は多岐にわたりますが、プロダクトに何を実装するかを調査して決めて、それを仕様に落とし込んで進めていくのが基本的な仕事です。

新しい機能を作る時にはアイコンと実際にお話しして、『ここが使いづらい』『こんな機能があったら良い』というアドバイスを基に、それをどう解消・実現するかを考えています。『Fanicon』はアイコンが使ってくれるサービスでもあるので、アイコンやファンを起点にプロダクト作りをすることが多いです」
青野 「僕のPdMのイメージは、完成図を描き、設計図を作る人です。最近、ブロックのおもちゃにハマっていて、恐竜とかを作るのですが、いわばその組み立てをするのがエンジニアで、その設計図を作り、完成図を描くのが僕らPdMです。

『どういうモチーフにしたら人気が出るか』を考え完成図を作成したり、時には設計図を細かく書いたりするのが、PdMの仕事だと思っています。それこそ法律的に『こういう設計の仕方をしていいのか』なども含めて考えることも出てくると思います。

僕はとくに、新しい機能をどういうタイミングで作るかを常に考えています。例えば、チケットであれば、競合他社の方が売り上げが高いので、そこより売り上げをあげるにはどうすれば良いかを常に考えながら開発し続けています」

新しい機能を常に考えていると語る青野。実際にはどのような流れで、新しい機能が追加されていくのでしょうか。

青野 「『Fanicon』のチケット機能は、リリースしてから間もないため、ほかのチケットサイトにはある機能が一部備わっていない部分があります。足りない機能や必要な機能は、ビジネス側やアイコン側から要望として上がってくるので、そこをまずは埋めつつ、自ら調べて企画することもあります」
山﨑 「何を作りたいかよりも、どのような課題を解決するかが大切だと思っています。だからこそ、いろいろな方と話し、広く意見を聞いて集約する中で課題を設定しています。今の僕らのフェーズだと、他社の機能が参考になるケースも多いので、それを『Fanicon』にどう組み込んでいくのかを考えています」

ユーザーの声を反映しつつ、他社の事例も参考にしながら競合調査もしている山﨑と青野。そんな彼らが、ビジネスサイドから開発チームに異動することで生まれた気持ちの変化とは。

山﨑 「動き方が変わったと思います。ビジネスサイドにいた時は、僕たちがアイコンに寄り添うので、どちらかというとリアクションの比重が多めでした。開発部に異動してからは、リアクションよりも『自分から動く』コミュニケーションや対応が増えた気がします」
青野 「CSやBDは与えられた武器で戦う人たちで、PdMは武器を与える人なので役割が全然違うと思います。PdMは、『今できないこと』を挙げてもらって新しい武器を作るので、アイコンからの要望の見方が変わりましたね」

「できっこない」に挑み続ける──「Fanicon」メンバーはVisionの体現者

▲山﨑:広島のカキ小屋前にて

Fanicon事業本部では50名近いメンバーが働いており、開発部メンバーはサポートチームを含めて19名(2022年2月現在)。そんな組織でPdMとして働く2人に、「Fanicon」の魅力を聞きました。

青野 「新しい機能が増え続ける、Web3に挑戦しようとしているなど、変化し続けようとしていることですね。上の人も変化し続けようとしているのは、良いところだと思います」

「Fanicon」に携わるメンバーの魅力は「チャレンジ」と語る2人。周囲の「チャレンジング」な姿勢に、刺激を受けていると語ります。

青野 「開発部側に来て特に強く感じたのですが、『できない』と言われたことがないですね。できないじゃなくて、どうやったらできるかを考えるメンバーが多いので、頼もしいしおもしろいなと思います」
山﨑 「開発部は特にその気持ちが強いです。Fanicon事業部全体では、【With fan, More fun. Fanicon】というコンセプトを体現するために、時代やユーザーに合わせながら、全員が同じ方向を見ながら日々チャレンジしていると感じます」

現在山﨑はEC、青野はチケット領域を担当しています 。それぞれの領域では、「Fanicon」をより良いサービスにするために、どんなことを心掛けているのでしょうか。

