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TAMでは、若いメンバーにマネジメントの機会を積極的に任せています。「社長」や「リーダー」という肩書きは、偉さの象徴ではなく、チームを動かす“実習の場”としての意味を持ちます。子会社化や新チームの立ち上げを通して、リーダーを増やす文化を築いてきました。そんなTAMの環境の中で、27歳のときにチームの代表としてマネジメントを任されたのが引野文也さんです。
“無理無理無理”から始まった学び
株式会社OHTAM 代表取締役 引野文也
学生時代、アルバイト先の飲食店でECサイトの立ち上げを経験。そこでECの可能性や楽しさを感じ、新卒でTAMにジョイン。現在はECチームの責任者として、EC領域の上流から現場支援まで幅広く従事。上流戦略はデジタル接点・ECへのアウトプットを得意とする
引野さんが担当するのは、EC事業を担う約25名のチーム。デザイナー、エンジニア、マーケターが混在し、クライアントの売上向上を目的としたサイト改善や運用支援を行っています。少数精鋭でプロジェクトを進めるため、リーダーには“現場もわかるマネジメント”が求められます。
事業を担うメンバーが集まるオンラインミーティングの中で、前任者から「次は引野くんがまとめてみたら?」と名前が挙がったのが始まりでした。その瞬間、頭に浮かんだのは「ありえん、ないな」という言葉。「無理無理無理」と心の中で繰り返したと振り返ります。
それまでも取締役として一部の経営には関わっていましたが、ECチーム全体を任される立場になると、思っていた以上に「自分の思い通りにならないこと」ばかりでした。数字や責任のプレッシャーもありましたが、それ以上に「人にどう声をかければいいのか」「どんな言葉で伝えるべきか」に悩んでいたそうです。
自宅でSlackのメッセージを見返しては、「自分がしっかりしないと」と焦りが募っていきました。けれど翌朝オフィスに行くと、メンバーたちはいつも通り仕事をしていました。その姿を見て、「自分がチームを動かしていると思っていたけれど、本当はチームに支えられているのかもしれない」と感じたといいます。
そして、少しずつ“引っ張る”よりも“頼る”ことを意識するようになっていきました。
“頼るリーダーシップ”の手ごたえ
最初の頃は、自分がすべてを把握しなければと思っていたそうです。けれど、それではチームの動きが鈍ってしまいました。TAMのチームは、役職ではなくスキルと関心で役割を分担します。プロジェクトごとに誰が意思決定を担うかも変わり、メンバーそれぞれが主体的に案を出すのが日常です。
「最初は“リーダーが決めるべきだ”と思っていました。でも、みんなで決めた方が早いし、結果的に良いことが多かったです」
意見がぶつかることもありました。「あなたはここが足りていないと思う」と伝えたとき、「意味わからない、もっと教えて」と返してくれた、自分よりも年上のメンバーがいたそうです。その一言が、チームとの関係を変えるきっかけになりました。
そうしたやり取りの中で、「任せる」という感覚が少しずつ生まれていきました。任せることは思っていた以上に難しく、うまくいかない時間が続くこともありました。それでも、相手のやり方に委ねた結果、自分では辿り着けなかった成果が生まれることもあったといいます。
「AIを活用したECの取り組みでは、メンバーの米本さんの発想がチームを大きく動かしてくれました。自分だけでは絶対に辿り着けなかった考え方で、それが札幌でのイベント開催につながりました」
誰かに頼ることは、弱さではなくチームの強さです。そのことを実感するたびに、マネジメントの見方が少しずつ変わっていきました。
チームと見つけた成長の景色
時間が経つほどに、引野さんの考え方も変わっていきました。就任当初は、目の前の数字や結果ばかりを追っていましたが、今では「できること」と「まだできないこと」の輪郭がはっきり見えるようになったそうです。
「当時は、何を考えればいいのかもわからなかった。今は問いが見えてきて、その答えを探す不安に変わりました。そう考えると、少しは成長したのかもしれません」
AIなど、環境の変化はとどまることを知りません。それでも、マネジメントに対する考え方は変わらないといいます。
「リーダーを目指すとか、肩書きを追いかけることではないと思います。任せてもらった仕事をどう楽しめるか。その中で人と関わり、自分がどう変わっていくかを見ていくこと。それが一番、学びの多い時間になるんじゃないかなと思います」
TAMでは、“100人の社長を創る”というスローガンを掲げています。若いメンバーが経営やマネジメントを経験することで、チームのあり方そのものをアップデートしていくことを目指しています。引野さんの歩みは、その文化の中から生まれた実践のひとつです。
変化の激しい時代に、肩書きや役職ではなく、“変化を楽しみながら学び続ける人”を増やしていく。TAMが目指すのは、そんなチームが広がっていく未来です。
[取材] 岡徳之 [撮影] 藤山誠