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こんにちは!スパイスファクトリーでエンジニアインターンをしている小野です。
長期インターンを始めて早4ヶ月。独学や学校での体験とは違う、良かったと思う点やちょっと後悔している点などをまとめました。
これからインターンを始める人、あるいはインターンをしようか迷っている人のお役に立てばと思います。
目次
- 机上の学習ばかりで進む学生生活、これでいいの?
- 独学と違ってここがいい!
- ユーザー視点
- 丁寧なレビュー
- ちょっと後悔したこと
- 新卒として働く前にインターンに出る意義
- 最後に
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机上の学習ばかりで進む学生生活、これでいいの?
本題に入る前に、そもそもインターンを始めたきっかけを軽くお話ししようと思います。
端的に言えば、実務経験を積みたいと考えたからです。
私の通っていた専門学校では主にIPAの試験の学習をカリキュラムとして行なっており、実機に触っての演習はかなり少なかったです。その状況で、学習を積んで就職して……と想像しても、エンジニアとしてコードを書いて働く自分の姿のイメージが湧きませんでした。そこで、プログラミングスクールに通った後に独学でWebアプリの開発を行うようになりました。
しかしある程度開発が進むと、自分の知っている範囲の知識だけでコードを組んでいたため、成長速度が遅くなったと感じました。そこで、実務経験を積めば知識の幅、行える実装の幅が大きく広がるのではと考え、長期インターンを始めようと決心したのが私のインターンの始まりです。
インターン先を探す中でいくつかの会社の選考を受けましたが、スパイスファクトリーの選考を受けて感動したのはそのスピード感です。面接の日付指定を1週間以上先の日付から、と指定する企業もある中で、当日中、早いと2時間ほどで面接の選考結果が返ってくるのは衝撃ですらありました。
実際働いてみてもそのスピード感と業務の効率化は徹底されており、本来の業務に集中できる環境が整っていると感じます。
独学と違ってここがいい!
スパイスファクトリーではインターン生は研修から始まります。私は未経験枠だったので長めに期間が設定されていましたが、経験がある人はごく短い期間で研修を終えて実務に就くこともできます!
私がインターンを経験した上で、独学では絶対に得られないと思った成長ポイントは、主に以下の2点です。
ユーザー視点
スパイスファクトリーはクライアントワークでありながら、完成品を納入するのではなく、クライアント参加型で開発が進められます。
重要なのは、クラインアントには非エンジニア、つまりユーザー視点をもった方もいるということです。
リリースする前に、リアルタイムでユーザーの声を聞けるというのは、貴重な経験でした。ユーザーの指摘や要望には、私自身全く気づかなかったものや、良かれと思っての行動が裏目に出ているものもありました。
個人で開発していた時、開発者としてユーザーの側に立つということが重要だと分かっていても、自分がその視点で開発物を見ることができているかというと、自信がありませんでした。今思えば、実際にユーザーの声を聞く機会がほとんどなかったからだと思います。インターンを通していくつものレスポンスを受け取ることで、ユーザーの見方や考え方に確実に近づくことができました。
丁寧なレビュー
研修のコードも丁寧に、しかも複数のレビュアーにレビューしてもらえます。
私は身の回りにエンジニア学生がおらず1人で開発をしていたことから、動けばいいという感覚で開発を行なっていました。今考えればちょっと怖い話です。複数人で開発する場合、どこにどの処理が書いてあるのか、すぐに把握できる可読性は特に重要です。研修の時点で先輩エンジニアから、動くけれども開発言語の書き方として正しくないものや、冗長になっているものなどを一つひとつ指摘してもらえたので、読みやすいコードの書き方、より簡潔なコードの書き方を学ぶことができました。
また、1文字違うだけで生まれるセキュリティホールや、必要以上の機能を導入してしまったライブラリ群について指摘されたこともあります。
このような、普通に動かしているだけでは気づけない部分をレビューでいただけるのはありがたかったです。知らないものはインターネットで検索すればいいですが、気づけないもの、疑問を抱けない問題については、自分より技術の高い人に指摘をもらうことが成長への一番の近道なのだと思います。
ちょっと後悔したこと
実のところ、インターンを始めたことには一欠片の後悔もありません!では何を後悔しているのかというと、もっと真面目に勉強しておけば良かった、という一点です。専門学校で応用情報の勉強をしていた時、こんな古い技術使わないでしょ、低レイヤーは関係ないし、などと習っている技術を軽視している部分がありました。本当に反省しています……。
インターンで技術を使っていく上で、調べてみると習った技術が元になっていたり、トラブルの原因を調べていくと低レイヤーでの問題に行きついたり。手を動かして気づいたことが、しまい込んでいた知識と結びついていくのです。
インターンを始めたことで、机上の勉強だと軽視していた知識に価値を見出せたことは本当に嬉しかったです。ただ同時に、もっと真面目に先生の話を聞いておけば、と思いました。
新卒として働く前にインターンに出る意義
さて、ここまで書いたインターンのメリットは新卒でも同じことが言えるかもしれません。それでも、私は新卒で社会に出る前にインターンをやるのは大きな意義があると考えます。
学生という勉強に集中できる身分で一足先に社会を見ることができれば、実務経験を詰んだ上で学ぶ内容を精査することができるからです。
何に使うのかいまいち把握できていない勉強は、モチベーションを保つのが難しく大変ですよね。
実務を経験すると、自分に足りていない技術や能力がいやでも見えてくると思います。新卒であれば仕事をしながらそれを改善していくしかありません。でも、学生なら足りない部分に集中して勉強する期間を年単位で設けられるのです。
私の場合、休学してインターンを行なっているため、復学したら何を勉強していこうか、スパイスの社員に相談しながら考えている状態です。そうして自分が学ぶと決めた勉強は、納得して続けられると思います。
学校の勉強とインターンのどちらを重視するのか、インターンを始める前は迷っていました。しかし、この心配は全くの杞憂でした。学校で積んだ学びがインターンで意味を持ち、インターンの経験が自分に必要な学びを発見する、というように、相乗効果でより自分のスキルを高めることができるからです。
学生のうちにインターンを行うことは、学校での学びをより有意義なものにする力があります。
最後に
学業との両立や個人開発との両立で、長期インターンを始めることを躊躇する人もいるでしょう。しかし、それだけで選択肢から外すには惜しい機会です。私のように学校でチーム開発の経験を積むのが難しい人や、プロのエンジニアの仕事を知りたい人、エンジニアとして働くというイメージを固めたい人にとっては、特に有意義な経験になると思います。
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スパイスファクトリー株式会社
世界がより良い方向に向かう"触媒"であることをビジョンとし、他の先進国に比べてデジタル化が遅れていると叫ばれる日本において、より社会貢献性・公共性の高い領域でのDXを促進し、デジタルの力を使っての社会課題解決を目指しています。代表を含めエンジニアが4名で立ち上げ、創業以来5年間、売上高は継続して150%成長。人数も直近1年間で2倍の60名規模になっています。
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