山﨑 「EC領域は、好きなアイコンさんのグッズが届くとか、手に取った時の手触り感や嬉しさを提供できていると思います。商品の購入を通じて、もっと応援したいと思ってもらえる体験を届けられたらいいなと思います」
青野 「チケットにもECにも共通することですが、ファンコミュニティがあってチケットやグッズを販売できるのは強いと思います。僕たちにとっては『ファンの方が求める、使いやすいチケット機能を作る』という指標ができますし、ユーザー的には『Fanicon』の中でチケットもグッズも販売できてライブもできます。すべて『Fanicon』で完結できるのが魅力なので、その利便性をもっと高めていきたいですね」

チケットやEC機能の拡大が「Fanicon」の成長につながると語る2人。常に新しい機能を作り続けている開発部のメンバーについて、こう語ります。

青野 「開発部は、勉強したい人にとっては魅力的な先輩が多いと思います。THECOOの中でも特に勉強し続けている人が多い部署だと思っています。

癖があるメンバーばかりですが、嫌な人は本当にいないですね。若い僕らにも対等に接してくれています」
山﨑 「事業会社なのもあると思いますが、モノづくりが好きな人が多いと思います。だからこそ、どうやるかを考えるのが好きで、それを知るためにみんな学ぶのかなと思います」

開発部のメンバーは、「かっこよく作る」のではなく「ちゃんと使えるものを作る」ことにこだわっていると語る山﨑。開発部のモノづくりの考え方を、こう捉えています。

山﨑 「合格ラインが80点の場合、120点のものを作る必要はないと思っています。求められるのは、81点のクオリティを担保した、ちゃんと使えるもの。工数をかけて120点のものを作るんじゃなくて、まずはちゃんと使える80点のものを作り、ブラッシュアップしていくイメージですね」
青野 「ゼロイチを作るのが好きな人が多い気がします。だから新しい機能にも抵抗ないですし、できないとも言わないし、とりあえずやってみたいって感じですね」

より大きく、周りに真似されるようなプロダクトを作りたい──2人の今後の目標とは

▲新卒メンバーで旅行に行った時に撮った写真

ビジネスサイドからPdMにキャリアを変えた2人。今後THECOOで挑戦したいことについて語ります。

山﨑 「スクラッチの機能に並ぶような大きな機能を作りたいと思っています。作ったものが受け入れられてユーザーが喜んでいる状態が僕は好きなので、自分で新しいプロダクトを作ってみたいですね」
青野 「僕も翔馬と一緒ですね。新しい機能を世の中に出して、それが受け入れられる状態を作りたい。Faniconから生まれたスクラッチ機能は、ファンクラブ/ファンコミュニティ業界全体にインパクトを与えている気がしていて、そういう状況を作れるようになりたいと思っています」

ECやチケットに新機能を作りたいと語る2人ですが、「Fanicon」本体にECやチケットに並ぶ新機能を作ることに関しては「あまり考えていない」といいます。

山﨑 「まずは自分が担当している領域をもっと良くして、真似されるようなものにしていきたいです。その中で新しいプロダクトを作っていきたいですね」
青野 「そもそも『Fanicon』だけをやりたくて入ってきたわけじゃないです。今もチケットを人生のテーマにしているわけでも『Fanicon』を人生のテーマにしているわけではないです。今はチケットを与えられているので、チケットの中で考える思考になっている感じですね。なので、『Fanicon』を与えられたら『Fanicon』の新しいものを考え始めると思います」

どことなくエンジニアメンバーと同じ感覚を持つ山﨑と青野。モノ作りが好きな2人が、今後一緒に働く人に向けてメッセージを送ります。

青野 「変化をし続けたい人と一緒に働きたいなと思います。変化を恐れない人には楽しい環境なので、一緒に働けるのを楽しみにしています!」
山﨑 「一緒に『できっこない』に挑み続けましょう!」

THECOOは「できっこない」に挑み続けることができる会社です。年次も経験も関係ありません。何歳になっても未踏の地を開拓し続けたい方と一緒に働けるのを、楽しみにしています。

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