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私が最高であることを忘れないために

これは私がどこかでなにかの仕事をしていたときのはなし。

上司からパワポを使って「いかに私がダメな人間で存在意義がないか」を説明された日、私は泣きながらその会社を辞めることを決めました。
やりたくてやっていたことなんかひとつもなかった。ずっと私らしくなかった。そんな私らしくない私を否定されるというフシギ。いったい誰のために何をやっていたんだろう。

私がおかしいんだろうか。いや、私はおかしくない。

私は…私は…私が最高なのを忘れそうだ!

そう叫んだあと、私が最高であることを忘れないために、その会社を辞めたのでした。

そして時は経ち、さくら事務所に入社しました。
大きな愛と小さなクセに満ち満ちていて正直に言って戸惑いました。どちらも職場で対峙したことがないものだったからです。

最初は「不勉強なので…」「私がやってもいいものでしょうか…」とウジウジウダウダ言って何をするにも言うにも尻込みしていた私でしたが、「大勢に影響はないんだからどんどんやっちゃって!」「俺を取材スケジュールでパンパンにして!」などなど、「なんでこんな入ってきたばかりの私にそんなに任せられるの!?」と思ってしまうような声をたくさんかけてもらい(さくら事務所こういう人多いです)、「とにかくやるしかない!」というモードになったのでした。つまり、前の境遇と打って変わって、入社した瞬間から自分の存在意義がありすぎてたじろいでいたのです。

最初はただがむしゃらで、入社3カ月頃のとき、代表の大西、いや、大西さんに「どう?仕事は楽しい?」って聞かれたときに、「正直、手放しで楽しいとはまだ言えないです」と返したら、「でも楽しいって色々あるじゃない?」って言われて、そのときはよくわからず考え込みましたが、今になってみるとなんかわかります。

ちょっと書いちゃいけないレベルの話かもしれませんが、私、元々仕事ってそんな好きじゃないんです。オタクなので自分の時間いっぱいほしいし、仕事はそれを楽しむためのお金を稼ぐ手段でしかない。

ただ、私は自分が想像していた以上に欲深く、結局のところ、仕事においてあらゆる面で納得がしたかった。自分の納得のいく環境やルールの中で、納得のいくサービスを売り込み、納得のいく評価を仕事に求めていたのです。この「納得」がそれはそれは気持ちがいいもので、清々しさすらあり、「あれ、これが楽しいってことか」とやっと気が付いたのでした。

この楽しさに気付き、自分の納得のいくかたちで仕事に取り組み始めてから、自然とメディアの方にさくら事務所が伝えたいことを発信してもらえるようになり、それがダイレクトに世間の人や業界に伝わり、社会にも少しずつ広がっていって、会社の人からは「ありがてぇ~」と言ってもらえて、自分はめちゃくちゃ気持ちがいい。「ちょっと待って、これが噂の五方良しってやつ!?」とあとから身をもって自社の理念に共感したのでした(さくら事務所は五方良しと言ってご依頼者様・業界・社会・会社・自分のすべてに良い在り方を理念としているのです)。いやーやっぱ理念に共感するっていうのは案外難しいものです。

最後に私は言いたい。

ほら、やっぱり私は最高だったじゃないか!

すべてにおいて最高な場所、ましてや職場なんてほとんどないでしょう。
ただ、最高な自分でいられる場所ならきっとあるし、そういう場所は自分自身で作れるということを知りました。もちろんそれなりの努力と根気は必要でしたが、少なくともさくら事務所は、私にとってのそこでした。

今のあなたが最高でありますように。もしも昔の私のような人がいるのなら、あなたが最高であることを私が、さくら事務所が教えます。

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